2023お正月 四国電車の旅 1 | Perfumeとグルメの日記

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お正月休みに、JRの電車旅で四国を巡って来ました。
今日から少しずつ、その旅程をご紹介していきます。
初日は京都から電車で愛媛県の某所の夕陽が綺麗な場所に行くつもりだったのが、ダイヤが遅れて、予定が全部ダメになったので飛ばして、2日目から書いていきます。
 
 
朝の5時半に起きて、予讃線に乗って、9時に宇和島駅に到着しました。
ここで、乗り継ぎまでの3時間で、一気に観光しますよ。
 
 
 
駅から歩いて、地元の商店街のアーケードを歩くと、宇和島城がすぐに見えて来ます。
(朝だからお店は全部閉まってました・・。 シャッター商店街ではありません。)
 
 
 
 

江戸時代には、全国に170箇所はあったとも言われるお城ですが、江戸末期から明治にかけての戦乱や明治政府による廃城令、また天災や第二次世界大戦での戦災などにより、江戸時代以前に建造された天守が現代に残っているのは、日本にたった12城しか無いんですよ。
 

 

これを「現存12天守」といいます。

 

 

これらの天守は、貴重な歴史的文化遺産として国により「国宝」や「重要文化財」の指定を受けています。

その分布はこちら。
なんと、四国には12のうち4城もあるんですよ。
 
 
 
ちなみに、四国にある4城のうち、松山城は「Perfume JPNツアー」の時に行ってますので、残すのは3つ。
今回の旅行で全部回りましたよ(笑)。
その旅程は、次回以降でご紹介しますね。
まず、宇和島城の城攻めから参ります。
 
 
 
写真を見てもらえたら分かりますが、戦国時代ですから、敵に攻め込まれない、山のてっぺんに城を築くのは鉄則。
ですから、我々観光客は愚直に、観光客向けに整備された石段を登っていくのですよ。
朝からこれを登るのは脚に堪える・・。
 
 
 
登っていくと、17世紀に修復された石垣がありました。
ボクは石垣を見るのが大好物。
なんの図面も無く、機械も使わず、人力だけで積み上げた石垣は、人間の叡智が集結した作品ではないですか。
エジプトのピラミッドに負けることない、世界に誇る建造物だと思っております。
 
 
 
まず、石切り場から切り出した、大きな石を同じ形に均等に揃えるところが素晴らしい。
そして、これを寸分違わず積み上げる技術。
 
 
 
いやあ、石垣に見とれていたら、あっという間に時間が経ってしまう。
早く上に上がらなきゃ。
石段をまた上がっていくと、本丸に行く手前に児童公園が整備されてました。
戦国の武将や兵士たちも、息抜きにジャングルジムに登って鬼ごっことかして遊んでいたんでしょうかね(笑)。
 
 
さて、本丸に向けてまた石段を登っていきます。
これ、城攻めする兵士たちは上に到達するまでに相当体力を消耗したんでしょうね。
 
 
 
本丸に到達すると、また石垣の解説がありました。
どうやら、1=右下半分と、2=左上半分では石の積み方が違っているみたい。
1は17世紀初頭。
2が幕末ですから19世紀半ば。
200年で石垣の積み方に違いなんてあるのかと思って、見上げたら本当に全く違ってました。
ご覧あれ!
 
 
 
ほれ、一目見てちがうでしょ?
古い方は、石をそのまま積んだだけなのに対し、新しい方は、丁寧に形を整えてから積んでいますから、隙間も少なくて、見た目も綺麗。
200年で石垣を積む技術は大きく進歩していたんですね。
石垣好きとしては、こういうのが見られて、きつい階段を登ってきた甲斐がありました。
 
 
宇和島城に到着。
入城料を払って、天守に上り、上から宇和島の山と海を眺めました。
いやあ、美しい。
 
 
 
