広島汁なし担担々麺の旅@キング軒、竜胆 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

昨日もここで書きましたが、Perfumeの故郷の広島県に何度も行くにつれて、徐々にその魅力に惹かれていったのが、広島名物の「汁なし担々麺」なんです。
もともと担々麺は中国の四川省が発祥で、汁なしが基本だったのが、あの陳建民が日本に持ち込んだ折に、日本人向けに汁ありのラーメンの形に改良したのだそう。
我々が「担担麺」という時は、ちょっと辛めのラーメンをイメージしますよね。
しかし、この広島での担担麺はというと、本場四川と同じく「汁なし担担麺」で、日本人向けの
「汁あり担担麺」のように、豆板醤や甜麺醤で味付けしたものではなく、本場の四川とほぼ同じく、口に入れると舌が痺れる花椒をメインにしているのですよ。


実は、以前に横浜中華街の四川料理のお店で麻婆豆腐を食べた時に、この花椒の痺れる辛さがどうも馴染めず、それ以来この香辛料を避けていたのですが、広島に行った際に、名物だからという理由何軒か食べて歩いているうちに、いつのまにか虜になっておりました。
そういう点においては、香辛料ってどこか麻薬っぽい性格があるのかもしれません。



さて、今回まずご紹介するのは、広電の中電前駅のすぐ近くのキング軒さん。(リンクはこちらから

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辛さを1辛から4辛まで指定出来るのですが、とりあえず2辛にしました。
やって来たのはこちら。

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茹でられたばかりの熱々の細麺の上に、ひき肉とネギと花椒。
麺の下には、お店の秘伝のスープがあって、これをとにかく混ぜ混ぜして、下のようにスープが乳化するまでかき混ぜますと食べごろです。

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一口食べると、やはり2辛のせいか、もう一つ辛味、それも痺れが物足りません。
そこで卓上にある、オリジナル山椒(恐らく花椒)を山盛りに掛けてみました。


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麺を口に入れた時はそうでもないのですが、しばらく食べ進んでいくと、汗がたちまち噴き出し、猛烈に舌が痺れてバカになっていく。
唐辛子の辛さは、舌を刺すような痛みに似た点々の感覚なんですが、花椒の痺れによる辛さは、舌全体が痺れに覆われて逃げ場のないような感覚で、とにかくビリビリが、桜島 大噴火のようにずっとずっと続き、水を飲んでも治りません。
口の中でずっと、桜島が噴火した状態のまんまです。
でも・・・これがもはや快感になってしまっているのですよ。
これくらいビリビリしてないと、汁なし担担麺を食べた気になりません。
結局、食べ終わったら汗びっしょりで、コップの水に舌を浸して痺れを取る始末(笑)。
でもこれで良いのです。
さあ、もう1軒行きましょ!



今度は、広電の白島線の女学館駅前の竜胆(りんどう)さんに行きました。(リンクはこちらから

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ビジュアル的には各店ほとんど同じく、麺の上にひき肉と青ネギがトッピングされております。
麺の下のスープはそれぞれ特徴があって、上のキング軒さんは中華っぽくややオイリーで、この竜胆さんは醤油の味が少し引き立っていて、お店によって全然違うお味です。
この竜胆さんでも、辛さは標準でお願いしましたから、それほど痺れる事無くしっかりとスープの味を堪能しました。

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卓上にある、乗せ放題の高菜が和風のテイストを出しておりました。
もちろん、辛さはもっと要求出来ますので存分にどうぞ。
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アナタの口の中で、桜島はいくつ噴火するかな?(笑)。