「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」の開催に向けて、Perfumeが一部メディアによる囲み取材に応じました。
その記事が、音楽ナタリーさんに掲載されているのですが、これがなかなか胸が熱くなる内容でしたよ。
まず、この記事の冒頭の文を読んで。
ここを読むだけで、我々が知っている普段のPerfumeが2行の文章で正確に描けていますから。
「記者たちが取材部屋で待機していると、廊下から楽しそうな笑い声が。その声は取材部屋に近付いてどんどん大きくなり、仲よくトークで盛り上がりながらPerfumeの3人が入室した。」
ね!
これを読むだけで、すぐに3人の様子が目に浮かぶし、なんなら会話の内容すら想像出来ちゃう(笑)。
ナタリーさんの記事は、この後、展覧会の展示内容について、3人にインタビューしているので、興味がある方はリンクを貼っておくので読んでみてください。
長めの記事ですけど(笑)。
そして、今回のインタビュー記事で、ボクが一番感銘を受けたのが、「四半世紀を一緒に過ごしてきたほかのメンバーに改めて伝えたい言葉は?」という質問への、かしゆかのこの答えよ。
「25年一緒にいたこともそうですけど、変わらずに健康でいてくれて本当にありがとう。苦しい思いも、やめたくなるくらいの緊張感とか、自分たちで解決できない悩みとかもある中、ずっと3人でいて楽しかったのは奇跡だと思うんですよね。Perfumeは3人のうち1人が休養になったら活動できないので、ずっと健康なままで、今まで一度もライブを欠席したりツアーに穴を開けることもなく走ってこれて、2人の体に感謝です」
いやあ、「健康でいてくれてありがとう」は、こっちの台詞ですよ。
3人が体調を崩したのって、ボクが記憶に残っているのは、「JPNツアー松山公演」のみ。
後日にラジオでカミングアウトしたから分かっただけで、ライブ中は極めて普通でした。
面白いのが、3人とも38℃くらいの熱が出ていたそうで、「風邪引く時も3人合わせてPerfumeです」かよ!と(笑)。
ブレイク以降、16年以上の間、大きなケガや病気もせず、ライブや日頃の活動を行っているのは、決して当たり前のことではないですよ。
まあ、女性ですから、日々の中で色々と体調の揺れはあるんでしょうが、そういうところを一切見せないところは素直に感服ですし、普段から節制もしているんでしょう。
日本ではよく、「心技体」と言いますが、ボクとしては、「体技心」と言い換えて欲しいと昔から思ってます。
どんな職業に就いていても、一番大事なのは絶対に体の丈夫さですよ。
どれだけ、人を凌駕する技術を持っていても、気高い精神を保持していたとしても、ちょっと無理しただけで、すぐに倒れてしまう人は全面的な信頼は置けないですからね。
まあ、体だけ丈夫で、何の出口も見いだせない中、精神論だけで全てをやり抜こうとする人は迷惑千万ですが(笑)。
というわけで、結成26年目のPerfumeさん(1999年結成ですからね)、これからも体を付けて、ケガの無いように健やかにお過ごしくださいませ。