皆様、こんにちは。

秩父市議会議員の清野和彦です。

 

8月も半ばとなりましたが、秩父市では厳しい暑さが続いております。

皆様におかれましては、くれぐれも体調にご留意いただき、健やかにお過ごしいただきますようお祈り申し上げます。

 

 

今年4月の秩父市議会議員選挙の改選後、市議3期目の活動が始まり、臨時会や定例会への対応に力を注ぎつつ、

新たなテーマへの知見と思考の研鑽を積むために、引き続き、学会や研修会へ積極的に参加させていただいております。

 

5月には、一般社団法人次世代社会研究機構 代表理事の西田陽光様にご紹介いただき、数年前より参加させていただいている日本自治創造学会の研究大会に出席しました。

 

学会では、秩父市としても、横瀬町との協働事業として、直接的に関わることとなった「デジタル田園都市構想」についてや

京都大学こころの未来研究センター教授の広井良典さんによる「人口減少・成熟社会のデザイン」についての学び深い講義を拝聴させていただきました。

「民間人の活躍で地方活性」をテーマに行われた、株式会社風と土と代表取締役 阿部 裕志さん、株式会社カヤック代表取締役CEO 柳澤 大輔さん、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授の若新 雄純さんによる事例発表は、とても刺激的で、自分たちの地域を面白く豊かにしていくことはいろいろな手段で可能なのだ、とあらためて確信をする機会となりました。

 

 

7月の後半には二つの研修に参加しました。

 

一つ目は、防災士研修センターと令和防災研究所の共済による自治体議員防災研修に。

 

防災減災は、私の議員活動にとっても重要な位置を占めており、毎年12月定例会で一般質問として取り上げ、5年ほど前には防災士の資格も取得させていただきました。

今回の研修は防災士資格を有する自治体議員が主な対象ということもあり、近年、国が大きく方針転換をした流域治水などについて内容の深い研修でした。

 

「森林を活かす荒川流域自治体議員勉強」の運営を共にする、さいたま市議会議員の土井裕之さんがディスカッションの講師として登壇をされ、荒川の流域連携の事例について発表をいただきました。

流域の共生共栄のために、自治体の垣根を超えてつながる。その一つの手法として、自治体議員同士が平時から繋がり、上中下流域の治水や資源利用、生態系保全についての相互理解を深めることに大きな意義を感じています。

荒川から全国各地の流域連携を力強く推し進めて行けるように、これからも継続的に活動をしていく所存です。

 

 

もう一つは、埼玉県内の有志の議員で鳩山町を訪問させていただき、鳩山町コミュニティ・マルシェをはじめとする取り組みについて研修をさせていただきました。

鳩山町は、大東建託株式会社による「いい部屋ネット街の幸福度&住み続けたい街ランキング2021〈全国版〉」で、「街の幸福度 自治体ランキング」で全国でも第1位となるなど注目を集めています。

 

鳩山町コミュニティ・マルシェは、鳩山ニュータウンのタウンセンター内に、行政と民間の複合施設として整備したコミュニティセンターの1階部分の再活用施設で、人と人とが出会う新たな手法を取り入れることにより、ニュータウンのエコシステムを編み直すことで地域に価値を生み出し続ける拠点となっているように感じました。

 

まちづくりと場づくりの相互性や、地域のエコシステムについての視点を深めることができました。

 

 

研修を通じて得た気づきや出逢いを、秩父市のこれからのために活かして参ります。

秩父市議会の9月定例会は8月31日から9月21日の日程で開会予定です。