ROCKIN' ON JAPAN!その1 | Perfumeとグルメの日記

Perfumeとグルメの日記

Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

インタビューを読むと武道館から代々木の間の期間での思いについて、あ~ちゃんとのっち・かしゆかの答えに著しい温度差がある事がまず解る。



あ) 自分が一番大事にしているライブという活動を半年も取り上げられて、Perfumeの将来にとってはどうでもいいようなクソつまらん無意味なテレビの仕事ばっかりに拘束されて、急に「さぁ新曲出しましょうね」と言われても何の為に出すのか意味が解らん。
もちろんビジネスだから決められた事はやるし、お金も稼がなければ次のライブも出来ん。1位も目指す。だから言われた事はこなすけど、Perfumeは詩も曲も書いてないのだから表現する場はライブしかない。
そんな事周りの人は解ってくれてると信じていたのに、なんで意味のない仕事ばかりで自分を追いまわし、自分のプライベートな時間まで犠牲にされ続けなければいけないのだろうか?
(本人談より意訳)




というSOSな気持ちを代々木で思わず喋ってしまったと発言。




これに対して

の) シングル出すときそこまであ~ちゃん辛かったかあって思ったり(笑)
結構楽しかったけど…



か)私もあ~ちゃんがそこまで深刻になってるのには、ちょっとびっくりしたんですけど…



P136~137のこのギャップはどこから来るのだろう。






基本的にあ~ちゃんはゆとり世代なんで知識量は少ないですが、その辺の経営者や営業マンの遥か上のビジネススキルをお持ちになるお方です(笑)


嘘だと思う方はようつべのプリンセスあ~ちゃんをご覧ください。14歳で数十人の大人たちを一瞬で手の内に入れる話術。
あれってマルチ会社がやる催眠商法のテクニックそのものなんですよ。


もちろん正しく使えば異性に好かれたり、営業成績上がったりする魔法のテクニックです。


それを14歳でそれを自然に身につけている。それに気付いた時、正直西脇綾香という少女にうっすらとした恐怖心すら覚えた程でした。


そのくらいのスキルを持つあ~ちゃんにとって年末から最近までの活動内容に疑問を持つのは当然でしょう。


何度もここで言ってますがPerfumeにとってテレビ出演は何のプロモーションにもならないんですね。
顔と名前は売れるだろうが、やってる音楽はテレビの前でお菓子食いながら見てる奴には到底理解できない難関な物なのだから、理解力のない低脳な客の多いテレビ界はより慎重に進出するべきなんです。
もちろん顧客の裾野を広げる為の最低限の露出は必要だが主戦場にするほどテレビはPerfumeにとって魅力ある媒体ではないはず。




あ~ちゃんはそこまで計算しているのかは解らないが、自分たちの存在意義とファンから求められている物の最大公約数は肌で感じているはず。




だから公式HPで阪神グッズを欲しがるなどという、彼氏いるかもオーラを出しつつ、髪を染めない、ピアス開けないなどの規律を自分たちに課して、アイドルとアーティストの境を巧妙に渡る処世術でファンとの距離を微妙に取り続けようとしていたのだと思う。




その為には直にファンと触れるライブによって距離感を確認し合う(ファンからも確認する事が大切なのだ)作業がどうしても必要になる。
(仕事をするには現場の声を聞くのが一番)




しかし、年末からのハードスケジュールでその確認作業が出来ないのが、冒頭の危機感につながったのだと思う。




Perfumeというのはあ~ちゃんが駆動の全てで、のっちとかしゆかは言わば、前輪駆動車でいう、左右の後輪みたいなもので、もちろん2人は必要不可欠なんだけど、あ~ちゃんが駆動して初めて彼女達が機能できるんです。




だからもしPerfumeが活動停止する時は、間違いなく西脇さんのモチベーションが0になった時、それ以外の理由はありません。




断言します。ここだけは。





前に戻ってそんなに土台が脆くなっていた状況であるはずだったのに、


の) 辛いときもあるんですけど、辛いとき辛いって考えると、もっと辛くなるって…
だからあんまりそういうこと考えないです。


という発言にあ~ちゃんは


あ)(のっちがそうやって)逃げすぎとる時を感じる時はこっちがイライラする
と、危機感の共有が出来ない事についてはっきりと答えてます。


今考えないで、いつアンタは考えるんだ!と…
考えられる時間に限りがある事がなんで解らないのかと…




しかし、そうは言いながらも代々木ライブの話に入ると、やはりあ~ちゃんはのっち、かしゆかに救われていた事が記されています。



あ) 代々木では自分ばかりが前のめりに喋って2人に振ってあげられなかった。
武道館以後の気持ちを一方的に感情的に話す私より2人の方がより的確なコメントを出せて自分たちの思いを伝えられるのに、私に余裕がなくてそれが出来なかった。
お客さんは私が自分の気持ちを正直に吐露した部分を評価してくれたけど、客観的に話せなかった自分にはそれが心残りだ(本人談より意訳)



それに対し2人は自分たちが一歩引く事によって(相槌を打つだけの役割)あ~ちゃんに代弁者の役割を担ってもらい、あ~ちゃんの言葉をもって自分たちの気持ちに替えていたのだとフォロー。



色々齟齬はあろうとも、やはり3人には見えない絆があるのだと思った次第です。


Perfumeの強力な推進力である、あ~ちゃんを常に後ろで支え、動力が鈍くなった時には代わって自分たちが推進させていく、のっちとかしゆか。


3人は正にハイブリッドカーのようなものでしょうか?


そう言えばこの前のラジオであ~ちゃん盛んに「プリウスがえぇわ!」って薦めてましたね(爆)




さてやっと前半が終了です。後半はニューアルバムについて語ってますが、ここでも
あVsのち・かしで温度差が感じられます。


以下後半に続く。