【ご当地ラーメン× 2】 長尾中華そば(青森) 五稜郭(函館) | Perfumeとグルメの日記

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日本全国、色々旅をして美味しいラーメンを食べて来ましたが、東北は北は秋田まで、北海道の南は洞爺湖までは行ってるのですが、交通の便のせいで、どうしても青森から道南にかけてが空白なんですよね。
なんとか、今年の夏辺り行ってみようかと思っているのですが、そこまで足を伸ばさなくても、ここのご当地ラーメンのお店に行く機会がありましたので、今日はご紹介いたします。
 
 
まずは、4月に行った、ライゾマティクス展のついでに寄った、JR荻窪駅から歩いて数分にある、五稜郭さん。
函館塩ラーメンのお店です。
 
 
中は、カウンター席のみの狭いお店。
コロナ対策で、手指の消毒・完全マスク着用・黙食が義務付けられているので、店内は非常に静かです。
受験会場みたいでした(笑)。
席に座ると、目の前には函館ラーメンのご紹介。
このお店は、地元の皆さんが普段食べている、生粋の函館ラーメンを出していて、スープの材料に使うホタテや昆布、麺も函館から取り寄せているようです。
暖簾にあった、出口製麺は函館の製麺所なんですね。
 
 
 
もちろん、注文は塩ラーメン。
静かに待つこと数分。
やって来ました。
 
 
都会にある塩ラーメンって、変に脂を浮かせていたりして、ちょっとしつこい味になりがちなんですが、この澄み切った塩のスープは、塩角が全く無く、優しい味わい。
魚介の香りもほのかに漂って、このスープに抱かれて眠りたくなるような気持ちになります。
そして、実に丁寧な盛り付けが上品さに溢れており、シンプルなビジュアルを引き立たせます。
渦高く盛られているのは、北海道の名産の、がもめ昆布。
がごめ昆布は、ボクも取り寄せて食べた事があるのですが、とろろ昆布よりも、うんと粘り気があって、味も濃くて、食べただけで海のミネラル成分豊富なのが分かります。
味噌汁にも、うどんにも、料理の上にちょっと乗せても美味しいですよ。
 
 
 
続いて、麺をリフトアップしてみました。
 
 
 
出口製麺さんのストレート細麺は、滑らかな口当たりで、塩スープを良く持ち上げてくれます。麺とスープが相性バッチリな組み合わせ。
これまで食べてきた塩ラーメンの中で、圧倒的にナンバーワンでした。
お近くの方はぜひどうぞ。
 
 
 
代わっては、先日、JR京都駅ビルの、複数のラーメン屋さんが集う、京都拉麺小路にオープンした、青森がご当地の長尾中華そばさん。
「青森に行ったら必ず寄ろう」と思っていたお店が、向こうからやって来ましたよ。
オープンの報を聞いてから、手ぐすねを引いて待っていたのですが、早速行って来ました。
 
 
 
長尾中華そばは、煮干しをメインにしたスープで有名なんですが、煮干しの濃さに合わせて、「あっさり」~「MAX」までメニューがあります。
今回は初めての訪問なので、まずは、あっさり煮干しにしてみました。
 
 
お店の中が、ちょっと暗いので、あまり良い写真にならなかったのですが、こちらが、あっさり煮干しです。
真ん中に浮かんでいるのは、長尾さん名物のお麩。
 
 
ちょっと見づらいですが、スープは限りなく透明で綺麗な湖のようでした。
飲むと、出しゃばらないくらい、ほのかな煮干しの後味が口に広がって、実に上品なお味です。
 
 
そして、長尾中華そばの特徴が、この太めな柔い麺。
まるで、うどん(笑)。
でも、この柔めな麺が合うんですよ。
 
 
 
スープと麺を一通り食べたら、スープがたっぷりと染みた、お麩をいただきます。
これも旨かった。
 
 
 
チャーシューは、モモの薄切りが2枚。
脂身が少ないので、スッキリとしたスープにぴったりと合います。
 
 
あまりにもスープが旨かったので、珍しく完飲してしまいました。
ところで、底に刻まれている、この漢字はなんて読むんだろ?
 
 
 
あまりにも美味しかったので、後日に再度訪問して、今度は煮干したっぷりの、ごくにぼMAXを食べました。
 
 
 
ご覧ください。
さっきと全く違うワイルドなビジュアルです。
スープの色も、あっさりと違って、かなり濃いし、煮干しの粉が辺り一面にまき散らされております。
 
 
見た目濃いめのスープですが、煮干しMAXだけあって、一口目から煮干しの香りと味わいが、しっかりと味わえて、かなりの美味しさでした。
これだけの濃い煮干しだと、えぐみが出てきそうですが、このスープは、魚の旨味が上品に味わえて、実に良い仕事をしていました。
 
 
ちなみに、麺は、あっさりと同じく、うどんのような太目なもの。
どちらかというと、濃いめのスープの方が合いますね。
メンマも自家製で、しっかりとした仕事を感じる品でした。
 
 
とにかく、どちらのお店も美味しかった。
五稜郭さんの塩ラーメンも、長尾中華そばさんも、スープが破格の旨さ。
このレベルのラーメンが、食べられる、函館市民と青森市民に嫉妬してしまいました(笑)。