佐野実の弟子たちのラーメン店を食す旅 6 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

このブログのもう1つの柱である、ラーメンネタ。
皆さんには、イマイチ不評のようですが、構わず推し進めて参ります。
今日は、シリーズ化している、「佐野実の弟子の店を巡る旅 6」。
ラーメンフリークのボクが一番尊敬して止まない、戸塚の、支那そばやの店主であった、「ラーメンの鬼」こと、故・佐野実さんのお弟子さんのお店を巡る旅の、第6弾をご紹介いたします。
もう第6弾ですから、行ってないお店は日本の端々にしかないのですよ。
ですから、一回の旅ではまとめてお邪魔出来ないので、機会があるごとに行った時の事を纏めて記事にしました。
ですから、今回は時系列はバラバラです。
 
 
 
まずは、佐賀県鳥栖市にある、「中華そば みのる」さんです。
鳥栖駅から歩いて10分くらいのところにあります。
冬に行ったので雪が積もってます(笑)。
 
 
お店に入って、すぐに見つけたのがこの写真。
佐野さんとご主人との2ショット。
師弟関係を証明する、この写真がファンには嬉しい。
開店する時も、佐野さんが立ち会ってくれたんでしょうか。
 
 
ちょっと、みのもんたに似ている、ここのご主人が厨房で麺上げをされてました。
さて、肝心のラーメンです。
ワンタン麺を注文しました。
支那そば屋の本店を思わせるビジュアルです。
 
 
スープは、醤油タレのコクとキレがしっかり感じられて、戸塚の本店に近いです。
麺も表面は滑らかで、一瞬柔いのかと思いきや、噛むとしっかりとコシが味わえる優れもの。
茹で方も素晴らしい。
チャーシューもワンタンも旨かった。
半分ほど食べてから気付いたのですが、このお店、メニューにミニラーメンがあるのですよ。
500円なんです(お店訪問時)。
もしかしたら、遠方から来るお客さんのためにわざわざ作ったメニューかもしれません。
これなら、醤油だけでなく、塩も食べれたのに。
次行くときは、これにしよう。
とにかく美味しかったのでスープも全部飲んで、大満足してお店をあとにしました。
 
 
 
続いては、山形県の鶴岡駅から歩いて20分くらいのところにある、千石やさん。
地方は、車社会だから駅前にお店がないですね。
だいたい、少し離れた国道沿いにお店がある。
旅行民は駅から延々と歩く羽目になります(笑)。
 
 
 
ここでも、ワンタン麺を注文しました。
出て来たのがこちら。
見てもらうと分かるように、スープの色が少し薄い。
飲んでみると、やはり醤油タレのコクもキレもやや弱い。
ワンタンはツルツルとした歯ごたえだけど、やや皮が厚かったので普通。
ただ、チャーシューは地元の有名な豚を使っていると謳っているだけあって、かなり美味しかった。
 
 
 
 
総合的にいうと、家の近くにあれば通ってもよいかなという美味しさでした。
続いては、宮城県のJR石巻あゆみ野駅から歩いて10分くらいにある、志那そばやさん。
 
 
 
張り切って開店時刻の午前11時に行きましたが、カウンター席はほとんど埋まっていて、ボクが食べている間に外には待ちの方がいました。
なかなか人気店のようです。
メニューはこんな感じ。
今回は左端のデフォメニューの醤油ラーメンを注文しました。
 
 
 
厨房の中には、佐野さんの写真が飾ってあります。
支那そばやさんの御弟子さんのお店は、かなりの割合で佐野さんの写真を飾っています。
もちろん、佐野さんの写真を飾ることによって、集客効果があるのかもしれませんが、それを差し引いても、佐野さんのお弟子さんは律儀な方が多いですね。
 
 
 
 
こちらが醤油ラーメンです。
戸塚の本店と、ほぼ同じビジュアルです。
 
 
 
ただ、スープを飲みますと、醤油タレが余りにも薄すぎました。
鶴岡のお店より、もっとコクもキレが無さすぎで、本店よりは遥かに下のレベル。
だからといって、決して不味くはないんです。
その辺にある近所のラーメン屋さんと比べても、全く遜色はないですから、ボクが近所に住んでいたら普通に通うと思いますよ。
 
 
 
そこからしばらく日が経って、JR戸塚駅そばにある、支那そばやの本店に行きました。
お弟子さんのお店ばかりに行っていたんで、久しぶりに本店の味を確かめてみたかったんです。
今も、お店の看板には、佐野さんの顔が睨みをきかせています。
 
 
 
今回は、基本の醤油ラーメンを食べました。
トッピングで、白金豚のチャーシューを頼みました。
支那そばやさんは、普通のラーメンはバラ肉が乗るんですが、チャーシュー麺だと、肉をたくさん食べるので脂が少ない方が胃にもたれないという佐野さんの優しさで、バラ肉より脂身が少ない肩ロースが乗るんですよ。
ボクはいつもチャーシュー麺は頼まないのですが、一度、脂身の少ない肩ロースを食べてみたいと思って、トッピングで1枚頼んでみました。
 
 
 
まずは、デフォの醤油ラーメン。
表面に油は浮かんでいますが、決して胃にもたれることもなく、スッキリとした味わいです。
 
 
 
 
そして、これがトッピングの肩チャーシュー。
デフォのラーメンに浮かぶバラ肉とは違って、脂身が少ないですから、このお肉の単品だけですっきりとした豚の旨さが感じられました。
 
 
 
 
やはり、支那そばや本店だけあって、スープのキレとコクともに最高でした。
佐野さんが亡くなって、もう何年も経ちますが、ここを超える醤油ラーメンは未だに味わえていません。
後は、お弟子さんのお店の味のブラッシュアップに期待するとしましょう。