地元のタワレコさんでは、入口正面の一番目立つ所に大きく展開。
さらに店中（J-POPエリア内）に曲まで流して頂いたり、お店のスタッフさんの手書きのＰＯＰにも力が入っていたり、なかなかの好待遇でしたよ。
「海外向け入門盤」って、やっぱりスタッフさんはよく勉強していらっしゃる。
ワゴンでは、初回盤に特典として入っている「FAKE IT」のＰＶがエンドレスで流れていたのですが、ボクはフルバージョンを初見で見たかったので、こちらには一切目をくれずに写真だけ撮って立ち去りました。
初回盤は思ったよりも残っていないようにみえます。
でもこの写真の下の方をよく見ると、「サムティ」の初回盤がなにげに残っておりますね（笑）。
さて、肝心の音源並びにＰＶの中身についてなんですが、正発売日の今日にようやく手に入れる方もいらっしゃるはずですから、さまざまなネタバレを書くのはあと１日待ちたいと思います。
ただ、音源を聞いて一言だけ言わせていただきたい事がありまして・・・
「ヤスタカさんは男気があるねぇ！！！」
聞いた方はもう分かっていらっしゃると思いますが、このコンピベストは単に曲を集めて収録しただけじゃなくて、ヤスタカさんが１曲１曲全てをマスタリングし直しているんですよ。
それも、強い曲はバックトラックを鋭角にし直したり、ミディアムな曲は３人のボーカルをより際立たせたりと、曲の個性によってマスタリングのやり方を変えているのでんです。
はっきり言って、レコード会社を移籍したPerfumeとそのチームにとって、前の所属会社からリリースされるこのベスト盤は別に無視していても構わないものなんです。
というより、新所属のユニバーサルさんにとっては、このようなアルバムを出されるとせっかく高い移籍金を払って獲得したPerfumeが昔の会社のリリース情報に束縛されて、新しい活動の情報のメディア向けの発信が邪魔されるから、かなり迷惑なはずなんです。
少なくともこのアルバムが市場を賑わす1,2週間は、ユニバーサルが企てているPerfumeの海外進出プログラムはユーザーの視野からは消えるはずですからね。
だから、このアルバムはほとんどのメディアでプロモーションがなされないのですよ。
徳間側がある種の仁義を切っている事も考えられますけど。
しかし、そんな鬼っ子扱いのアルバムにも関わらず、それを行う事が自身のポリシーなのか、徳間ジャパンに対するPerfumeの厚い思い（移籍が決まった時に担当スタッフと泣いて別れを惜しんだ）を形にする使命感に燃えたのかは解りませんが、もう縁が切れたレコード会社向けのリリース作品に、ヤスタカさんは全曲に細かい仕事を施してくれているんですよね。
普段はクールであまり人間味ある所を見せない彼ですが、「ポリリズム」のポリループの一件といい、代々木ライブを見て感動して、アルバム「⊿」の完パケの期日を無視して「願い」の新バージョンを一晩で作り上げたりとか、事あるごとに熱い男気ぶりエピソードを我々に見せてくれるんです。
それがあるからこそ、いくらクラブで飲んだくれてへべれけになっていようが、お姉ちゃんのケツを追っかけていようが、週刊誌に色々書かれようが、我々の信頼は変わらないわけなんですよ。
（現場を見ると評価は一変するかもしれませんが・・・笑）