直角二等辺三角形ツアー回顧13 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

アンコール1


a『Plastic Smile』
b『パーフェクトスターパーフェクトスタイル』



アンコールの1曲目は2曲用意されていて、各会場ごとにどちらか片方が披露されました。
複数会場回っても片方しか聞けなかったという運の悪い人もいたみたいですが、ボクは普段からいい子にしているので、ちょうど半々の割合で聞けました(笑)




まずはaパターンの『Plastic Smile』から。


この曲はアルバム「GAME」に収録されてましたがアルバムのツアーでは披露されず、どちらかというと地味な存在でした。
しかし、武道館ライブでその振り付けを初披露されてから、評価急上昇!(笑)


間奏の振り、
通称「ケンケンパー」は何回見てもいいもんですね。


大阪2日目はあ~ちゃんに即されたので、全力でケンケンパーやりましたよ!
何十年か振りに。


ここだけでなく、この曲は可愛い振りが多いですね。曲の冒頭の、後ろ向きで首をこっちに左右交互に向けながら手を振るトコとか、ラストのサビのツーステップとか、いちいちツボです(笑)




b『パーフェクトスターパーフェクトスタイル』

『Perfume Complete Best』の1曲目に収録されたこの曲に関しては色んな解釈もあるのでしょうが、プロデューサーの中田ヤスタカが解散が決まりつつあったPerfumeに送った惜別の歌だというのは、歌詞の内容を考えても恐らく外れてないでしょう。
ファン歴の長い人やファンになってからPerfumeの過去を掘り下げて当時の状況を知る事となった人にとっては、色んな感慨を抱く曲だと思います。
ほんの少し歯車が噛み合わなかったら、これが最後の新曲だったのかもしれないですから。


しかしボクたちは、もうそろそろこの曲を聞いてあの頃は○○だった、とか『動夏大陸』を見て感傷に浸るという事からはそろそろ卒業した方がいいように思います。


なぜなら今回のツアーにはたくさんPerfumeのライブに初めて来るお客さんがいました。
ボクたちが大切にして来た過去の物語を、彼らは知りません。
彼らが初めて3人を見た時には、すでにPerfumeはこの曲の歌詞に描かれている、

「今は存在しない過去の…」ではなく、


「現に今、目の前に存在するパーフェクトスター」
なのです。


もはや真のパーフェクトスターに成長したPerfumeと新しいファンにとって過去の物語とは、

「着れなくなったTシャツ」
みたいな物ではないでしょうか?


確かに素敵なモノではあるけれど、現在の彼らとPerfumeにとってはサイズは小さ過ぎるし、デザインも流行りではない代物のような気がするのです。


なぜならPerfumeがブレイクするまでの苦悩や葛藤は、彼女たちの最大の目標であった武道館のステージで昇華されたはずですし、そのステージを見ていない新しいファンである彼らは、昔の売れてない頃のPerfumeを知りませんし、知る必要がないと思うのです。


そして、今さら彼らの前でサイズの合わないTシャツをPerfumeに無理に着せて、そのシャツの意味を説いてやる必要もないはずです。


だから着れなくなった昔の服はもう心の整理タンスの引き出しの奥にしまいましょう…。


なんて事を考えながらこの曲を各会場で聞いていたのです。