【全体レポ】 「ROCK IN JAPAN 2013」 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
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8月4日のロッキンで、ボクが見たステージの個人的な感想を書いていきます。

まず、この日は泊まったホテルのアラームが鳴らず(鳴っていて気づかなかっただけかも)、1時間以上も寝坊。

しかも、さらに予定が狂った事に拗ねてヤケになって二度寝するという、子供じみた行いまでしてしまい、結局現地に着いたのが12時過ぎ。

以前にこのブログで自分でオススメしていた、東京カランコロンのステージを見損なうという失態。

この時点で、チケット代の何千円分かは損しているんですよね(笑)。










まあ、それでも気を取り直して、WING TENTの、KANA-BOONに向かいます。

しかし、開演10分前には既に規制が掛かるのでは?と思うほどの、人、人、人。

なんとか裏から回って、ステージの左端に陣取る。


彼らのステージは、いい意味でまだまだ荒削りで洗練されていない。

全てが発展途上で、それでいて未来の息吹は感じる、そんなステージだった。

9月にメジャーデビューが決まったという話がボーカルの谷口くんから出た時は、本人たちより観客の方がその知らせに盛り上がっていたのだけども、メジャーデビューする事は、「お金を沢山掛けてもらえるけど、その分回収も求められる」わけですから、それほど嬉しい事ではないんですけどね。

本人たちがあまり浮かれていなかったのは、そういう事をちゃんと踏まえているんでしょう。

何年か後にもう一度、このロッキンで見てみたいバンドでした。













続いては、LAKE STAGEで既に演奏を始めているmiwaを横目に(もう入れないくらいに満員だったので)、PARK STAGEまで歩いて、フラワーカンパニーズを見ました。

去年の「COUNT DOWN JAPAN 2012」で見て、一気に気に入ったので今回も見ちゃいました。


来年で結成25週年を迎える彼ら。





ステージに出てくるなり、「今年で結成24年になります! メンバーチェンジしておりません! 活動休止しておりません! ヒット曲、貫禄、風格、その他何もありません! でもやめません! 誰も聴いてなくたってやるからね。需要と供給とか関係ないから!」





こんな自虐的な事をサラリと言えちゃうベテランって何気に無敵ですよね。

なんだかんだ言って、この世界は止めたもん負けみたいなもんで、かっこ悪くてもしぶとく続けていった者が最後に陽の目を見る一面もあると思うのですよ。

負けを認めないまま頑張り続けると、他が脱落する分浮かび上がるという、人生の教訓みたいなバンドですね。

このステージのラストの曲は、ボクの大好きな「真冬の盆踊り」で、《ヨッサホイ ヨッサホイ ヨッサホイのホイ!!》を踊りまくりましたよ。










この後は「森のキッチン」で昼食。

ただ、時間帯が悪かったのもあるけど、列が長すぎ。

目的のご飯を手に入れるのに40分。

先ほどの、WING TENTからPARK STAGEまで歩くのにも、人が多すぎて全く前に進めない。

去年はもう少し人の隙間を縫って早く歩けたから、GLASSとLAKEを3往復くらい出来たのですが、今年は他人に邪魔されて全く速く歩けないから、ここで移動は少なめにしようと決意。







GLASSには向かわず、LAKE STAGEの安全地帯に予定変更。

しかし、これが良い選択に。

真っ黒い衣装を身に纏った玉置浩二のボーカルがまさに圧巻!

とにかく彼の声の伸びの物凄さにしびれました。

「じれったい」などの昔のヒット曲もやったのですが、歌が上手すぎて原曲の姿を完全に崩して歌っているのですが、それが玉置浩二のボーカルの魅力を感じるのですよ。

人の声で、その場を制圧出来ている数少ないケースの1つを見ちゃいました。

ただ、持ち時間を大量に残して、サッサと予定終了しちゃったのが残念。

あと1曲でも観たかったな。

でも大満足でした。







そして、意を決するように長い道のりを歩いて、GLASSエリア脇のDJBOOTHでの、9nineのライブへ。

アイドルでありながら、ロックフェスに初めて出演する彼女たちのパフォーマンスを見た感想を一言で表すなら、「必死」。

それは、完全アウェイのこのロックフェスで、少しでも観客の記憶に爪痕を残してやろうとたぎらせた、その熱い気持ちはまるで、ジャングルのサバンナで生存競争を繰り広げる動物のようなギラギラしたものを感じ、その気持ちはもはや「一生懸命」という言葉では範疇に収まり切らないくらいに振りきれていたからでした。

歌もダンスも自らの限界まで見せてやろうという気概を感じました。







この後は、まったりと過ごし、既報のPerfumeのステージに挑んだのでした。

なんか、フェスの参戦が増えるほどに、どんどんズボラを覚えて、見るアーティストの数が減っている気がするのですが、目的の大トリのPerfumeは見れたし、しっかりとハム焼きも食べたし、まずは満足のいく1日でした。

ただ、明らかに視界に入る人間の数が多すぎると感じましたから、収容人数はもう限界を超えているのではないですかね。