ジェイムス・コットン「ロケット88」
「コットン・ブギー」
コットン・ブギーやブギーシングでハードなブギーでブレイクした
ジェイムスコットン。
ノリノリの曲が多く、まったくブルージーではない。
日本のブルースバンドのレパートリーになる
ことも多い。それにしてもこの速さは並大抵ではない。
ブルースハープ&ボーカル中心という点ではジュニアウェルズの
後を次いだシカゴスタイルということになるが、
高速シャッフルをブギーというリズムで打ち出し、
ファンク・ブルースとも言われた。
このサウンドはドラムのロケット・ジョンソンことケニージョンソン、
(G)マットマーフィー、(B)チャールズ・カルミーズ
という強力なリズムセクションの功績による。
ブルース史上もっとも勢いのあるシャッフルが聴ける。
とくにロケットジョンソンのドラムが光っている。
スーパーハープと言われ繰り返しのフレーズを多用し
客をあおるステージングでライブで本領発揮したジェイムスコットンだった。