今月歌舞伎座・夜の部で上演されている

清元「吉野山(よしのやま)」について今月の出演中の俳優さんの名前も付けてちょっと解説☆

本名題(正式名称)が「幾菊蝶初音道行(いつもきくちょうはつねのみちゆき)」と言います。

場面の名を取って「吉野山」という演目名になります。


内容:

静御前(尾上菊之助)は佐藤忠信(尾上菊五郎)を供に連れて、義経達のいる吉野山に旅立ちます。

その忠信は実は静御前の所持する「初音の鼓」の皮になっている狐の子(源九郎狐)で、その鼓の音を慕って付きまとっているのです。

そのため時々この忠信は狐らしい振りが出てしまうのです。

忠信は静御前の前で兄・嗣信(つぎのぶ)の壇ノ浦での勇ましい奮戦とその最期の有様を身振り入りで説明します。

この後早見の藤太(尾上松緑)その他の役人たちが静御前を捕まえに来るのを、忠信が退散させる勇ましい働きの場面を見せ舞台は幕となります。


ざっと内容を書いてみました☆


BYE-BYE♪


清元 一太夫