何かを創作するときのアイデアは

常に自発的とは限らない。

 

受け身だったこそ出てきたアイデアもあるのです。

 


 

こんにちは。

陶芸家でアートセラピーカウンセラーの

辻本喜代美です。
(はじめましての方、プロフィールはこちらです)

 

 

今回は私の作品から

お話を進めていきますね。

 


 

水滴(すいてき)という道具をご存知ですか?

 

それは書を嗜む方のための道具。

つまり文具です。

 

 

数年前まで、私は全く知りませんでした。

でもね、一人の書家さんに

オーダーをいただき、

水滴という道具の存在と

その使い方を教えていただきました。

 


 

水滴は硯内の墨に水をさす道具です。

 

「水滴のてっぺんには穴があります。

水はここから注ぎます。
てっぺんの穴を指で塞いでから、水滴を傾けます。
塞いだ指を離せば水が出ます。

これを繰り返すことで一滴ずつ注げます。」

 

 

そういう使い方をするのね!!

 


 

知らなかったことを知る。

 

すると世界が広がります。

 

 

今までも「書」や「墨」という世界に

関わっている方は何人も出会いました。

でも自分が「書」を書いてみる機会が無かったので

水滴という道具に巡り合うことは無かったのです。

 

 

確かこの書家さんから

水滴のオーダーをいただいた時

 

 

「水滴って何ですか?」から

私は聞いちゃった記憶があります。

もう5〜6年前になるかしら?

 


 

 

お恥ずかしながら当時の私はまだまだ

変なカッコつけな部分があって、

素直に「知らないから教えて」

言えない人でした。

でもね、ご依頼くださった書家さんの

お人柄なのかしら?

 

教えていただきたいな!

 

という思いが私の中にス〜ッと出てきてね。

細かな点を色々教えていただいたこと。

ありがたかったな〜。

 

 

とてもニッチだけれど、

手のひらに乗る小さなアイテムは、

 

こんな言い方も何ですが、

仕事というよりかなり趣向的感覚で

細かな装飾を思いっきり楽しめる作品。

作者としては作っていて

とても楽しいアイテムです。

 


 

何かを創作するときのアイデアは

常に自発的とは限らない。

 

受け身だったこそ出てきたアイデアもある。

 


 

あの時、

あの書家さんに出会わなかったら。

あの時、オーダーされなかったら。

あの時、オーダーを受けなかったら。

あの時、「教えてください」が言えなかったら。

 

私は未だに水滴を知りませんでした。

 

 

あら?なんかこんな歌があったわね・・・


 

 

頼まれごとは

喜ばれつつ

自分の可能性を広げる扉

 

 

水滴を作るたびに、

あの書家さんのことを思い出すのです。

 

 

最後まで読んでくれて

ありがとうございます!

 

今日も佳き日を。

 

 

 


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