直角二等辺三角形ツアー回顧12 | Perfumeとグルメの日記

Perfumeとグルメの日記

Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

セットリスト18~19
『ポリリズム』
『Puppy Love』




チョコレイトディスコのアウトロを『ディスコ!』『ディスコ!』と観客を煽りながら3人はメインステージからセンターステージへと移動する。


ラストの『ディスコ!』を全員でポーズを決めたら、間髪入れずポリリズムのスタート。
その瞬間に隅々までを照らしていた会場中の照明が一斉にきびすを返すように回転してステージの3人にスポットを当てました。


重なるようにポーズをとっていた3人はソロパートを歌い終わると同時に自分の立ち位置に移動し、横一列に並んだらかけ声とともにポリジャンプ!


それまでは反応がバラついてた時もあった客席だが、チョコレイトディスコからこの曲の流れになると全員が腕を突き上げながらリズムに乗って最後のエネルギーを吐き出すかのようにジャンプを繰り返し、声を張り上げていた。


規則正しい重低音のビートとたくさんの歓声が音の波となって、アリーナ中に反響して又自分たちの体に跳ね返る。空間を無数の緑のレーザー光線がその波を切り裂くように飛び交う。


もはや爆発的な音と光のパワーによって、体を動かさないといけない衝動に駆られているかのようにアリーナは揺れていた。


さらにポリループで熱狂はピークに達する。
それまでとは一転、アリーナは幾重もの不規則なビートに覆われ、重低音の圧力は最大限まで観客の体を締め付ける。
Perfumeのいるセンターステージにのみ、そこだけが地上から浮き上がってるように見える白い照明が当たり、そこで3人はロボットのように四股を規則的に不規則的に動かし、手を繋ぎ波を作り、腕を挙げて円を描きながら飛び上がるとポリループは終わる。


あ~ちゃんが客席にハンドクラップを要求するこの8小節ほど、つまりポリループとこの後のソロパートから最後のサビまでの後半の盛り上がり部分を繋ぐこの部分が、この曲の緩急の「緩」に当たりポリリズムのアクセントになってるというのが面白いところです。




最後のエネルギーを全て使い果たすまでジャンプをしてポリリズムが終わったら、本編最後の曲である
「Puppy Love」のイントロが流れてきました。


これが流れると物悲しくなるんですよねぇ…。
なんか8月31日の朝みたいで。


「楽しかったな、夏休み…(笑)」


こんなに物悲しくなるのは、この曲ひょっとしてマイナーコード使ってるのかと思って調べたら、思い切りメジャーコードばっかでした…。




Perfumeの3人は曲中にメインステージの端からセンターステージの左右の突端まで、1人でも多くの観客に近づこうと駆け回る。
それに応えようと観客全員が笑顔を浮かべながら腕を上に下に動かして、幸せな時間を共有している。


気付けばPA席のスタッフ達も、機械のツマミを動かしながら腕を上げ下げしている。

ツアーに帯同している振り付けのMIKIKO先生も腕を上げ下げしている。
でも、同じ所に座っていたもっさんはやってなかったらしい(爆)




会場全体が暖かい多幸感に包まれたこの曲は、会場全体でタイトルの頭文字
「P」のポーズを作ると共に終わった。


観客に感謝の気持ちを込め深々と頭を下げて、ステージ裏に消えていく3人。
舞台は暗転した。
それとほぼ同時に会場全体から「アンコール!」の大合唱が始まったのでした…。