【感想】 明石家さんまプロデュース Part.18 今回もコントだけ | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeのライブツアーと同じくらいに楽しみにしている、「お笑い怪獣」こと、日本が誇る最強のエンターテイナー、明石家さんまが、年に一度だけ開催するコントだけの舞台、



「明石家さんまプロデュース Part.18 今回もコントだけ 『恋は、焦らずタイミングを待ちます。 60才で引退するわけは無いやろSP」



の大阪の振替公演に行って来ました。
元々は、2月に行われるはずだったこの舞台は、出演メンバーの村上ショージの急病の為に公演が5月に延期されたのでした。
4日間6公演行われるこの舞台を、ボクはいつも初出しの初日と、熟した千秋楽の両方を見て違った笑いを楽しむのですが、今回はこのような事情で振替の公演日が入れ替わった為、2日目と3日目を見る事になりました。



開演の午後7時、いつものように「明石家サンタ」のパートナーですっかりお馴染みの八木亜希子さんの影アナでスタート。
そして毎年のように、このアナウンスの中にも1ネタあって会場を笑わせるのも恒例。
今年は、2月に「急性肝炎」に倒れた村上さんの本当の病名は、実は喋りだすとどうしてもスベる方に行ってしまうという難病の、「慢性スベリ症」だったのでは?という小ネタでした。
という事は、八木さんはこの大阪公演の為にアナウンスを撮り直ししてくださったみたいですね。



毎年と同じオープニングテーマ曲が流れると、大阪の観客は手拍子の嵐。
そして、幕が開くと明石家さんまを始め、出演者のラサール石井 村上ショージ 松尾伴内 ジミー大西 内山信二 山田花子とともに、まずはご挨拶のオープニングトーク。
この舞台は、東京と大阪で行われるのですが、東京の観客はこのテーマ曲が鳴っても誰一人手拍子なんてしないそう。
大阪の客は、「さんまちゃん!待っててんで!!」とばかりの大手拍子なんですが、案の定、その前のめりな姿勢を、さんま師匠にネタにされて、大阪の観客大笑い。
まあ、確かに出演者が舞台に出ないうちから、手拍子で盛り上がるなんて、他の舞台や音楽ライブでは無いですよ・・・あ、Perfumeのライブぐらいだわ(笑)。
だから、全く違和感を感じないのかぁ。



オープニングとは名ばかりの、毎年1時間行われるこのトークの、今年の主題はやはり公演延期の原因を作った、村上さんの入院話。
2月の公演が中止になり、急に4日間スケジュールが空いて、すっかり暇になった、明石家さんま師匠は連日ジミー大西・内山信二とどんちゃん騒ぎ。
さすがに3日目の帰りのタクシーの中で、盟友の村上ショージに申し訳ないと気付き、翌日に見舞いに行く事を他の2人に提案。
ただ、そこは一筋縄ではいかないのが、明石家ファミリー。
病院に見舞いに行くと、「見舞金」を持参しないといけないので、ジミーちゃんと内山くんは見舞いに行きたがらない。
余りにもの得手勝手な2人の言い訳に、タクシーの運転手が「見舞いに行きなはれや!」とキレる始末(笑)。
仕方なしに、2人に2万円ずつ小遣いを渡して、それを見舞いに充てるように諭す師匠。



そして翌日。
昔、草野球で三塁にスライディングした時に足を複雑骨折して病院に担ぎ込まれたときに、看護士さんに、「村上さん!痛い所は?」の問に、『入院費』と答えた逸話のある村上さんですが、今回の入院は急性肝炎ということもあって、さすがに自ら笑いも取れず、病室で点滴を打ってもらっていた所に、元気な明石家さんま・ジミー大西・内山信二の3人が見舞いに訪れるというシチュエーション。
完全肉食獣的な価値観を持つ明石家さんまは、点滴姿の弱っている村上さんの後ろ姿や、病院レンタルのパジャマのチープ感を散々罵るようにツッコんだ後に、それでも3人で見舞金を置いていったそうです。
そして、村上さんが退院後に、さんま師匠にお礼の連絡をした際、ジミー大西・内山信二の見舞金が5000円だった事が発覚!
なんと、このひとでなしの2人は、さんま師匠から戴いた小遣いをわざわざ両替して、5000札を作ってピンハネを実行したようで、実に素晴らしい。
ただ、村上さんも、昔にさんま師匠の、瓶に入った硬貨貯金をバレないように少しずつ盗んでいたそうですから、これは明石家ファミリーの伝統芸ですな(笑)。
(ただし、これはあくまで舞台の上でのトークですから、事実がどこまでなのかは分からないという事は付け加えておきます)



本題のコントの内容自体は3題ありまして、総計3時間15分の長丁場の舞台でして、「このコントライブは、DVDとして映像作品は残さない」というポリシーの元にやっている、明石家さんま師匠の意志を尊重するべく、詳しくは書きませんが、今のバラエティ番組に決定的に欠けている、笑いの基本の、「フリ」と「ボケ」を実に忠実に繰り返している様が、逆に新鮮に映りましたねぇ。
逆に言うと、人間の笑いって、時代の流れには一切関与されないのだとも実感いたしました。



明石家さんま師匠も来年で、遂に還暦。
この舞台の出演者も最年少の内山くんで30歳近くで、平均年令は50歳近いはず。
毎年、当たり前に迎えているこの舞台も、果たしてあと何年続くのか?
また来年まで、今のメンバーが全員健康でいらっしゃる事を強く願うばかりです。