「LINE TIMELINE」さんの記事より。
いわゆる、LINEアンケートです。
今回のお題は?
一人一票で「あなたの好きな女性アイドルグループを聞いてみました!
いわゆる、LINEユーザーに対して、男女・年齢別に関わらずに票を募ったようです。
その結果なんですが、その前に、このLINEアンケートの結果を知らせる、ネット記事の見出し文句が実に面白いんですよ。
好きなアイドル結果発表!
2位「乃木坂46」→1位はあの3人組
JK人気爆発のTWICEは何位?
見事に首位を獲得したPerfumeの紹介コメントがこちら。
アイドルの域を超え、日本を代表する3人組テクノポップユニット
ニューヨーク公演を含むワールドツアーを成功させ、世界中から評価を獲得。
広島弁で話す親近感のあるキャラクターで、国内でも幅広い世代から愛されています。
アイドルの人気投票で首位を獲得したPerfumeに対して、「アイドルの域を超え」って書くところに、このアンケート主宰者の、「えっ!? Perfumeが1位なの!?」っていう、思惑外れになった心の叫びが聞こえるようで、ちょっと笑えた。
ボクがこのTOP10の並びを見るに、「アイドルとは誰を指して言うのか」という疑問を脇に置いておくとすれば、CD売上と、ライブの動員力、さらに、一般社会の認知度を合わせて考えれば、9年連続で紅白歌合戦の出演しているPerfumeが首位なのを含めて、この順位は妥当なところでしょうね。
さらに、男女別の順位も上がっております。
こうしてみると、CD売上でも、世間の雰囲気的にも、女性のアイドルグループでは現在ナンバーワンと思しき、乃木坂46さんが首位を取れなかったのは、女性票が少なかったからというのが理由だというのが一目瞭然ですね。
Perfumeが、アルバム「GAME」のブレイクから、直後に出したシングル「Love The World」で、当時としては期待はずれの、女性っぽい曲をリリースし、その勢いで、2010年の春に、女性向けのブランド、『Natural Beauty Basic』のCMに出て、支持層を女性に向けて大きく舵を切ったのは、今となっては、百戦錬磨のアミューズの、戦略の成功と言わざるを得ません。
正直言うと、この頃の方向転換には他惑いがかなりあったのですけどね。
まあ、過ぎ去った今となっては良い思い出です(笑)。
ボクが、一番嬉しかったのは、Perfumeがこのアンケートで首位を獲得したことではなく、未だ世間にアイドルだとみなされている事なんですよ。
アイドルとは、年齢ではなく、その生き方、魅せ方を見てユーザーが判断することなんだと思うのです。
アイドルって、英語で直訳すれば、『偶像』というように、存在自体が雲を掴むような、あやふやな存在なんですが、それだけに、アイドルの活動の確からしさが、世間の反応を引き出すならば、このアンケートによる、Perfumeの1位の結果は、いかに彼女たちの活動が世間に対して、確からしかったという事が言えるのではないでしょうか。