Perfumeファンが、Perfumeライブに於いて常に従順なのはなぜなのか? | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

今週に入って何年か振りにちゃんとした風邪を引きまして寝込みました。
と言っても、実際に寝込んだのは月曜日の夜から火曜日の夕方まででしたが、月曜日の昼間なんか、久々に自身の体温が時間の経過とともに上昇して行くのを実感いたしまして、少しドギマギいたしました(笑)。
現在ではほぼ8割方治りましたので、本日のブログ分から通常運転です。



さて、今日の話題は本来は火曜日に書くつもりだったもの。
ボクは存じ上げなかったのですが、アイドルグループの振り付けをしていらっしゃる竹中夏海さんのブログにPerfumeのライブの観戦記が書かれてありました。
ボクは最初、この人の名前を見て、『もしドラ』の作者さんだと勘違いして、「国民的な方々のサイドに立つ方が、よくPerfumeの事も評価してくれて、実は随分公平な人だったんだなぁ」と感心していたのですが、名前から検索して竹中さんのブログの写真を見て、全くの別人だったのだと、びっくらこいたわけでした(笑)。
しかし、いくら性別が違うと言っても、同じ「夏海」という名前を親に付けてもらいながら、
片やこれで、



こっちがこっちなんて、


「名は体をなんて全く表してませんよね」
この、『ことわざ潰しが!!(笑)』




さて、本日の話題は、岩崎さんはどうでもよく、本物の竹中夏海さんのブログの中身にありまして、彼女が去年のクリスマスに実際に足を運んだ、Perfumeの「東京ドームライブ」の観戦記の中の最後の曲の『Dream Land』での演出と、観客のレスポンスについて一文です。
(この記事が読みたい方は、アメーバブログの中にありますから、名前を検索すればすぐに見つかりますよ)
この一文をかいつまんで抜き出しますなら、




そしてアンコール。
アンコールと言いながら、これはアンコールではなく、エンディングでした。
こんな綺麗なエンディング、見たことない。



歌ったのはたった一曲、『Dream Land』のみ。
そして最初に出てきた、繭玉のような白いドームの中に3人が戻っていき、そこが閉じて。
最後の最後に『SEE YOU NEXT LIVE』と映し出されて
お客さんはみんな察してドームを後にしていました。
あの規模で、「え~まだ出てきてよ~」とばかりにWアンコールを要求するひとが1人もいないんですよ。東京ドームで。
Perfumeファンの察しの良さも半端じゃない…! 




下線部分なんですが、なるほどそう言われてみれば、ボクも確かに彼らと同じリアクションでした。


今回の「京セラドーム大阪・東京ドーム」のライブでは、本編が終わってPerfumeが舞台から消えてから、最後の曲の「Dream Land」のイントロが流れだすまで僅か1分余り。
ラストの「Dream Land」はアンコールなのか本編の延長なのか、観客からは、その演出の意図は曖昧なまま、公演の幕は閉じて呆気なく客電が点きましたよね。


この竹中夏海さんのブログに書かれたように、あれを「エンディング」と呼ぶのかはともかく、前もってのサジェスチョンも何もないまま、こんな終わり方をした、京セラドーム大阪初日では、もう少しガヤガヤとした反応がありそうなものですが、ボクを含めた30000人の観客たちは、あっさりとその全てを受け入れて帰り支度を始めていたのです。
それも胸を満足感で一杯にして。




ボクは2008年からのPerfumeファンですが、そういえば、Perfumeのライブで、客電が付いた後の「不毛なアンコールコール」を聞いた事がありません。
他に色々なアーティストさんのライブを見に行きましたが、ごく少数ですが、たまに本編もアンコールも終わり、客電が付いて影アナの案内が始まっているのに、まだアンコールを叫んでいる観客がいたりします。
それでたまに本当に出てきたりするから、味を占めてしつこくコールする訳ですが、最後にもう一度好きなアーティストの姿を見たいと言う気持ちからのものかと推測されます。
でも、この手のファンはPerfumeのライブでは見ないですよね。




「なぜ、PerfumeファンはPerfumeにこんなに従順なんでしょう?」


いくつか理由を考えてみました。



1、「『それでは、Perfumeでした!』の終わり文句で調教されているから」



2、「3人の足が限界を迎えている事を知っているから」



3、「自分たち観客もライブの一部だと考えているから」




この全部が全て当てはまると思うのですが、そのうちの3の「Perfumeファンは自分達をライブ演出の1つ」との認識について少し追記しますと、「サイリウムを振り回わす客」など、「Perfumeのライブに於いて、その全体の演出に支障をきたすような行為」に過剰なほどに嫌悪を発するのがPerfumeファンの特徴です。
他人に対し比較的に寛容なPerfumeファンが、ヒステリックな反応を示すのは、総じてPerfumeのライブに関するものばかりです。


ボクが考えるに、それは「Perfumeのファンになるきっかけが、その音楽性にあると考えている方が多いからで、そういう人はこれまでの他のアーティストのライブで似たような不快感を抱いた経験があるからだと思われ、そこから派生して、「アーティストのライブを成功させるか否かは、アーティスト側にある、だけでなく、我々観客側にもある」と考えている人が多いのかと推測されます。




よって、今回のドームライブの最後の演出でも、アーティスト側の、ありのままの意を受け入れて、「SEE YOU NEXT LIVE」の文字を見て、「ああ、これで終わりなのだ」と察したのでしょうか。
もしくは、上の2のPerfumeと同様に、飛び跳ねる体力がもう残ってなかっただけなのかもしれませんが…。