【レポ】 レキシ× Perfume 「Perfume Fes!! 2017」 | Perfumeとグルメの日記

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「Perfume Fes!! 2017」 名古屋体育会館2日目は、レキシの日!
この日は昼過ぎからぐずついたお天気で、会場入りの時から雨。
雨に打たれながら並んだ、ぱふゅくじも無事に2日連続のサンキュー賞。
目の前を、缶バッジやら、トートバッグを嬉しそうに抱きながら列を離れる人を見て、「そこだけゲリラ豪雨降れ!」と念じたのはボクだけではないはず。
ちなみに、今回のサンキュー賞は、日毎に動画の内容が違うのを知ったのは、家に帰った後でした。
捨てんで良かったぁ(笑)
 
 
今日の座席は、スタンドのステージ寄り9列目。
とても見やすくて快適。
開演時間ちょうどに、法螺貝が鳴り響き、いよいよレキシ出陣!
 
 
各地のフェスで彼のステージをたくさん見ている、Perfumeファンは最初からテンションMAX!!
余りにものホームの雰囲気に、
 
 
池:「なんか、温かい! ねえ、オレ甘やかされている?」
客:「イエエエイ!!」
池:「勘違いしちゃうよ?」
客:「イエエエエエーイ!!」
池:「勘違いすると、どんどん時間伸びちゃうよ!」
客:「(笑)」
池:「(腕時計を見るふり)あ、これ時計じゃなかったぁ!(時計型のバンドがモニターに写る」)」
客:「(爆笑)」
池:「なんでも笑ってるんじゃないよ!これで笑うから時間が伸びるんだよ!」
 
 
これまだ、1曲目のイントロまで行ってません。
とにかく、こんな感じで曲の前口上から、曲中も含めて、面白トークが散りばめられ、まさしくバックバンドを引き連れた1人コントのようなステージが60分続いていくわけです。
 
 
1、 きらきら武士
 
「あなたは、ブ・シ・! キ・ラ・キ・ラ・ブ・シ!」
1曲目から、ステージ左右の端まで走り回り、客を煽りながら、歌い走った池ちゃん。
これで全ての体力を使い果たしたのか、「ありがとう!名古屋、また会いましょう!」と言い残し、ステージから消えようとするところを、次の曲のイントロが鳴り始め、「え?まだやるの?」と言いながら、戻って来るというパターンを最後まで天丼でやるのが、この日の基本メニュー。
ただ、ちょっぴりポッチャリの池ちゃん、1曲やっただけで、会場の巨大モニターでも確認出来るくらいの、滝のような汗を流しておりまして、あれがもし血なら完全にTKO負けのレベルの量でした(笑)。
 
 
2.KMTR645
 
大化の改新をモチーフにしたこの曲。
敵役の蘇我入鹿にちなんで、客席にイルカが放り込まれるのですが、この日は合計5匹のイルカちゃんが、アリーナ席のPerfumeファンに弄ばれておりました。
1つくらい、スタンドまで来ないかなあと期待しておりましたが、アリーナの1つ目のブロックから後ろになかなか行かないのを見て諦めました(笑)。
ワンマンでは、どれくらいまでイルカちゃんは運ばれるんだろう?
 
 
3. KATOKU
4.大奥ラビリンス
 
 
ここまでノンストップでステージが進んだのですが、池ちゃんの面白トークに埋没しがちですが、レキシは全ての曲がブラックミュージックの影響を強く受けていて、特にM4は、ハイトーンボーカルと、裏ノリトラックの完全なファンクで、60年代、70年代の黒人音楽を踏襲していることがよく解りました。
途中で、アースの『セプテンバー』を混ぜたのが実に心地よかった。
奇しくも、Perfumeのジャンルのテクノもブラックミュージックですから、名古屋2日間は、スガシカオとレキシという、ファンクミュージックを礎とするミュージシャンを揃えて対バンにしたのは、何か意図があってのことだろうか・・・。
単なる偶然なんだろうか?
 
 
まあ、偶然だろうな(笑)。
 
 
5. SHIKIBU
 
 
池: 「汗だくですけど、もう1つ上に羽織っていいですか?十二単です!」
 
の声とともに、紫式部よろしくパフォーマンスしたこの曲。
終わった頃には、さらに凄い汗が滝のように流れる池田さん・・・。
スタッフを即して、慌てて脱がせてもらうんだけど。
 
池: 「今、衣装を脱がせてくれたの、偉いスタッフなんだけど、さりげなく残り時間言われた」
 
 
6.狩りから稲作へ
 
池: 「思えば、今年の春のフェスで(METOROCK)、自分のステージで、直後がPerfumeさんだということで、調子に乗って、『繰り返す、このイネリズム~』なんて勝手に歌ったらその直後にこのFesのオファーが来まして、『あ、これは干されるな』、もしくは『ボコられるな』と思って怯えておりました。
まさか、こんな甘やかされるようなところに呼ばれるとは」
 
