Perfume 生歌やってんじゃん!@「月刊MelodiX!」 2007/09/22放送分より | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

「Perfumeって、口パクなんでしょ?」
「Perfumeって、歌ってないんでしょ?」



などという無粋な質問を投げかけられて、「ライブでは歌っているんだよ!」と思わず感情的に反論してしまった方や、「そんな事どうでもいいじゃん」とばかりに無視を決め込んだ方、「いや、Perfumeの音楽はそうじゃなくてね・・・」と理論的に説き伏せようとした方など、Perfumeファンにとっては、この手の話題になると、なかなか統一した対処法が見いだせないでいるわけですが、実際にPerfumeのライブに行くと概ねこれらの疑問・質問の答えは明らかになるのです。
もちろん、これらの質問の正解は自分の耳を通してでないと理解できないわけで、それは、



「ステージ上にいるPerfumeは全ての曲を全力で歌っている」
「しかし、観客にはその歌声の全てを聞く事は出来ない」
「なぜなら、現場の音響スタッフが3人の生歌のボリュームをコントロールしているから」



どうしてこんな面倒くさい事をいちいちやるのかというと、そもそもの根源的な理由が、



中田ヤスタカが、ライブに於いてPerfumeが生声で歌を聴かせる事を無視した曲作りをしているから」




なんですよね。



ファンの間では『神』とまで崇め奉っている、Perfumeのすべての曲を作成するプロデューサー、中田ヤスタカ自身が、「歌手はステージで歌を歌うのは当たり前だ」という世間の価値観を完全に無視する、一見して変テコなポリシーを以って曲を作っているからこそ、Perfumeファンは他のアーティストのファンには絶対に抱える事のない、外部との軋轢を抱えてしまうという、非常に微妙な立場なんですが、それでも楽曲の構成に制約のある中、ライブパフォーマンスに於いて、なんとか『ライブ感』を出そうと現場の音響スタッフの腐心により、3人の生声を聞けるからこそ、上記したような無粋な質問・疑問に対しても余裕を持った対応をなんとか取れるのでしょう。




そこで、Perfumeがライブ会場で行う、「生歌+リップシンク」の最もシンプルな形でのパフォーマンスの一例をご覧ください。
「月刊MelodiX!」の 2007/09/22放送分の「ポリリズム」から。




曲冒頭と、サビ終わりのそれぞれの3人のソロの所が完全に生歌です。
ライブでのPerfumeの生歌が聞けるパートはこんなにシステマティックに散りばめていられるわけではありませんが、それでもこんな風に3人の生歌はライブ会場に於いてはしっかり聞けるという事は、「Perfume初心者」、或いは「Perfume不勉強者」の方々には分かって頂きたく、以下の動画をご紹介いたします。
(かしゆかの生歌は、あちこちにフラットし続けていて、若干ヒヤヒヤするんだなぁ・・・笑)