渡辺清乃の「生きる」とは「表現すること」〜可能性のドアを開き続けよう~ -2ページ目

渡辺清乃の「生きる」とは「表現すること」〜可能性のドアを開き続けよう~

キャリア理論・ポジティブ心理学・レジリエンス・マインドフルネスをベースに、「あたま・こころ・からだ」のすべてにアプローチ。人の可能性を最大限に開き、未来を創るアクションにつなげます。

今日は、「推し」の記事です。何推しって、「茶道推し」でございます。

 

 

先週、久しぶりに、茶道のお稽古に出かけました。

直近のお稽古は3月末。5月末の先日は、炉から風炉に変わっていました。

 

 

「炉(ろ)」とは、畳の下に据えられている小さな囲炉裏のようなもので、そこに灰をしき、炭をくべてお釜を置きます。

「風炉(ふろ)」は、畳の上置いた敷板の上に置かれる、灰と炭をいれた道具で、そこにお釜を置きます。

炉は11~4月、風炉は5~10月に使うお道具なので、季節の変わり目を感じるものでもあるのです。

 

先生も、「おやすみしている間に、風炉に変わりましたね…」とおっしゃっていました。

そうですねえ~。なんて話ながら、季節が移ろうことをしみじみと感じます。

なお、炉は、お客様の近くに配置される。(お客様も温かいように)

風炉は、お客様から遠い。(夏だし、暑いから←お点前する人は暑い)

 

当日のお菓子は薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)。名は「薫風」。ああ、五月、って感じ。

じょうよ饅頭って、山芋が原材料の皮であんこを包んだシンプルなお饅頭で、慶弔の時にも使われるからみなさん召し上がったことがあるものだと思うのですが、私は………和菓子の中で………

 

じょうよまんじゅうがー、大好きだー!!!!

 

と叫びたいくらい、好きです。シンプルでもちっとしてて、「いかにもお饅頭」っていうのが、いい。

毎日食べたいくらい大好きだ。

 

以前から何度も書いていますが、茶道のお稽古はマインドフルネスと同じ。

(両方とも禅をルーツに持つし、当たり前と言えば当たり前)

 

今ココに留まり、身体の感覚と周囲に開かれた意識を保ち。

ただひたすらに、初心で行う。

 

……というと、聞こえはいいけど、「何度稽古しても覚えられないので、毎回初心者の気持ちで先生に聞いている」が本当(笑)。

だって、毎回、年に一度しかないお点前とか、お道具とかがあるもので……忘れてしまいますの……

 

そんな万年新米生徒の私ですが、お稽古の時間は一日の「四分休符」のような感じです。

時間の流れ方、その粒子の感じが違うんだなあ。茶道のお稽古が再開できて、本当にうれしい。

 

かつて、茶人たちは小さなお茶碗の中に、狭い茶室の中に宇宙を観た。

その感覚は、きっと、達人でなくともそれぞれが自分なりに感じられるものだと思う。

戦国時代の武士たちが、茶道に興じた理由も、なんとなくわかる。……じゃないや、気がする。(聴いてないから想像にすぎない)

茶道具が褒美になったり、茶会を開く権利がヒエラルキーの道具に使われたりももちろんあるけれど、彼らにとっても四分休符だったのではないかな、と。

 

母方の祖父母は、和菓子屋さんにお菓子を届けてもらい、毎日お抹茶を立てて飲んでいたようだ。

(ちゃんとじゃなくて、ささっと)

そんな暮らしも素敵だなあ、と思う。

 

以前もご紹介したけれど、茶道にまつわるエッセイで、これがとってもおすすめ。

 

 

 

 

先生役を樹木希林さんがされていて、映画にもなっています。

 

 

 

 

(こんな風にいろいろと書くと、なんだか私がすごく茶道ができそうに見えてしまうけれど、どうぞお忘れなきよう……

「何度稽古しても覚えられないので、毎回初心者の気持ちで先生に聞いている」が本当

と書いていたここが、わたくしの真の姿です………)

 

お稽古を始めて15年を超えたかも。

できるようになった、という達成感はまったくないけれど、だからかな、茶道はきっと、ずっと続ける。

 
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