静岡で食べた美味しいモノ 2 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

昨日の続きです。


2日目の朝の用宗港でのシラス丼を食べ終わった後、駅に帰って更に東京方面へ進み、静岡駅に着きました。
静岡駅正面のメインストリートを県庁や駿河公園を横に見ながら15分くらい歩いた商店街の真ん中にある、静岡おでんのお店、おがわさんに入りました。
ここは完全に地元のお客さんが来るお店です。
ですからお店の前で写真を撮るのは遠慮しました。
店先にたくさんのおでんが煮込まれていて、そこで好きな種を注文して取り分けてもらいます。

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ボクは、黒はんぺんと牛スジと大根をいただきました。
上にかかっているのは削り節ですね。
静岡おでんの特徴は、牛スジで取った黒いお出汁と、この削り節です。
黒はんぺんは厚みもあって、魚の風味が効いて美味しかったですが、実は牛スジが肉肉しくてとても食べ応えがありました。
関西のおでんに入っている牛スジは脂身がメインで、もっとトロトロとしているんですが、静岡の牛スジはまたちょっと違う美味しさですね。





さぁ、おでんを食べ終わったら静岡駅に引き返し、今度は路線バスに乗って丸子(まりこ)橋に向かいます。
目指したのは、とろろ飯のお店の丁子屋さん。
地元では有名なお店で車がひっきりなしに入って来てました。

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創業が慶長元年なんです。
木造のお店の中は江戸時代を思わせるような造りで、ちょっとした文化財に認定されるほど古めかしい日本家屋そのものでした。
ここもお店の中の写真は撮ってません。
食事をするのに通された和室には床の間がありましたので、これだけ撮りました。

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注文したのは一番基本のメニューの丸子。

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おひつのご飯と、とろろ汁と畳イワシの入った味噌汁と小鉢に香の物が付いてきます。

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とろろは、自然薯をお鉢にそのまますりおろした物で、おさじで持ち上げるともの凄い粘りです。

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おひつに入っているのは麦飯です。
これを丼によそい、とろろをたっぷりとかけていただきました。

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とろろは、いい意味で新鮮な土の香りがして大変美味しかったです。
もう飲み物感覚でツルツル、ズルズルと口に流し込むので、おひつには丼にしてたっぷり3杯分ほど入っていたんですが、ものの10分くらいで全部食べきってしまいました(笑)。

最後にお箸入れにこんな言葉が書いてありました。

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「日本人の窮(究)極の味は、空気・水・お米…」
ここの、とろろ飯にはその窮極のお味が全てこもってました。
付け加えると急須で出されたお茶も大変美味しかったです。




このお店を後にして静岡観光はおしまい。
家路についたのでした。