【全体レポ】 『BBQ in つま恋 2014』 | Perfumeとグルメの日記

Perfumeとグルメの日記

Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

本日は、Perfume登場部分だけを抜いて書いた、『BBQ in つま恋』のレポ以外の全てのレポを書きます。
本当は一昨日のうちに全て書こうと思っていたのですが、フェス帰りはよく眠れますね(笑)。
書ききれませんでした。



さて、7月19日に時計の針を戻して、JRで掛川駅に降り立ったのが午前10時過ぎ。
駅前のホテルに荷物を預けた後、朝から何も食べてなかったので、予め調べておいた駅前にあるお店で、朝食兼昼食を食べようと思ったのですが、開店が11時の為、どうも時間が合わない。
Twitterを見るに、「つま恋までのシャトルバスの待ち列がハンパない」のを知り、開演の12時に間に合わなかったらイヤなので、結局何も食べないまま、バスに乗り会場に向かったのでした。
ちなみに実際のバスに乗るまでの行列は、それほどでもありませんでしたから、「何か食っとけば良かったな」とほんのすこし後悔したのでした。



バスに揺られること、約10分。
今年もこのゲートをくぐる事になりました。
出演するアーティストがアイコンキャラとなった幕の下を通ります。
Perfumeのキャラは分かりますよね。

20140719111625.jpg
20140719111725.jpg

ボクのチケットはBブロック。
P.T.A.の先行予約で3月に取ったチケットなのに、最前のAブロックでないのは失礼な話だと、直前までブータレておりました。
そして、この『BBQ in つま恋 2014』の特徴は、当日までタイムテーブルが分からないというもの。
まさかとは思いましたが、Perfumeが早い時間に出ないか、また今回のウリの「コラボ企画」で早く出て来るのではないか?という懸念があって何も食べず会場に来たというわけです。
当日に掲示されていた、タイムテーブルはこちら。



『Perfume FES 2014』の鹿児島県ツアーで一緒だった高橋優くんのステージは見たいと思いましたが、とりあえずフードエリアで空腹を満たす事にしました。
入り口でもらった小冊子に書いてあるお店のリストを見るに、どう考えてもこの日のお得メニューは、「帯広豚丼」だったのですが、考える事はみんな同じで、ここは長蛇の列で30分は掛かるほどだったので、仕方なくハズレのない焼きそばの列に並びました。
「富士宮焼きそば」を食べましたが、まあこんなもんだろうというお味でしたが、なんとお値段が600円!
ちなみに、生ビールも350ミリリットルの量で600円と、今回はフードエリアは全体的にお値段高めでしたね。



焼きそばを飲むように食べ終わり、ライブエリアに向かう途中の道で、ライブ会場エリアからイベントの発起人であるポルノグラフィティのお兄さんの開会宣言の声が聞こえて来て、明らかに歩調の早くなる女子が続々と(笑)。
さらに、ポルノグラフィティの2人は、サザンオールスターズ 「勝手にシンドバッド」、福山雅治 「虹」、爆風スランプ 「Runner」の3曲のメドレーを披露するという豪華絢爛ぶり。
ただし、この模様はステージで行われていたのか、モニター内で処理されていたのかは不明です。



本編は、高橋優くんでスタート!


1.パイオニア
2.太陽と花
3.おやすみ
4.泣ぐ子はいねが
5.同じ空の下


見た目の素朴な風貌とは違って、ライブでは声を張り上げて、ロック調のノリの高橋優くん。
M1、M2まで一気に歌いあげて、M3の曲紹介では、「まだまだここから盛り上がっていけますかぁぁぁ!!!」と客席を煽りに煽ったのちに、「続いてはバラードを歌いまーす」と客席をコントのノリで転けさせたところは、優くんはなかなかの策士でした。
そして、対バン鹿児島でもやった、M4の全編秋田弁の歌詞でお送りする曲では、サビの歌詞の「泣くコは居ねえかぁ~!」のレスポンスを観客に要求するのに、「チョコレイト!」 「ディスコ!」とPerfumeの著作権をふんだんに踏みにじり(笑)、さらに、「もしかしてだけど~」「もしかしてだけど~」と、若手のお笑いのネタも使いまくるなど、なりふり構わぬその姿勢がとても好感が持てました。
だって、フェスって、やったもん勝ちですからね(笑)。
まずか観客を暖めるのに成功した優くんでした。



