「Spending all my time」は「ダンスもの」 感想 その2 | Perfumeとグルメの日記

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昨日の記事の続きをもう1つ・・・。



昨日はこの曲はJ-POPとは逸脱した素晴らしい曲だと言いましたが、という事は逆に言えば間違いなくJ-POPユーザーには全くウケない  (ヾノ・∀・`)ナイナイ
あ~ちゃんがラジオで言っていたように、どうやらテレビの歌番組には出演しないようです。
これは8月は毎週末に各地のフェスに出演していますから、必然的にスケジュールが合わない事も理由なんでしょうが、ボクが思うにこんな変態曲をテレビでやっても全くプロモーション効果はないと思います。
「サビ」の繰り返ししかない曲なんですから、これをテレビでやっても、「なんか退屈な曲だねぇ」で終わるはずなんです。
そういう意味では、この曲はいわゆる「フックソング」とは少し違うのかもしれませんね。



2010年以降のシングルに見られた、3人の声の個性を活かす為にエフェクトを抑えた曲たちと違って、この「Spending All My Time」は、3人の声を完全に融合させた上で別物の声に加工しきっているのですよ。
CDで聴く分にはこのやり方は全く問題ないのですが、テレビでこれを再現しようとすると、また例の「口パク問題」が勃発します。
誰がどのパートを歌っているかがはっきり解らない曲に関しては、今のテレビの歌番組にとって「想定外」の曲になりますから、もともと再現するのが難しいのです。
だから今回の曲でテレビ出演をしないというのは、英断であるのと同時にリスク回避として妥当な所でしょう。
という事は、逆にこの曲のダンスパフォーマンスに大きな期待を持ってもよいのではないでしょうか。




そういう点からするとこの曲を「ライブで作っていく曲」と分類した事は非常に良い効果があるでしょうね。
こう宣言した以上、8月にある夏フェスではこの曲は皆勤賞になるんでしょうが、果たしてどんなパフォーマンスになるんでしょうか?
恐らく、「コミュニケーション」のようにヘッドセットを付けて両手でフリをこなすのでは。
よく、Perfumeの新曲を評して、「歌物」か「音物」なのか議論がありますが、今回の新曲は、ずばり「ダンス物」だとボクなら名付けます。
「歌」を聞くのでも「音」を楽しむのでもなく、「ダンス」で観客と一緒に盛り上がるような、そんな曲なんだと感じました。



昨日にこの曲の10秒ほどのPVのティザー動画も公開されました。
そこに映っていたのは、靴下を履いて膝から下しか映っていないPerfumeの足の動きを10秒だけ流すもの。
ちなみにこのPVの足ですが、足の形状からいって、左から「かしゆか→あ~ちゃん→のっち」でしょう。
多分間違いない。