Perfumeのニューアルバムは、中田ヤスタカのソロアルバムに通ずるのか? | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeの、8月発売になるニューアルバムの考察の続きです。
昨日は、「新曲は6曲くらいになるのでは?」という結論に達しましたが、今日はその新曲の内容について。



あ~ちゃんは、「本当に本当に好きな曲ばっかり。ラストに録った曲もずーっとずっと中田さんが考えてくれて、一生懸命力尽くしてくれて、何度も何度も書き直してくれたんだと思うんですが、中田ヤスタカここにあり!って感じ。彼はやっぱり新しい時代を作っていく人なんだな」


と、ウェブ記事にありましたが、では、いったい、新曲は、どのような曲調になるのでしょう?



それを考える材料としては、やはりプロデューサーの中田ヤスタカの近作を聞くしかないでしょう。
彼がCAPSULEでやった前衛的な事を、POP調に落とし込んで、Perfumeの新作の骨格にするという事は、ずっと繰り返されて来た事ですから。



今年に入って、中田ヤスタカ名義のソロアルバム、「Digital Native 」がリリースされました。
恐らく、このアルバムの中に、次のPerfumeのアルバムに収録される新曲のヒントらしき物ガ沢山聴けることでしょう。



それでは、まず1曲目に収録されている、「White Cube」から。
この曲の1音目から分かるように、昨年リリースされた、Perfumeの「If You Wanna」と、まんま同じなフューチャーベース。
あまりにも同じ過ぎて笑っちゃうくらい。
やはり、現在の中田ヤスタカは、このフューチャーベースを追究していると思われる。


時系列を推測するに、この2曲はほぼ同じ時期に制作されたのかも。
という事は、Perfumeのシングルの表題曲を「Everyday」にしようとしていた、チームPerfumeの大勢の意見に真っ向として、「If You Wanna」をゴリ推しした、中田ヤスタカは、彼のソロアルバムで聴かせるよりも、一足早くリリースされる、Perfumeのシングルで、フューチャーベースを世間に知らしめようとしていた
ことが分かる。
むしろ、曲の魅せ方として、『Perfumeのダンスパフォーマンスあってこその、フューチャーベース』とも考えて、彼女たちに先にリリースさせたのかもしれない。



続いては、彼のソロアルバムの最後に収録されている、「Give You More」。
下のサンプルを聴いてもらえば分かるように、これもフューチャーベース。
ただ、こちらは、同じフューチャーベースでも、「無限未来」と共通点があって、アウトロが終わる、ほんの少し前に、昔のファミコン世代のテレビゲームの8ビットみたいな音が入っているのだが、この曲も全く同じ音が使われている。
このゲーム音を使って、盛り上げていくのが、現在の中田ヤスタカの流行りなのか。
もし、この手法が、Perfumeのニューアルバムに使われているなら、「Party Maker」的な、ライブ中盤のダンス曲に採用されることだろう。




そして、ボクが、中田ヤスタカのソロアルバムの収録曲の中で、最も注目しているのが、タイトル曲の、「Digital Native」。
この曲については、YouTubeに音源が上がってないので、タワーレコードの試聴ページから聴いてもらうしかない。
リンクは貼るが、ページに飛べなかったら、自力でタワーレコードの試聴ページに辿り着いて聴いて欲しい。



リンクに無事に飛べて、聴けた人だけには分かるだろうが、他の収録曲のような派手なパフォーマンスは全く無く、どこか頼りなげなメロディラインは、まるで童唄のような懐かしいものさえ感じます。



デジタルで作った楽曲を、生まれる前のアナログな時代に作られた温かみのあるもののように、我々が感じるようにするのは、中田ヤスタカの本意なのではないかと勝手に推測するのですが、今回の「Digital Native」の曲調から推測して、もう少しPerfumeに壮大に唄わせて、感動レベルの歌モノに仕上げたのではないでしょうか。


そうすると、あ~ちゃんのコメントと、ピタリ合致するのですがね(笑)。