藤原さくら


1.Ellie
2.Don't know why
3.愛の街



年は明らかに10代ながら、ギターを鳴らしながら、70年代の洋楽POPっぽい英詩の曲を淡々と歌う彼女。
M2は、ノラ・ジョーンズのヒット曲のカバー。
大人びた歌声が響いて、どこかのクラブで聞いているかのような雰囲気。
しかし、歌い終わった後のMCでの「ゆとり世代」丸出しな、日本語に芯が通ってないようなトークに膝の力が抜ける感覚。
曲は良いんだけどね(笑)。




さくら大学院 (KO-ICHIRO, 山村隆太, 高橋優, 松下省伍, 藤原さくら)


今年の『BBQ』の目玉企画のアーティストコラボの1組目。
ちなみに、このなかで最年少の藤原さくらちゃんが、この学院の学長というのが、このグループの名前の由来。
そして、全員で揃いの白の繋ぎを着ていたのですが、副委員長役の最年長、Skoop On SomebodyのKO-ICHIROさんが、この繋ぎがよく似合う。
見た目、地方のテキ屋の元締めという感じでした。
このメンバーで歌ったのが、衣装のイメージにぴったりの湘南乃風の『睡蓮歌』から始まって、『夏の思い出→風になりたい→A.RA.SHI』。
みんなでタオルを振り回して上がりまくり、なんと途中で、高橋優くんのラップが入る。
皆さん、ご存知でしょうが、高橋優くんは、嵐の櫻井翔くんにそっくり。
つまり、高橋優くんの「サクラップ」が炸裂した次第でした。



Skoop On Somebody


1.sha la la
2.ETERNAL LANDSCAPE
3.Amanogawa
4.happypeople
5.ぼくが地球を救う ~Sounds Of Spirit~


大人の雰囲気漂う2人組。
「僕たちの時は、座っててもいいから、音楽に身を任せて曲を楽しんでください」
と観客に諭すように話した後に、甘い声でミディアム調の曲を歌い上げる、ボーカルのTAKE。
ちなみにこのグループの以前のキャッチコピーは、「半径3m以内に近づいたら妊娠する!?」というものだったようですよ。



Rihwa

1.Last Love
2.Little Tokyo
3.カラフル
4.春風


「春風」が配信でスマッシュヒットした、札幌市出身の24歳のRihwa(リーファと読む)。
恐らく、今アミューズが最も力を入れて売り出しているアーティストでしょう。
柔らかでしなやかな歌声はSuperflyを彷彿とさせます。
この頃から雨がすっかり本降りとなって我々はかなりマズい状況になって来ていたのですが、このRihwaは、天然なのかドSなのか、「恵みの雨だよね!」とか、「あっ!雷が光ったよ!」とまるで、台風が来たら学校休みになるから嬉しがる小学生みたいなノリでケラケラ笑うのが、ヒヤヒヤしました(笑)。
でも、「ワタシも屋根のない所に出て歌うね」と言って濡れながら歌っていたのを見ると、野外の開放的なシーンが好きなのかもしれません。



ーーーここで雷雨のため、約60分の中断ーーーー



再開直前に、ポルノグラフィティの2人がステージに登場し、長い間雨に打たれながらもじっと再開を待ち続けていた観客に労りの言葉を掛けてくれました。
「もう、ワシ泣きそうじゃわ」という昭仁さんの言葉が印象的。
この時点で既に80分時間が押していまして、なんとここから、ほぼ休憩時間ナシで各アーティストがどんどん登場していきます。
アーティストも凄いが、セッティングし続けたスタッフの本気の仕事ぶりに完全脱帽でした。



WEAVER


1.Shine
2.love the world × ミュージック・アワー
3.僕らの永遠~何度生まれ変わっても手を繋ぎたいだけの愛だから~


雷雨による中断の被害を一番受けたのが、ピアノ・ロック3人組の彼ら。
恐らく2曲は減らされたでしょう。
でも、この日の為に、先輩2組のヒット曲をマッシュアップして作り上げたM2は、Perfumeの柔らかい曲と、ポルノグラフィティの圧力の強い曲が上手く合わさっていて、本当に良く出来ていました。




うたんちゅ (比嘉栄昇, MIHIRO~マイロ~, 桃野陽介, Rihwa, 藤木寛茂)


