内山高志はもっと日本人に評価されてよいボクサー | Perfumeとグルメの日記

Perfumeとグルメの日記

Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

大晦日にボクシング三大タイトルマッチがあったんですよね。
ワタクシ、結構ボクシングが好きで世界タイトル戦は見るようにしているんですが、井岡一翔の左フックのKOパンチも凄かったんですが、この内山高志の左フックが物凄かった!




井岡の最後のパンチは体をダッチロールさせる円運動の中の左右のコンビネーションのパンチの1つだったんですが、内山のKOパンチはこれ、正に空手の正拳突きの要領で打った一撃必殺のパンチなんですよ!



よく見れば解るんですが、全身運動で打つボクシングのパンチと違って、この左パンチは、いったん右足に体重を引っ掛けてから体を左に捻って溜めた力を一気に吐き出すようにパンチを放ってます。
さらに、左足を出しながら左腕を振るう事で脚の力まで拳に伝わりますから、破壊力倍増以上!
(腕より足の力の方が強いから)
そりゃ倒れますわ(笑)。




この内山選手の持ち味は、左右の正確なブロー。
特にリードブローの左ジャブの速さと正確さとフィニッシュブローの右ストレートの破壊力が物凄いんですよ。
とにかく右クロスが当たった時の音がエゲツない。
(その威力がわかるのがこちらの映像)


しかし、前の防衛戦で右拳を痛めてしまって、フィニッシュの右が使い辛くなったんで、この左パンチを練習し続けたらしいです。



ボクシングと空手のパンチの手足の使い方は違うのに、それを短期間に会得するなんて凄すぎますわ。




この内山選手はあまり国内の人気がないので、なかなかテレビで試合を放送してくれないんですが、実力だけならアメリカのラスベガスで試合をしても十分に客を呼べるレベルだと思います。
だから彼が海外に行ってしまわないうちにもっと日本人に評価して欲しいんですよねぇ。




個人的には、今のスーパーフェザー級から1つ上げて、世界で最も選手層の厚いライト級にしたら注目が集まっていいと思うんですが。