2023お正月 四国電車の旅 3 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
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四国の旅、高知2日目の朝、この日も快晴。
朝にホテルを出て歩いて、はりまや橋に向かいました。
高知の駅から街中には、宮崎県で見たのと同じように、南国にあるファニックスの木がたくさん植わってました。
両県は同じような気候分布の中なんでしょうね。
 
 
 
これが、はりまや橋。
 
 
 
初めて見たんだけど、大きな川に架かっている橋だと勝手に思っていたので、案外小さくてビックリ。
元々は、江戸時代に川で隔てられていた豪商どうしが行き来したいために付けた橋だったのが、市電を通すために川は埋め立てられ、橋も何度か付け替えられて、いつの間にか真っ赤っかになって、現在に至るみたい。
 
 
なんか、「日本三大がっかり名所」なんて可哀想な呼び名で呼ばれているみたいだけど、別にガッカリはしなかったよ。
あまりの小さささに驚いただけだから(笑)。
 
 
ちなみに残り2つは、札幌市時計台、長崎オランダ坂。
全部行って、この眼で見てるけど、残念度でいえば時計台が圧倒的だった。
まあ、あれは周りに高い建物が建ち過ぎて、相対的に小さく見えるだけなんだけど。
 
 
さて、高知の街にはたくさんアーケードの商店街があって、その1つに入りました。
両側にたくさんお店があって、それを眺めながらしばらく、ブラブラと歩きました。
 
 
 
しばらく歩いたらお腹が空いてきたので、何を食べようかと考えていると、またひろめ市場の近くに来たので、ここで朝飯を食べようと入ります。
前日に目を惹いていた、珍味堂さんに向かいました。
 
 
 
たくさんの海産物がパックに入って、お安いお値段で買えます。
本当に迷ったんですが、高知初心者なので、まずはガイドブックに載っているものから食べようと決心。
 
 
 
ウツボのたたき、鯨のさえずりに、かつおの海苔巻きの土佐巻を買って、椅子に座って食べました。
 
 
 
まずは初めて食べるウツボから。
タレを掛けて、ニンニクと玉ねぎとネギと一緒に食べてみます。
 
 
 
あっさりとして、グロテスクな見た目とは全く違う淡泊なお味。
歯ごたえが少しあって、魚というよりも、鶏のささみに少し似ているかな。
次は、クジラの舌の部分、さえずりです。
関西では、おでんの具材でよく使われてます。
コロと呼べばピンと来る人は関西人。
我が家のおでんにも入っていたんだけど、ボクは小さい頃は嫌いで全然食べなかったんだけど、大人になった現在、果たしてどう感じるんだろう?
 
 
 
ここでは、ニンニク入りのぬたを付けて食べます。
ぬたは一般的には、からしと酢味噌を混ぜたものですが、高知県ではからしの代わりに葉ニンニクを使うから緑色なんですね。
 
 
 
もともと脂分が多いさえずりは、口に入れると、とろとろとした味わいで、噛んでいるうちに溶けていくように感じます。
でも、新鮮なおかげで変な臭みもなく、脂も上品。
これなら食べられますね。
子供の頃の自分に教えてあげたいくらいに美味しかったです。
ただ、濃い味なんで沢山は食べるものではない(笑)。
しかし、昨日の鰹から始まって、高知で口に入れるもの、全部ここまでニンニクが入っている。
マスクの下は大変なことになっておりますが、最後の海苔巻き(土佐巻)でお口直しといきましょう。
 
 
ご覧のように、鰹と大葉を海苔で巻いています。
なんか、白いものが気になりますが、気にせず食べましょう。
やはり、お米を食べないとお腹が膨れません。
 
 
 
 
口に入れて噛みしめた途端、シャリッと音がして、数分前にも口の中に漂った刺激臭がしました・・・。
なんと、高知では海苔巻きにもニンニクが入っておりました!
別に、好きだから良いんだけど、ここまでニンニクにつきまとわれるとは思わなかった。
もし嫌いな人が高知旅行したら、もれなく涙目になるんでしょうね。
 
 
 
さて、お腹もそこそこ膨れたし、ひろめ市場を後にして、歩いてすぐにある高知城に向かいました。
高知城は、江戸時代以前に建設された天守が現在も保存された姿で残っています。
これを「現存天守」と呼んで、現在ではここを含めて、たった12しかありません。
2つ前に書いた、宇和島城も同じ。
四国には、あと1つ、丸亀城があって、12のうち3つが四国にあるんです。
一番手前の追手門から、お城の敷地の中に入ります。
 
 
 
しばらく歩くと、ここがお城に入る入り口。
江戸時代に建てられたものがそのまま残っているわけですから、天井が低いんですよ。
当時の男性の平均身長は150センチ強くらいでしたからね。
 
 
ちょっと逆光になって見づらいですが、これが本丸です。
小ぶりではありますが、気品のある佇まいですね。
宇和島城もこんな感じでした。
さあ、お城の中に入りましょうか。
 
 
 
お城の中は、江戸時代に造られたの建築細工が、たくさん見られました。
1つだけお見せすると、「うちわけ波の欄間」。
説明書きがボケているのが痛恨(笑)。
 
 
 
天守に上ると、漆塗りの高欄がありました。
「高欄ってなんだ」って方のために説明いたしますと、下の写真をご覧ください。
渡り廊下みたいなのがあるでしょう。
 
 
 
ここから外を眺められるわけです。
このスペースを、「廻縁(まわりふち)」と言います。
そして、この尖ったのが「高欄(こうらん)」。
 
 
簡単に例えると、「廻縁=バルコニー」「高欄=補強柵」みたいな感じでしょうか。
ちなみに、現存天守で、この2つが江戸時代の当時のまま残っているのは、犬山城と高知城だけらしいです。
(ただ改修はしているみたいで、高知城の高欄は一昨年改修されました。だから、こんなピカピカなのよね)
 
 
 
その廻縁から見た高知の風景。
城主だった、土佐藩初代藩主の山内一豊もこの風景を見たんだろうか。
 
 
 
 
 
瓦屋根の波形が美しくて、とても素敵でした。
江戸時代の職人の意気を感じる出来栄え。
しゃちほこも当時のままかな。
 
 
 
 
土佐藩の家紋が刻まれた瓦。
これも当時のままです。
物造りのレベルの高さに感銘を受けながら、高知城を後にしました。
道すがら出会った、高知市のカラーマンホール。
高知城と県花ヤマモモと、県鳥ヤイロチョウがデザインされています。
 
 
 
これで、高知2日目の午前中が終了。
午後からは桂浜に行きましたよ。