Perfumeだからこそ出来るパフォーマンス | Perfumeとグルメの日記

Perfumeとグルメの日記

Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

アメリカはオースティンで行なわれた、「SXSW」でのPerfumeのパフォーマンスは大成功に終わったようで、まずはなによりです。
現地のメディアも好意的に取り上げてくれたようで(果たしてどれだけなのかは分かりませんが)、まずは一安心。
あとは、アメリカからのオファー待ちというところでしょうか。
もし、オファーがあったら、全米のプロモーションだけで2年かかるんだから、それはそれで辛い出来事なんだけど・・・(笑)。



ところで、昨日もここで書いたように、オープニングの「STORY」という曲での舞台演出は、ライゾマティクスさんの最新の技術を投下している事は分かったのですが、色んな所で言われているのは、今回使われたのは、「リアルタイムモーフィング映像」による「プロジェクトマッピング」だというのですが、もはやボクのようなアナログ人間には、さっぱり検討の付かない技術です。



ただ、ボクのようなアナログ人間でも分かるのは、こんな超最新の技術を使うライゾマティクスさんであっても、それを実際に舞台の上で実現するのは、シャカ兄こと眞鍋大度さん曰く、パフォーマーのPerfume本人たちの舞台人としての高いスキルがあってこそであります。
そして、昨日は、一見すると原始的だったPerfume自身がアクリル板を舞台上で動かす様が、後から動画サイトで検証するに、当日の生放送では分からなかった、Perfumeのスキルの高さを証明することになっていたのですよ。



これが登場のシーン。
アクリル板の下にキャスターが付いていますね。
これで舞台上をコロコロと転がして動かすのだと分かります。


そしてこれは、ライブ前の舞台上。
多くの「バミリ」が張り巡らされているのが分かります。
線はキャスターを動かす動線を、点はそれを止める位置を表しているように見えますね。




このことを踏まえて、実際のパフォーマンスですが、視点を変えて、観客から投稿されたつべで見てみましょう。



Perfumeは一切、バミリの位置を確認せずにアクリル板を動かし、また自身の衣装にモーションが投影される位置にすんなりと戻ってきて、次のパフォーマンスに移っております。
1分4秒くらいの、まんなかの白三角の角にぴたりと立つあ~ちゃんを見れば分かるでしょう。


このように、ライゾマティクスの技術があってのPerfumeのライブなんて事は、絶対にあり得なくて、Perfumeの長年のキャリアで培ってきた正確なパフォーマンスの下地があってこそ、ライゾマティクスさんが安心してPerfumeのライブに最新技術を投下出来るというわけです。