【漫画裏話】ダークハートの恐ろしすぎる思想 | 狸穴の雑多ブログ

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「GATHERER」本編にて、世界的な脅威となっている巨大秘密結社ダークハート。

 

作中では、

魔法族の殲滅
同じ人間でも、不穏な動きをしたシパルタン族は容赦なく粛清


等々、その行動原理は強烈な選民思想・レイシズムをベースとしています。


「宇宙からの脅威に立ち向かうため、地球は一枚岩にまとまらなければならない。」

「そのために、人類以外の異質な存在(他種族・ダークハートに従わない勢力etc)は排除する」
という理論に基づいています。

現実の歴史を見ても、
ロシアがオスマン帝国を攻める時に、帝国内の他民族を焚きつけて内部紛争を起こさせ弱体化させた
という過去があります。
「ダークハート」の設定を考える際、この史実から着想を得ました。

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ザナロも、かつて貴族同士の内紛の隙をつかれて、故郷をシパルタン族に滅ぼされた過去から、

ダークハート思想の強烈な支持者となりました。


 

内紛による弱体化を防ぐという、一応は具体的な目的があるので、
ナチスのアーリア人崇拝のような、妄想的な優生思想とは違います。

 

やっていることの善悪はどうあれ、作中最大の敵であるダークハートにはある種の明確な野望・目的・行動原理を持たせたかったんです。。。