 
さて、宇和島城を後にしたら、ここでお昼を食べましょう。
予め調べておいた、宇和島の郷土料理のお店、ほづみ亭さんに入りました。
 
 
宇和島といえば、鯛めしが真っ先に思い浮かびますが、もう1つ、麦味噌と魚の身をすり鉢に入れて、魚の骨でとっただし汁を入れて混ぜたものをご飯に掛けて食べる、さつま飯というのがあるそうで、どうせならと両方食べられる、よくばりセットなるものを注文しました。
 
 
ちなみに、おひつに入ったご飯は、これでお茶碗4杯分くらいで、お代わり自由です。
もちろん、お代わりする気満々ですよ。
さつま飯の薬味は、ねぎ・きゅうり・こんにゃくですね。
腹に溜まらない物ばかりですから、ご飯だけで腹いっぱいにするには、お代わりするしかないでしょう(笑)。
 
 
 
ご飯に掛けて食べた感想は、微かに魚の味はしましたが、とろろご飯を食べているような感じ。
もっと魚の香ばしい香りがするのかと思っていましたが、どちらかというと、ご飯のお友という感じで、ひたすらご飯を掻き込んで食べました。
次は、鯛めしを食べましょう。
鯛の切り身を甘めのタレに付けて、玉子を加えて濃厚な味わいにしてあります。
 
 
 
ちょっと甘めのタレが美味しくて、これもご飯が進みますね。
ただ、タレの量より、玉子が大きかったので、味わいが玉子かけご飯っぽくなったのが、ちょっとマイナスかなと。
後、もう少し鯛の身が大きいと嬉しかったかも。
まあ、コスト高の折、贅沢は言えませんがね。
 
 
さて、さつま飯を食べ終わった時点で、既に、おひつのご飯は半分以上無くなっておりましたので、鯛めしの途中で、おひつをお代わりしました。
残りの鯛の量から考えて、「半分だけ入れてください」とお願いしたのですが、何のサービスか、おひつに満タンのご飯・・。
 
 
いや、お腹は大丈夫なのよ。
ただ、おかずがもう無いの・・。
仕方がないので、付け合わせの漬物を少しずつかじりながら、ご飯を頬張って、最後はお茶を含みながら、ご飯を頬張る始末(笑)。
合わせて、お茶碗8杯分のご飯を食べ切りました。
 
 
 
お店を後にして、駅の方に向かいます。
川に掛かった小さな橋と、青い空に白い雲。
のどかな風景を歩くと、旅しているなあという気持ちになれます。
 
 
 
ボクの旅の楽しみは風景だけでなくて、各地のマンホールの写真を撮ることなんです。
各自治体ごとに、マンホールのデザインは全部違っていて、その町の特徴が見ただけで分かるのし、記念になるのです。
皆さんも旅行した時は、地面にも気を配ってみてください。
 
 
宇和島も面白いデザインでした。
宇和島牛鬼祭りの鬼の頭をデザインしたもの。
 
 
こちらは、闘牛のカラーバージョン。
後ろにはお客さんも描かれています。
 
 
 
こっちはノンカラーバージョン。
こっちの方が見やすいね。
 
 
 
ブラブラと歩いて、駅を通り越すと、また大きな川と橋。
暖かくて、お腹もいっぱいなんで、歩きながら眠くなってしまってました。
居眠りしながら歩けるのも、旅だからこそ。
 
 
 
橋の向こうに和霊神社が見えました。
ここで初詣を済ませましょう。
 
 
 
本殿でお参りをし、今年1年の安寧を祈りました。
おみくじも引きましたよ。
その結果は・・・。
見事な「末吉」。
 
 
 
このブログの常連の方は、ボクのおみくじの、「末吉率」の高さはご存知でしょう。
過去に、3年連続で末吉を引いたという記録も持っております(笑)。
あまり入ってないはずなのに、なんでこんなに末吉ばかり引くのでしょう?
吉報は未だ未来の彼方にあるという事なんでしょうか?
 
 
いつ巡り会えるの?
ワタシの吉よ!
 
 
ということで、第1回目は終了。
こんなに書いて、写真もいっぱい載せて、まだ朝からお昼までの3時間分くらいなのよね。
このシリーズ、何回まで続くのでしょうか。
また次回もお楽しみ。