今年買ったその他のCD | Perfumeとグルメの日記

Perfumeとグルメの日記

Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

ICE 『TRUSH』
『SPRITS vol.2』



このユニットは
ギター:宮内和之
ボーカル:国岡真由美
の男女2人構成。


全盛期は90年代で近年はインディーズに転じてましたから、知ってる方はあまりいないと思います。
しかし、このユニットのプロデューサーでもある宮内氏のミュージシャンとしての実力は同業者の間でも評価が高く、人望もあったので彼を兄貴と慕う斎藤和義やウルフルズは、自らの曲の中で彼の名前を歌詞に登場させるほどでした。




実はボクがちゃんと彼らを知ったのは2007年末に、その宮内氏が亡くなったというニュースを知ったからです。
それまでは、「MOON CHILD」などの彼らのヒット曲の断片をうっすら覚えていただけなんですけど、その日の訃報の後にラジオから流れた「People ride on」という曲のギターのカッティングの正確さに驚かされて、そこから中古屋に行って見つけるたびに1枚ずつ買い集めているんですよ。
(ほとんど廃盤になってるので新盤はないのです)




彼らの音楽は常に当時としては斬新で、今回買った1999年発売の『TRUSH』の1曲目はファンクビート満載の黒っぽい曲でした。ロック、ジャズ、ボサノバ、さまざまなエッセンスを交えた大人のポップスをボーカルの国岡さんが歌い、宮内氏のギターがそれを支えています。


そして2002年発売の
『SPRIT vol.2』の「Light OF THE WORLD」という曲にはすでに、今日の音楽シーンを予感しているように、縦ノリエレクトロのエッセンスが詰まっています。


今のエレクトロ全盛の時代に宮内氏ならどんな曲を書いたのでしょう…。





YouTubeに何曲かライブの様子が上がってるのですが、どちらかと言えばCDで聞いて欲しいタイプですかね。
ちなみに2人組をユニットと称するようになったのは、ICEが最初ですから。これ豆知識ね(笑)