ファン層が入れ替わってもPerfumeファンが、ずっと「あ~ちゃん絶対主義」な件 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

何度もここで書いておりますように、ボクがPerfumeのファンになったのは、2008年の頭。
「Baby Clusing Love」のリリースのタイミング。
ラジオから流れるこの曲のキャッチさに興味を持って、4月の、『GAMEツアー 大阪』に行って、見た目の野暮ったさと違ってライブの完成度の高さにかなり気を惹かれたけど、まだそれほど熱狂はしてはいなかったのかも。
今のように決定的なPerfumeファンになったのは、同年の武道館ライブ2Daysを見てからでした。
それは、ダンスやパフォーマンスもそうですし、それに加えて合間のMCの面白さも含めて、Perfumeの価値はCDよりもむしろ、ライブにて実感出来るというのを肌で思い知ったからなんです。
これまで色んなアーティストのライブを見て来ましたが、多少の誤差はあれど大体、『CD=ライブ』だったのが、Perfumeは明らかにCD(もちろん中田ヤスタカ作品はどれもお気に入りなのですが)よりも遙かに、『CD<ライブ』なんですよ。
もうこれまで見た事がないくらいのカルチャーショックを受けたのを覚えております。



そして、以後こんな感じで日本中をぐるんぐるんする身になりました(笑)。




そういえば、この6年前の武道館ライブのMCで、初日にあ~ちゃんからこんな話がありました。
この時の武道館ライブのDVDを見てもらえば分かりますが、オープニングの演出で、明らかにステージ奥から登場するように見せかけて、実は客席に近い出島ステージから表れるという、ドッキリオープニングが行われたのですが、この時のPerfumeの動きについて、「メインステージ下にあるルートから台車に乗って出島の下まで行く」というもの。
そして、ここであ~ちゃんから、客席にいる10000人に、「2日目もあるのでネタバレはさせないでね」というお達しがあったのですが、Perfumeファンがなんと、見事に誰もネット上に書かず、ネタバレに関しては一切妥協せず自身の記憶の限りを尽くして書きまくる、あの2chの住人たちでさえ、このオープニングについて誰1人書かなかったという事がありました。
当時から我々Perfumeファンにとっては、「あ~ちゃんの言う事は聞く」がライブの鉄則だったのです。
この出来事は我々にはかなりの誇りでした。



そして6年経って、また同じ事が、この「ぐるんぐるんツアー」に起こりました。
それは、このツアーが始まってからずっと気にはなっていたのですが、MCの時に少しでもPerfumeの目を惹いて、少しでもコミュニケーションを取りたいと、お手製のプラカードを掲げるファンが沢山いらっしゃった事です。
2008年の武道館ライブの頃のいわゆるアイドルグループのライブのような客席の画とは一線を画するほど、一般層が客席の多くを占めるような、アルバム「JPN」からファンになった方が多くを占める、最近のPerfumeライブの客席には、この「ぐるんぐるんツアー」から、どこで流行っているのやら、めいめいの思惑を書いたプラカードなるものを高々と示してPerfumeにアピールする方々が多数表れるようになったのです。
ツアーの最初で、彼らの存在を肯定的に扱ったPerfumeにも責任はあるのでしょうが、ツアーが進むにつれ、それは数を増やし、やや疎ましいものに見られ始めました。
恐らくそのプラカードで視界を遮られた方が苦情が示されたのでしょう、そのタイミングのガイシホール初日で、あ~ちゃんの口からやんわりと、「プラカード禁止令」が発せられたのです。



その内容は、極めて抑制的に、「そんなに自分をアピールしなくても、ワタシたちには客席にいるアナタ方の思いは十分に届いているから。
どうしても伝えたい時はファンレターを書いてくれれば、全部読んでるから大丈夫」




ガイシホール初日に出された、このあ~ちゃんの大号令を踏まえて2日目のガイシホールの客席はどうだったかというと、スタンド席中段にいたボクの視界限定ですが、見渡すかぎり、ライブの間は全く1枚も見る事はありませんでした。
これって凄いですよね。
当事者のあ~ちゃんが、感極わまって泣いているくらい感動ものでしたから。



まさに、「あ~ちゃんの言う事には従う」を地で行くライブでした。
みんな、あ~ちゃんの言う事、聞きすぎ(笑)。