 
池: 「昨日、シカオさん、アノ曲やりました?  ♪あれから~ぼくたちは~♪ってやつ」
(池ちゃんのMCのアドリブに、しっかりキーを合わせるピアノ)
池: 「♪あれから~ぼくたちは~稲穂を信じて来れたかな・・・稲穂の向こうには、もう明日が待っている♪」
客: 「(万来の拍手)」
池: 「勝手に歌っちゃったんだから、これはもう干されるよ! もう俺たちには明日はないよ!」
 
 
一通りのコントの後に始まったM6。
結論から言うと、様々なアドリブを入れながら25分やりました。
その中で、特筆するのは、
 
 
「高床式(たかゆかしき)~」から、「たかたかゆかゆかし~き~」、ここから、『ゆか繋がりだ!』ってことになって、「かしゆかし~き~」になって、『かしゆか、ここに出て来ませんかねえ』のアドリブのあと、最終的に、「劇団四季!」にまでたどり着いたのにはワロタ。
 
 
さらに、返す刀で、METOROCKの時にやった、『稲リズム』でもお遊び。
『とても~だいじ~な~キミの稲も~』から始まって、「稲リズム、稲リズム、稲リズム」とポリループをバンドセッションで完全再現。
これは逆に、バックバンドのスキルの神がかりぶりを褒めたいわ。
やりたい放題やった、レキシはこれにて終了。
 
 
レキシセットリスト
 
きらきら武士
KMTR645
KATOKU
大奧ラビリンス
SHIKIBU
狩りから稲作へ
 
 
 
Perfumeのライブは、公式にネタバレ禁止令が出ているので割愛。
コラボの時間に飛びます。
 
 
 
Perfumeが池ちゃんを呼び出すと、なんと、この日のPerfumeの衣装のデザインとほぼ同じ(もちろんサイズは2サイズ以上、上でしたが」)の、スカート姿の彼。
Perfumeが思わず声を揃えて、「レキコ・・」
 
 
レキコは、本編と同じくらいのマシンガントークで、しかもスカートということで、お姉キャラを演じるという面倒くささ。
「どんだけっー!」なんて、どんなリアクションを取ればいいのやら(笑)。
 
 
さらに、レキコは調子に乗って、
 
 
レキコ:「アンタたちの新曲の『If You Wanna』の最初と最後の文字を言ってみて!」
P:「イとナ」
レキコ:「そう、稲よね!だから、この曲はアタシの曲!!」
 
 
ああ、めんどくさっ!(笑)
 
 
こんな、遠回りトークを乗り越えて、いよいよコラボへ。
「稲」といえば、やはり、「稲リズム」いや、「ポリリズム」。
4人バージョンのフォーメーションで踊る「ポリリズム」を、レキコは尋常ではない量の汗をかきながら踊り終えましたとさ。
 
 
あ~:「アナタ、まるでザルのようになってるわよ」
レキ:「アタシ、100均で売ってないわよ!」
 
 
レキ:「じゃ、最後の曲やりますか」
あ~:「あれやりたい、・・・♪あれから、ボクたちは何を信じてこれただろう~夜空ノムコウには~もう明日が待っている~」
レキ:「それ、シカオ兄さんに怒られないか!?」
あ~:「大丈夫、もう歌ってみようかなあって言ってたから」
 
 
 
ファンの方のtweetを見かけたのですが、SMAPの解散のニュースを聞いて、相当ショックを受けたシカオちゃんは、「この曲歌わない宣言」をワンマンライブでしていたみたいでしたが、そこから数えて、最初に歌ったのが、どうもこの「Perfume Fes!!」だったようです。
このフェスに出ることになって、どんな心境の変化があったのかは分かりませんが、SMAPがまたいつの日にか揃って歌う時が来るまでは、ぜひ、シカオちゃんに歌い続けて欲しいものです。
 
 
そして、コラボの2曲目は、「きらきら武士」。
 
 
途中で、「繰り返す、この武士リズム」などと、でポリリズムに引っ掛けたりと、様々なアドリブを交えながら、ステージを4人があちこちに駆け抜けながら、お客さんを煽りながら、10分間歌い続けました。
もうお腹いっぱい(笑)。
レキシさんを見送って、コラボ終了。
 
 
あ~:「本当に楽しかったねぇ。日々、色んなことがあるんだけど、こういうご褒美みたいな1日があるから、これまで頑張って来て良かったなあと思って、楽しいのに、急になんか、涙がぶあっって出そうになって・・・・(決壊・・・号泣)
楽しい・・・ホントに楽しい・・・(と言いながら泣く)」
 
 
 
あ~:「ワタシたちが、後先考えずに大御所さんとか名前挙げるのに、スタッフさんが、一生懸命に手配してくれて、実現させてくれるのは、本当に幸せです。
ワタシたちも、またこんなライブが出来ように頑張るから、みんなも頑張ってね」
 
 
そういえば、最近のライブの締めは、フリーのMC無しでスッキリと終わらせているパターンばっかりだったような。
あ~ちゃんの、こんな泣き節の入った濃いMCを聴くのは、何年ぶりだろう。
ちょっと、懐かしく心地よかったような・・。
やはり、あ~ちゃんの人間くさいMCは、Perfumeのライブの必要条件なのかもなあ。
 
 
次は、大阪ですね。
お源さんと一緒ですわよ!