その瞬間は時を超える | 渡辺清乃の「生きる」とは「表現すること」〜可能性のドアを開き続けよう~

渡辺清乃の「生きる」とは「表現すること」〜可能性のドアを開き続けよう~

キャリア理論・ポジティブ心理学・レジリエンス・マインドフルネスをベースに、「あたま・こころ・からだ」のすべてにアプローチ。人の可能性を最大限に開き、未来を創るアクションにつなげます。

そういえば先月の話ですが、東京で企業人事をするとても聡明で活発な女友達とおしゃべりしていまして。
そんな中、お互いに「人材開発の仕事の意義・醍醐味は何か」について話していたんですね。

それは、彼女が私に問いかけてくれたことなのですが、私が

 
「人それぞれが自分を活かして生きていく、ということのお手伝いだと思っている。
それは、いうならば『
魂のエネルギーの開花』だ」

と答えましたら、彼女は彼女らしい言葉で、

「目の前の人が自分のソースを生ききる瞬間を見るのが幸せで、そういう場をつくりたい」

と言っていました。

 

そんな話をしていて、ふと、「時間」について思いを馳せました。

時間というのは、時計ではかれる「万人共通な時間」と、その質感や密度などの違いから、「人によって異なる時間」というものがあります。


たとえば、ポジティブ心理学の領域で「フロー」といわれるもの(スポーツでは「ゾーン」といいます)。
平たくいうと、

目の前のことに夢中で完全に没頭し、結果的に高い成果をあげられる状態

なのですが、この「フロー」っていうのは、意図して入るものではなく、「いつの間にか入っている」ものなのですね。
そして、「どれくらい時間が経ったかわからない」「あっという間だった」などの感覚を伴います。
(今回は詳しく話しませんが、マインドフルネスとフローは、似て非なるもの)

先ほどお話した、「魂のエネルギーの開花」、友人の言葉なら「ソースを生き切る瞬間」というのは、
まさに「その一点の瞬間」があり、それはそれは素晴らしく美しい一点、なのです。



人が、新しい自分に出逢い続けること。

その素晴らしさを私は信じています。



そして、それが起きる一点は、言うならば、「瞬間のスパーク」。
そして、その瞬間は、時を超えて永遠にも感じられる領域。
瞬間と永遠の交差する一点、です。


こういうことは、まさに体感するとよく沁みてわかりますし、なんといっても再現性があります。
体験しているので、その体感覚をセットできるから。
 
だからこそ、知的に理解するのではなく、体験してほしい。
あなたが、自分の魂のエネルギーが開花する瞬間を。