皆様、こんにちは。

秩父市議会議員の清野和彦です。

 

令和7年に埼玉県での開催が内定している第75回全国植樹祭について、先の令和4年5月19日に開催された県の準備委員会にて、秩父市と小鹿野町にまたがる秩父ミューズパークが開催候補地として選定されました。

この全国植樹祭に向けた準備、当日の成功が新たな秩父市をつくる、秩父地域をつくる大きな意味を持つ機会になると強く予感をしています。

 

令和4年6月定例会では、今後、全国植樹祭の開催地としての正式な決定と併せて、令和7年に向けてどのような準備がなされいくのか、また、この大きな意義を持つ全国植樹祭について、どのように準備や当日の挙行がなされることが望ましいと考えるか、質問をさせていただきました。

 

市からは、開催地としての正式決定は、今年の8月に開催県が埼玉県と正式決定された後、国土緑化推進機構と埼玉県との協議により、11月に正式決定となる予定であり、植樹祭に向けた準備の内容は、今後、埼玉県との役割分担の協定締結や、県で設立する実行委員会で協議する基本計画や実施計画を策定していく中で詳細が決定していく、市としても、今後の様々な調整や業務に対応するためのプロジェクトチームの設置等も検討し、秩父地域内で連携して植樹祭開催に向けた準備をしていく、といった回答をいただきました。

 

全国植樹祭は、国土緑化運動の中心的な行事として、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に毎年開催されています。そういったことを秩父市としても強く認識し、秩父地域の山野における森林保全や林業の活性化などの機会にしていただくことが望ましいと考えています。

 

 

 

以下、一般質問の詳細です。

 

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質問 清野

4、全国植樹祭について。令和7年に埼玉県での開催が内定している第75回全国植樹祭について、さきの令和4年5月19日に開催された県の準備委員会にて、秩父市と小鹿野町にまたがる秩父ミューズパークが開催候補地として選定されました。

 まずもって、この栄えある開催地としての選定に向けてご尽力をなされてきた北堀篤秩父市長、森真太郎小鹿野町長をはじめといたします首長の皆様、そして秩父地域誘致推進委員会の皆様に心より御礼申し上げますとともに、お祝いを申し上げます。

 この全国植樹祭に向けた準備、当日の成功が新たな秩父市をつくる、秩父地域をつくる大きな意味を持つ機会になると強く予感をしております。

 質問ですが、現在、秩父ミューズパークが開催候補地として選定されていますが、今後、開催地としての正式な決定と併せて、令和7年に向けてどのような準備がなされいくのか、今、分かっている範囲で結構ですので、教えてください。

 また、この大きな意義を持つ全国植樹祭の催行について、どのように準備や当日の挙行がなされることが望ましいと考えるか、お考えを伺います。

 

答弁 環境部長

 4、全国植樹祭についてお答えいたします。

 全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林、緑に対する国民的理解を深めるため、公益社団法人国土緑化推進機構と都道府県の共催により、天皇皇后両陛下のご臨席の下、毎年春季に開催される国土緑化運動の国民的行事でございます。

 第75回全国植樹祭は、令和7年に66年ぶりに埼玉県で開催されることが内定し、秩父地域では、北堀市長を中心に、いち早く秩父地域誘致推進委員会を立ち上げ、県への開催地要望書の提出、また県準備委員会委員への秩父のPR等、関係者とともに昨年9月と今年1月に、2度、県へ伺うなど積極的なロビー活動を展開してまいりました。

 秩父地域は、埼玉県の6割を占める森林を有し、林業が盛んな地域性、また地域一体となった誘致活動や豊富な観光資源などが高く評価され、喜ばしいことに開催候補地として選定されました。現段階では、県内の開催候補地として選定されたところでございまして、開催地の正式決定につきましては、今年の8月に開催県が埼玉県と正式決定され、その後、国土緑化推進機構と埼玉県との協議により、11月に開催地として正式決定となる予定でございます。

 植樹祭に向けた準備の内容につきましては、現段階ではまだ未確定でございますが、今後、埼玉県との役割分担の協定締結や、県で設立する実行委員会で協議することとなる基本計画や実施計画を策定していく中で詳細が決定していくこととなります。

 市といたしましても、今後の様々な調整や業務に対応するためのプロジェクトチームの設置等も検討し、秩父地域内で連携して植樹祭開催に向けた準備をしてまいります。植樹祭は、秩父地域の環境行政や林業振興及び観光施策等、県内でも先駆的な取組を全国に情報発信できるとともに、人々の生活にとってかけがえのない財産である森林に触れ、親しみ、身近に感じてもらう絶好の機会であります。住民協働の取組であり、大会が一部の方だけではなく地域全体が活性化されるよう、準備の段階から地域のより多くの方々に関わっていただき、みんなでつくり上げ、みんなで盛り上げる全国植樹祭となるよう準備を進めてまいりますので、引き続きご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。

