ついに武道館追加公演も最終日。
あ~ちゃんの、「BUDOKaaaaaaaaaaN!!」の雄叫びは4日連続付いて回りました。
ボクが参戦した初日と2日目は会場内が異常に暑く、3人も汗びっしょりでだったのですが、日本武道館の規則で、5月は冷房を入れる事が出来ないという事を聞いて、エアコンを付けてもらう為に、武道館の偉い人に頼んでもらおうと、アミューズのPerfume班の一番偉い福岡さんに、あ~ちゃん自ら掛け合いました。
オシャレな麻のストールを襟に巻いた福岡さんは快諾。
しかし、首にストールを巻いていたのが、暑さを訴えるのにマイナスに働いたのが、あえなく武道館側に断られて撃沈。
しかし、エアコンこそ入りませんでしたが、大型の冷風機をフル稼働させるなど、最大限の努力でこの日はまだ涼しかったです。
ただ、のっちだけは最初の4曲で汗みどろで既に顔がテカテカ(笑)。
どうやら汗かきののっちは、サウナも苦手らしく、このツアーの北海道の休日に3人で温泉に行った時も1人だけ塩サウナに入れずに3秒で飛び出したらしいです。
「だって息が詰まるんだもーん(byのっち)」
多少涼しくなったといっても汗が出る環境には変わりはないので、あ~ちゃんは観客の事を気遣って、
「気分が悪くなった人はしゃがんでくださいね。
警備員さんに助け出してもらえるように言ってありから。
でも元気な人はお水を取ろうとしてしゃがんだら運ばれてしまうから、しゃがまないでくださいね!」
ですって!
元気な奴らは水も飲まれへんのか!?(笑)。
1つ目のMCは1人のっちからスタート。
「熱いぜ武道館!」の煽りを何度も繰り返すのっち。
多分自分が暑い事を訴えたかっただけでしょう。
でもこのツアーを振り返ってしみじみと、「各会場のお客さんはみんな温かかくて、凄く仲良くなれた気がする」と最終日らしく感慨深い事を話しました。
そこに、かしゆかが登場。
「このツアーはのっちがお客さんにキレまくって、それを私が宥める役目で回ってきた」とツアーを振り返ってました。
かしゆかの質問でこのツアーで恒例となった、「Perfumeのライブに初めて来る人?」が今日も。
思ったよりも多めの数の手が客席で挙がるも、どうやらインディーズ時代の頃から常連の古参ファンが便乗して手を挙げてるのを、かしゆかが見逃さずに、すかさず「嘘つき呼ばわり!」
この始終を袖で見ていたあ~ちゃんが、このファンの方の人物説明が。
どうやら、昔から色んなイベントに来てくれていたらしく、Perfumeにパンダのクッキーを差し入れし続けて来たので、「パンダさん」というニックネームが付いているそうです。
でも、嘘ついて手を挙げたしっぺ返しをきっちりあ~ちゃんから受けてしまいました。
「今だから言いますが、パンダさんがいつも差し入れてくれたあのパンダクッキー…実はあんまり美味しくなかったんですよ…。」
パンダさん涙目(笑)。
続いて2つ目のMCコーナーは、かしゆかがまず登場。
「盛り上がってますか?」と例の萌え声で観客を煽った後、挙がる歓声に満足げに、「ヨシヨシ(^_^)\(^_^)」とお誉めの言葉。
さらに、「Perfumeのライブには、照明の神や、音響の神や、まさしく曲を書いてくれる神とか色んな神々が携わって出来ているんです」
という、このツアーで記録に残る名言が出ました。
その後、昨日客席に来ていた中田ヤスタカのコスをしていた人が、どう見てもCOWCOW多田にしか見えなかった事から、彼らの持ちネタの「当たり前体操」を舞台上でお客さんそっちのけで楽しむ3人。
フリーダム過ぎます(笑)。
その流れから、どうやらあ~ちゃんの親友であり嫁でもあるハリセンボン春菜が客席にいるとう話になり、あ~ちゃんがこの日の朝の春菜とのメールのやりとりを明かしました。
「今朝、私が春菜ちゃんにメールを出したら、会うって約束なんかしてないのに、どうやらライブが終わった後に私と会えると勘違いしたらしく、『今日は1日開けて待ってるから』と返事が帰ってきたんですよ。
でも、ライブ終わりは色々とやらなければいけない事があって遅くなるので、今日は会えません。」
思わず客席で落ち込む春菜に、「でも大好きだよ!」と投げキッスを飛ばすあ~ちゃん。
しっかりとそれを受け止めて、更に愛がいっぱい込められた投げキッスを返す春菜。
でも、それをあっさりと交わすツンデレなあ~ちゃん!
客席から怒りの声を挙げるシュレック(笑)。
本当に2人は仲がいいんだなぁと思いました。
ちなみにボクは1階の最前列にいた彼女を確認してましたが、関係者席にも関わらず、曲中も立ち上がってノっていて、お約束の振り付けまでやってましたよ。
そして、いよいよアンコールでのMC。
あ~ちゃんから最後のご挨拶。
「お客さんが全然集まらなかった時期が長かったから、このツアーの色々な各会場でこうやって沢山のお客さんが来てくれる事が未だに信じられなくて、でもそれを目の当たりにして実感すると、改めて幸せだなぁと思います。
ありがとうございました。」
そして、さらにその感謝の気持ちは客席だけでなく、この日チケットがなくて武道館に入れなくて、外で音だけ聞いている500人以上の音漏れ部隊にも向けられ、
「そんな人たちがいる事を、ライブ中にスタッフさんから聞かされて、本当に有り難いと思った」と話ながら、あ~ちゃんは涙を浮かべました。
そんな人たちに、せめてもの感謝の気持ちを伝えようと、3人から開け放たれた武道館のドアを通して、
「外のみんな!ありがとう!!」
というメッセージのプレゼントがありました。
外にいた人たちには聞こえたのかな?
どうやらこれは、ライブ中に外の様子を見にきたスタッフの方からMIKIKO先生に話が伝わったらしく、先生からPerfumeに彼らの存在が教えられたようです。
さて、今回の武道館追加公演は、特に大きなサプライズはなかったですが、ツアーの本編から時間を掛けて、お客さんとともに作り上げてきたライブが完成できた集大成の4公演のように思えました。
見る事が出来て大満足の最終公演でした。
最後に同じくアンコールMCの最後であ~ちゃんが話した言葉をご紹介致します。
『私たちのアルバムの「JPN」を世界の人たちに届くように、そしてもっと日本を知ってもらう為に、日本という国を好きになってもらう為に、レコード会社を移籍してまで世界に進出しました。
Perfumeの夢はみんなの夢。
みんなと一緒に世界に出て行きたいです』
観客席からこの日一番長い拍手が鳴り響きました。
ボクも、この言葉と同様に、このライブを世界の人たちに見せてあげたいと心から思った1日でした。
さぁ、皆さん!
どこを目指して行きましょうかねぇ。