【PERFORMANCE 2022】山下達郎 奈良ライブに行って来た | Perfumeとグルメの日記

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山下達郎ライブツアー 「PERFORMANCE 2022」に行って来ました。
8月12日 奈良100年会館です。
JR奈良駅すぐにある会場でしたが、ここに来るのは初めて。
なにげに、奈良に来るのも生涯で2回目くらいでした。
 

 
 
 
達郎さんのライブは転売対策がめちゃくちゃ厳しいので、会場の入り口で、チケットと身分証明証を提示して、本人であることが確認されないと絶対に中に入れません。
身分証を忘れて、中に入れずに揉めている光景を何度も見ているので、達郎のライブに来るときは、「傘を忘れても身分証が忘れるな」が鉄則ですので、ご参考まで。
 
 
 
無事に中に入れましたので、席に向かいます。
今回は補助席しか取れませんでした。
11年ぶりのアルバム 「ソフトリー」がバカ売れした影響で、今回のツアー、本当にチケットが取れないんです。
達郎さんのツアーのチケットは完全抽選制(ファンクラブ先行抽選はある)なんで、一般の古参は新規と揉みくちゃで申し込んで、くじ運でガチンコ勝負なんですよ。
 
 
 
「だったらファンクラブ入れや!」って声が聞こえてきそうですが、実は、直近のツアーは、自分の行きたい公演はほぼ当選していたので、「なんだかんだ言っても、チケットは取れるんでしょ」と高を括っておりました。
ところが、蓋を開けますと、本当に獲れない。
申し込んだところ、全て落選の連続。
いつものツアーでは複数公演、それもフェスティバルホールを狙って行くのですが、全部外れて、なんとか、この奈良公演の補助席が唯一当たったチケットだったのですよ。
 
 
 
今回のツアーは、奈良が最後かなあと思いながら、中に入ると、すれ違う人すれ違う人、本当に若い。
これまでのツアーの客層は、平均して60代。
すれ違う人は、大体白髪交じりで、服はほぼグレー。
ところが、今回は、いわゆる普通のJ-POPのライブに来る客層で、前回のツアーよりも、20歳くらいお客が若くなった感じで、服装もカラフルになった。
 
 
 
ライブが始まって、ステージからお客を見ている、達郎さんは当然この事に気付いているのでしょう。
これまでのツアーでは、一度もやってなかったのですが、MCで、「山下達郎のライブ初めて来る人?」って、市場調査したんです。
驚くことに、ボクの見た目で、4割くらい手を挙げていたんですよ。
それくらい、ご新規さんが流れてきたのだから、そりゃチケット取れないわ!
謎が解けたわ!(笑)
 
 
 
 
1曲目は、お馴染み「SPARKLING」。
これは、達郎ライブに何度も通っている方は、もうネタバレではないでしょう。
絶対、これで始まるんだし、これで始まらないライブが、ネタバレ禁止ですよ(笑)。
 
 
 
 
今回の補助席、普段、席が無いスペースにわざわざ設けられた席だったんですが、会場の左端だったんですが、ステージからはすごく近くて、達郎さんのギターのカッティングもしっかりと観られて大満足でした。
力入れてないのね。
ギターの弦を撫でるような感じで、柔らかに上下に動かすと、正確で的確な音が確実に刻まれる。
何度観ても、あれは芸術です。
これを観るだけで、チケット代金の半分くらいの価値はありますよ。
 
 
 
実は、7月下旬にコロナに罹って、何本かライブをお休みした達郎さん。
この奈良公演の開催も心配されましたが、なんとか軽症で済んでなによりです。
MCでも、それに触れていました。
 
 
 
自宅の部屋で、ずっとミノムシのように寝転がっていたそうですが、その間に、アルバムリリースのプロモーションのハードスケジュールで溜まった疲労が、しっかり休息が出来て取れたようで、それはなによりでした。
達郎さん曰く、「コロナが世界に広まったのは全部、習〇平のせいだ」とおっしゃっていました(ただ、SNSでは拡散しないようにとのお達しですので、お止めくださいませ)。
 
 
 
達郎さんって、勝手にずっと左なんだと思っていたのですが、そうでもないようで、なんかホッとした(笑)。
 
 
 
ライブの内容ですが、セットリストは、バカ売れしている「ソフトリー」の新曲はあまり採用されませんでした。
ただ、ツアーのチケットを持っていて、まだ、「ソフトリー」を買ってない方は、初回盤を買って、その特典CDまでしっかりと聴いておいた方が良いです。
これ以上は何も言いません(笑)。
 
 
 
総じて、セットリストは新曲は少なくて、これまでのツアーと、それほど変わらないのですが、何度観ても変わらず素晴らしいし、ちょっとブラッシュアップしているように聴こえるのは、彼らの演奏のレベルが段違いだからなんでしょうね。
過去のツアーで見て来たのと同じく、本当に素晴らしいものでした。
 
 
 
 
コロナに罹って、声がちゃんと出るかなと心配しながら観ていたのですが、MCで「休養がしっかりと取れました」と言っていた通り、ライブ中、本当に声が絶好調でした。
ただ、ライブの最後のシーン、いつもの如く、達郎さんが、ノーマイクでアカペラで歌うシーンは、息切れしないか、ちょっと心配。
 
 
 
御年69歳の達郎さん、年を取ったことをネタにする、「これからの数分間が、一番憂鬱です」なんて、ネガティブなコメントを残しつつ、後ろの、ノーマイク専用のステージに移動します。
階段があるのですが、手すりを持ちながら、しんどそうにヨロヨロと登っていく。
それが、全部ネタに見えて、笑いの声をあげながら、観客は大いに期待します、
 
 
 
バックステージに立って、ノーマイクで肉声だけで、1500人キャパの会場に歌声を聴かせる達郎さん。
何年か前よりかは、声を出す時間が少し短くなったように思えましたが、それでも声量は確かで素晴らしかったでした。
ライブ時間は、いつもの通り3時間。
大満足でした。
 
 
 
本当に、いつまでも健康でいてください。
そして、これ以上売れないでください(笑)。
 
 
 
最後に、「ソフトリー」の初回限定盤を会場で買いました。
直筆サインをいただいちゃいました。
CDを持っていなくても、山下達郎のライブは観ておいて損はないですよ。
ただ、チケットを取るのは困難ですけど(笑)。