  

再質問 清野 

 最後、全国植樹祭についてですが、先ほど、今までの経緯であったりとか、今後の見通しなど、お話ありがとうございました。11月に正式決定というような認識かと思います。今後、県との役割分担などが決定して、詳細が決定していくということで了解をいたしました。

 こちら全国植樹祭なんですけれども、これは先ほども説明がありましたが、国土緑化運動の中心的な行事として行われているものということで、天皇皇后両陛下のご臨席の下、全国各地から緑化関係者等の参加を得て、両陛下によるお手植えや参加者による記念植樹等を通じて、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に毎年開催されているということです。

 私は、今回、これ質問させてもらったのは、もちろん今後の準備スケジュールであったりとか、こういった事業が行われることは地域に大きな変化をもたらすと思うのですけれども、やはり根本的には国民の森林に対する愛情を培うことだということが重要なんだなと、改めて感じております。ぜひそういったことを秩父市としても認識していただいて、例えばそこの思いから秩父地域の山野における森林保全や林業の活性化などの機会にしていただくことが望ましいのかなと考えました。

 そして、最後なんですけれども、市長に、この全国植樹祭に対する思いであったりとか、またほかの、今回1から3番まで質問させていただきましたけれども、もし何か思うことがございましたらばコメントなどいただければと思います。以上です。

 

 

答弁 市長

 まず、清野議員の私に対する質問にお答えをさせていただきたいと思います。

 全国植樹祭は、私自身が昨年の7月ですか、埼玉県のほうから意向調査がございまして、その中で手を挙げさせていただきました。秩父で全国植樹祭、ぜひ開催をさせていただきたいという思いがありまして、また多くの皆さんにご協力いただき、誘致活動の熱意も伝わり、開催候補地として、先ほどお話がありましたように5月19日の日に選定をいただきました。大変名誉なことだというふうに思って、大変喜ばしく思っております。

 開催地の正式決定を含め、今後、県との協議の中で、市の役割や業務分担、また令和6年度、1年前にはプレイベント等の開催が決定していく予定でございます。また、私は、この植樹祭が地域の子どもたちからお年寄りまで、より多くの方々に関係していただき、森林、林業に触れ、親しんでいただき、より身近に感じる機会を提供し、先人が大切に守り育ててきた、かけがえのない財産である森林を未来を担う人たちへ引き継ぐ、そんな大会にしたいと考えております。

 ご承知のとおり秩父神社をはじめ秩父は皇室にゆかりのある深い地域でございます。秩父宮会がございますように、またお招きする天皇皇后両陛下をはじめ、国会議員の方々や全国から参加される皆様を秩父のおもてなしの心で温かくお迎えをしていきたいというふうに思っております。

 また、この問題につきましては、当然、私自身も開催地に向けて準備等が、開催地として、今年は、たしか滋賀県の甲賀市だったと思いますが、そこに聞き取り調査をしたり、あるいは来年度は岩手県ということでございますので、そこにも視察をさせていただいたり、そしてまた県との連携の中で林業関係者とも、またいろいろ全庁的に取組、プロジェクトチームをつくりまして対応して、また県としても恥じない、そしてまた秩父地域としても恥じない植樹祭にしていきたい。

 そして、もう一つは、ご承知のとおり、先ほどお話がありましたが、ミューズパークは小鹿野町と秩父市にまたがっておりますので、ただ秩父市と小鹿野町だけで共催することじゃなくて、やはり秩父地域1市4町で、各長瀞町、皆野町、横瀬町の首長さんにも私のほうからもお願いして、1市4町で開催をしていきたいということでご協力いただきたいということでご了解もいただき、先ほど答弁がありましたように、1市4町の皆さんと、そしてまた県、そして関係者各位とともにロビー活動を昨年と今年に入って、2回活動させていただいております。まず、頭で考えるんじゃなくて、自ら問題があれば、そこに現場に答えがありますので、そこに行って、そしてまた皆さんに私どもの誠意を見せて、そしてまたご理解いただくというのが私の基本方針でございますので、そういうことで頑張っていきたいと思っております。以上でございます。

 

清野 

どうもありがとうございました。この貴重な機会をすばらしい機会となるように、市議会議員として、また市議会としても力を尽くしていく、そのような所存でございます。私の一般質問はこれにて終わらせていただきます。どうもありがとうございました。