【これぞ プロ!】金沢駅発車メロディーに見る 中田ヤスタカ の仕事ぶり | Perfumeとグルメの日記

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JR金沢駅まで伸びた北陸新幹線で、すっかり東京からも日帰り圏内となった石川県。
これまで、石川県は関西圏だと思っておりましたが、北陸新幹線への直結で、これですっかり東京を始めとする首都圏の皆さんの方が我々関西人より移動時間が短くなり、これからは多勢に無勢の襲来が予想され、我々関西人にとってはますます肩身が狭くなりそうです(笑)。
もし、開業があと1年早ければ、昨年春のRHYMESTERとPerfumeの対バン公演のチケット争奪戦ももっと熾烈を極めたでしょう。
いずれにしても、我々は徳川に滅ぼされる豊臣家の有り様を、今さら肌で知る事となる昨今の状況であります。



さて、その金沢駅といえば、我々Perfumeファンにとっての大きな話題は、中田ヤスタカの作った「金沢駅の新幹線発車メロディー」でしょう。
日曜日のテレビで、実際に金沢駅に赴いた中田ヤスタカとその仕事ぶりを追った番組がありましたよね。
今日はそこから切り取ってみました。




金沢駅に向かう中田ヤスタカ。
肩書は「音楽家」。
高尚な呼び名でいいですよね。
ちなみに最近の紹介では、「Perfume 、きゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースでお馴染みの」という枕詞が必ず付くようになったんでが事務所が言わせているのかしら?







ボクがここに降り立った、『直角二等辺三角形ツアー』の時のJR金沢駅はまだ全面工事中で、全然野暮ったい造りだったのですが、昨年、対バンツアーで5年ぶりに降り立った金沢駅は、すっかりとご覧のような、本当に立派な建物に生まれ変わっておりました。
ただ、多すぎる路線バスの乗り方は相変わらずよく分からないシステムのままでしたが・・(笑)



続いてホームで、自分が作った発車メロディーを実際に聞いて、ほくそ笑む中田ヤスタカ。




こうして見ると、ヤスタカさんって、売れっ子プロデューサーにありがちな、スタジオ太りを確実に継続中な感じです。
一時のつんくや、agehaの玉井健二も、確かこんな弛んだ顎のラインをしてましたっけ。
そして、この発車メロディーの仕事ぶりについて、新しく立派になった本人のスタジオにお邪魔しての取材が入りました。
1枚めをご覧になると分かるように、Perfumeが中で泣いたという、いわゆる「四畳半」の狭さのボーカルレコーディングボックスは、かなり広くなりましたね。
これなら3人一緒にコーラスワークを撮れちゃいそうです。




そして、クライアントに発車メロディーを提出するのに、それぞれタイプの違う4つを制作したということ。
ボツになったうちの2つがオンエアされたのですが、1つめはPerfumeの「VOICE」のBメロを、2つめはきゃりーぱみゅぱみゅの最近の曲が頭に浮かんだのはボクだけでしょうか?
こちらのリンクから聞いてみてください



そして、クライアントに選んでもらったのが、皆さんご存知のあの「和」を彷彿とさせるメロディー。
でも、そこにも鉄道のメロディーらしく、そこに見合った大いなる工夫が成されております。





ご覧のように、やはり中田ヤスタカさんのお仕事は、クライアントさんのニーズを自ら慮って制作しているのですね。
やはり、中田ヤスタカここにアリ!ですわ。
これから考えて、恐らくPerfumeもきゃりーぱみゅぱみゅの新曲も、タイアップが決まっているものはこうして、サビの部分だけとしても幾つか候補を作って、制作会議に持ち込んでいると思われます。
そういえば、Perfumeの日産自動車のタイアップのシングル「VOICE」も、実は後の「ねぇ」を本線の候補として持っていったのに、日産さんの意見でこちらに決まったという話がありましたね。
ちなみに、危うくタイトルが日産さんのタイアップという事で、「ミラクルドライブ」になりそうだったのは内緒の話(笑)。



とりあえず、この回の動画では中田ヤスタカさんの最近の仕事ぶりと、肥えっぷりが見られたのが収穫でした。