「スパイス/GLITTER」 感想 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

早速聞いた感想を。


「スパイス」……3人のボーカルの掛け合いが聞いていて楽しい。
時々誰の声か解らない所もあるんだけど、それも心地良い。
最後のサビの、のっちの「だけーどっ」が一番のツボ。
前に、曲調を「アンビエント」だと書きましたが、全曲聞くとちょっと違うかも。
でも、出だし~最初のサビの部分までは、やはりアンビエントっぽいと思います。




「スパイス(インスト)」……当初期待値を上げすぎていたので、それよりは想像の範囲内で驚くほどではなかった。
「ねぇ」のようにボーカルの作り込みを凝らした作品のインストは、「スパイス」同様にこんなもんに留めるのかしら。
でも和楽器っぽい音をふんだんに使う所はcapsuleの新作で取り入れてた民族音楽をそのまま持ち込んでくれてて、なんか嬉しい。




「GLITTER」……2コーラス目まで歌詞を良く読むと、巷で言われてた『GLITTER=鎮魂歌』は全く違っていた事が明らかになった。


ここで歌われている『GLITTER』の意味とは、「夢」や「宝物」など、「ボクたちにとってとても大切な物であり、今もこれからも持ち続けていくもの」だという事が解る。
さらに、ここでいう『ボクたち』とは、 「夢」や「宝物」を持っている「ボク」の他に、それを支えている人、応援している人、或いはその絆、並びにその環境の全てを指しているのだと思います。


だから、『2011年版のDream Fighter』だとPerfumeは雑誌のインタビューで答えたのでしょう。




「GLITTER(インスト)」……めちゃくちゃ疾走感があり過ぎて、聞いているうちにBPMが早くなっていく錯覚が起きちゃいます。
1度聞いただけで虜になった方の気持ちが良くわかりました。
個人的には、後半部で聞こえる「水中に潜った時に聞こえる」ような音が気持ち悪くて好きですね。


あと、思ったんですが、「GLITTER」にこんなに踊れそうな良いインストがあるんですから、次のツアーではこれを使ってまず歌無しでオリジナルダンス(掟のような)をやって、そこから歌バージョンの「GLITTER」 をやったらどうですかね。
(Perfume疲れるか…)




「GLITTER(PV)」……「スパイス」のPVと比べてみてハッキリと言える事が1つあって、それは『関さんは映像の中であっても写真を撮る人である』という事。
このPVを撮る為にどれだけフィルムを回したのかは判りませんが、例え何時間回したとしても、作品として使うのは、「Perfumeが一番いい表情をしている一瞬」の部分。
その部分をひたすら積み上げて1本の作品に仕上げている。


つまり、極端に言えば動く写真集を作っているという事。
関さんの監督したライブDVDはやたらスイッチングが多いと定評がありますが、あれは画面を切り替えているのではなく、関さんがどうしても見せたいPerfumeの一瞬をどんどん並べていくと結局あんな風になるという事なんでしょう。




長々と書きましたが、これでもまだ簡単にまとめた方なんで…(笑)。