みんなお揃いの白いシャツを着て登場しているのに、BEGINの栄昇だけ、普通のかりゆし。
聞けば、沖縄在住の栄昇がリハーサルに参加したのは前日の1日だけらしく、衣装の打ち合わせにもノータッチだったとか。
曲は「少年時代」でしたが、栄昇のマイペースさしか印象に残らず。
まあ、「なんくるないさ~(笑)」



flumpool


1.星に願いを
2.花になれ
3.イイじゃない?
4.君に届け


去年はソーセージの被り物を被って出て、見事にスベった彼ら。
今年は普通に登場。
というより、持ち時間が少なくなったのでネタに走る時間が無かったのでしょう。
でもそこは関西人の彼ら。


一生:「さっきの雨でみんな天然のシャワーを浴びたでしょ! 本番の前はみんなシャワー浴びるでしょ!」
隆太:「待て待て! 本番の前のシャワーって、下ネタやないか!」
観客:「イエーイ!!

話は変わりますが、一生さんって、ちょっとリバウンドしてきてません・・・?




HaKU

1.think about you
2.dye it white


Perfumeのあ~ちゃんに、「HaKU、カッコ良かったよね!」と言ってもらって役得だった彼も、雷雨のせいで2曲しかやれなかったんですよね。
ボーカルは確かに男臭くてカッコ良かったです。




ベテランと中堅と一生 (島袋優, 上地等, TAKE, 阪井一生)


このグループは、明らかに阪井一生をネタにする為に結成されたようなコラボなんですが、途中で雨が降って来たせいだったのか、「ふたりの愛ランド」をみんなで歌ったことしか記憶にありません。
悪しからず。




Perfume
THANKS (新藤晴一, Perfume, 杉本雄治, 辻村有記)


Perfume出演シーンレポとセットリストについては、一昨日の記事に書きましたので(こちらのリンクからお読みください



MONOBRIGHT

1.トライアングリー
2.Youth


ヒダカトオルと離婚してから(ボク的には結婚自体から)すっかり迷走している感のある彼ら。
その直前に出した『 ADVENTURE 』は良いアルバムでお気に入りだったのに。
もっと頑張れ!!



BEGIN


1.涙そうそう
2.砂糖てんぷら
3.オジー自慢のオリオンビール
4.かりゆしの夜
5.島人ぬ宝


夕暮れ空がこれほど似合うミュージシャンは、BEGIN をおいて他にいようか。
朴訥とした比嘉栄昇の喋りと、緩やかな音楽に包まれた中で静かに陽が落ちていくと、まるで夜もこのまま温かさの中にい続けられるのではないかと錯覚出来るくらいである。
とはいっても、観客から、「栄昇!」と声が掛かると、「名前を呼ぶのは用事がある時だけにして」と、笑いも取るのはさすがのベテランさん。

「サーダアンダギー、アンダギー、アンダギー(M2)」
「アリ!乾杯!(M3)」

で、ひとしきり盛り上がっていよいよトリの登場。




ポルノグラフィティ


1.NaNaNa サマーガール
2.今宵、月が見えずとも
3.サウダージ
4.2012Spark
5.メジャー
6.ハネウマライダー
7.ミュージック・アワー

アンコール:それを強さと呼びたい



まあ、トリという事もあってか、それまでよりも破格に盛り上がったのが、ポルノグラフィティ兄さん。
ボクがそう感じたのもそのはず、ずっとBブロックの最前にいたのですが、ふと気付いたら自分の周りはほぼ全員ポルノグラフィティファンの女の子・お姉さんに取り囲まれておりました(笑)。
でも、この日のセットリストの曲は全部知っておりましたから、周りの女性がたに負けないくらいに盛り上がりましたし、『変な踊り』も全力でやりましたわよ。
毎回、彼らのライブを見て思うのは、「全力で熱が伝わってくる」という事。
アーティスト側から、熱いものがステージから客席に伝播して来れば、それに感化されて観客にも熱いものが生まれて、自然にステージと客席が同じ温度になって一体化して盛り上がる。
ポルノグラフィティはそれに長けていると思う次第であります。



Perfumeのあ~ちゃんの初作詞の曲、「それを強さと呼びたい 」の期待していなかった感を裏切る出来の良さに少しホロリとして、それでも「規制退場」に引っかからないために、出演アーティストの挨拶をソコソコに聞きながら、ボクはBブロックを後にして、終演を告げる打ち上げ花火の撮影に失敗くらいの速度でシャトルバス乗り場に急いだのでした。
色々、アクシデントの多かった2回目の「つま恋 BBQ」でしたが、来年もまた参加したいと思った次第でした。