「苦言を呈する」人には気をつけた方がいい。 | 渡辺清乃の「生きる」とは「表現すること」〜可能性のドアを開き続けよう~

渡辺清乃の「生きる」とは「表現すること」〜可能性のドアを開き続けよう~

キャリア理論・ポジティブ心理学・レジリエンス・マインドフルネスをベースに、「あたま・こころ・からだ」のすべてにアプローチ。人の可能性を最大限に開き、未来を創るアクションにつなげます。

旅行などお楽しみが多かった6月を過ぎて、日々仕事であちこち出向いております。
7月は毎週関東へ出張。合間に打ち合わせ。個人向けセッションもいろいろスタートしました。
あわせて、じっくり書きたい原稿や、立てたい企画、読みたい本もあるので、時間管理を意識しなくちゃ!という今夏ですラブラブ


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昨日打ち合わせの帰りに、ワークで使いたい公園を下見。
そしたら、根っこのすごい木に遭遇。
なんというチカラ強さ!!



さて、タイトルの件。
先日、ご縁があってライフネット生命CEO・出口治明さんのお話をお聞きする機会がありました。
10人強という少人数で出口さんを囲む贅沢な場で、私たちからの質問にめいっぱい答えてくださいました。
(この話はまたシェアしたいです)


で、その日は「経営」をテーマにした話で、「経営者は自分をボロクソに言ってくれる人をそばに置くべし」という話題が出てきました。
出口さんほどご経験豊かでいらっしゃる方でも、そういう方がそばにいらっしゃるそうで……そういった方とのやりとりを聞かせていただきましたが、それも非常に興味深いものでした。



だがしかし!!!
ココ、ポイントですが、「ボロクソに言ってくれる『人』はちゃんと選ぶべし」だと私は思うのです。
(出口さんは選んでいらっしゃると思います)

というのも最近、立て続けに「周囲からイマイチな投げかけをされている」方々のお話をお聞きしたのです。


たいていのパターンが
「新しい自分になっていく過渡期にある」「転機にある」
という人が
「それまでの友人・仕事仲間」
から
「大丈夫なの?」
「考えが甘いんじゃないか?」
「おかしくなったのか?」
「そんなことして後悔するぞ」
「やめた方がいい」

などのいわゆる
「足引っ張り攻撃を受ける」
というものです。


えっとですね……私はそのお相手の方にはお会いしていないので、その方々の真意はわかりません。
ごめんなさい。

けれども、お相手の方がカウンセリングやコーチングなどプロの訓練を受けていない場合、もしかすると……

あなたに対して言っていません。

彼・彼女たちは
自分に言っています。
自分の恐怖をあなたに重ねて(投影)言っていることが非常に多い。


そんな冒険してしまったら、どうなるのか?
未来が見えない。怖い。
それは……良くないことだ!
今いる世界から違う場所へいくなんて、考えられない!!
危ないではないか。
行くべきではない。
そもそも、そんなことは理解不能だ。


そんな感じです。
(実は、訓練を受けたはずの人でも、このパターンがある場合もあるのでやっかいではあります汗 人のお話を聞かせていただく仕事をする以上は、自己の気づきのトレーニングが必須なのです…もちろん私も……それなりにしんどい。笑)


理解不能なことに拒絶反応を示すのは、人間のベースにあるパターンでもあるので、やむをえなかったりはします。
それが、安全を守る本能でもありますので……無謀なチャレンジは命取りになりますからね(だから完全に悪、というわけではないのです)。

たぶん、足引っ張りっぽいことをおっしゃっているご本人も、自分の恐怖をあなたに重ねている、なんていう自覚はほぼありません。
大前提、悪気はないと思います(中には意図的に意地悪している人もいるので要注意)。



似たようなことで、「叱る」とか「説教」のケースも、

本当にあなたのことを考えて言っている人



「説教していること」が気持ちよくなっちゃってる人

は見極めた方がいいです。
全部をまともにくらってダメージ受けてると、身が持ちませんので。


まあ……他人の人生の責任をとれる人など、本来いないはずなので、あなたのことを考えずにあーだこーだ言われたときは、華麗にスル―でいいと思います(笑)。


けれども最初に出した出口さんのおっしゃることは、私も本当にそうだなあ…と思っています。

自分に心地いいことばかり言う人しか周囲にいなかったら、それは危険信号。
自分の様子を見ていてそっと提言してくれたり、
気になったことは伝えてくれたり、
アドバイスを求めると遠慮なく指摘してくれる人は、宝物です。

今日の話は、「人の苦言に耳を貸さなくてもいいよ」ってことじゃないですよ、念のため。