「日本列島のヤバイ話」感想 | 狸穴の雑多ブログ

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今回は歴史ミステリー研究会編・「その土地の人が口を閉ざす 日本列島のヤバい話」の感想です。

 

 

 


日本各地の曰く付きの場所危険な場所怖い歴史のある場所について紹介されています。

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読んでいて印象的だったのは、

「"インフラ未整備に伴う悲劇"というものが、想像以上に凄まじかった」

という事実です。


紹介されていたスポットの一つが、新潟県糸魚川市の「親不知」。

崖沿いに存在する、一歩踏み外せば終わりという道です。

親でさえ我が子を心配する余力がなくなってしまうほど危険で過酷な道」ということで、多くの遭難者・死者を出した場所です。

 

明治16年に代替ルートとなる国道ができるまでは、旅人たちは命がけで危険な親不知を通らなければならなかったんですね。

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もう一つ印象的だったスポットは、「黒部ダム」です。

関西地方の電力不足解消のため、水力発電用施設として、1956年に建設工事が開始されました。

 

建設現場から町までの物資輸送路となるトンネルを通すため、山を掘り進んでいたところ、

破砕帯(砕かれた岩石が帯状になっている強度の弱い断層)に突き当たってしまい、事故等が頻発してしまったそうです。

 

結局ダムの完成までに、作業関係者171名が亡くなられたとのこと。

 

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旅行や通勤通学、移動の際に何気なく通る道路、

スイッチ一つ押せば、コンセント一つさせば通る電気。。。

我々が現在享受している当たり前は、多くの犠牲の上に成り立っているということを思い知らされました。

 

生活の片隅にある何気ないインフラにも、感謝しないといけないですね!