藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ -123ページ目

あの熱い日々

モクモクと翻訳をしています。

取材テープを見ながら、日本語に書き起こしているわけです。

現在、10月24日初回放送のOLA!セレソンの仕上げ作業を行なっているのです。


今回のOLA!セレソン、メインの内容はアレッシャンドレ・パットと、パットと一緒に戦ったU-20ワールドカップ。

フジテレビで放送された、大会直後の総集編でも流れたのですが、実際はもっと長期完全密着をしていて、今回はそれをあらためて、この番組で見てもらおうと思っています。


何かが足りなくて敗退した大会。選手達は、その何かを乗り越えようと、もがいていました。

私らのカメラの前で、激白した選手やスタッフもいます。苦しい中でも、笑顔になれた時もありました。

そして、ただ敗退した大会としてだけ記憶されるのではなく、そこで戦った選手達の魅力の一片や、今後への期待も感じてもらいたい…というのが、願いです。


それで、まだ翻訳していなかった部分を、せっせとやっているわけです。

こうしていると、あの選手達の熱い日々が、よみがえってくるんですー。

ぜひ、見てくださいね!


と言いつつも、夜が白々と明け、それにともない、頭もウニになり…。とりあえず、朝ごはん(いつものパパイヤ)でも食べて、仕切りなおしをしようかな、と。


今日の写真は、そのパットのインタビューをしているヒトコマです。

本当にまっすぐな性格で、応援せずにはいられないんですー、パットって。




サッカーのバラエティ

今週から、ワールドカップ南米予選が始まります。

また、あの合宿と遠征が始まり、国内の熱狂が戻ってきます。

南米予選の合宿では、外国人はたいてい私だけ。たまにスペインから来る常連さんがいるくらいかな?

でも、じゃあ”ブラジルメディアだけ”と一言で言っても、その数は膨大なんです。

テレビ各局はもちろん、新聞、インターネット、そして、本当に本当にたくさんのラジオ。

ラジオは全国ネット、リオのローカル局、全国各地のローカル局…。一番媒体数の多いメディアです。

テレビでは、日本だとわりと、スポーツ担当の人がバラエティもこなすのが普通ですよね。

ブラジルでは、ジャーナリズムの人はジャーナリズム。”ユーモア”のあるリポートはしても、バラエティは絶対やりません。

代わりに、バラエティの人は、サッカーを扱っても、徹底的にバラエティ。というか、完全にコメディ?といった感じえす。

で、セレソン合宿には、時々、そういうバラエティ番組もやってきます。

選手のモノマネをするコメディアン。かぶりものや、扮装で有名なタレントさん。

この乱入者たち、強引に選手をキープしようとするので、たまにはメディア仲間の反感を買ってしまうことも。

でも、普通はさすがに、笑わせる専門家達なので、その場の人達も和ませ、とっても大げさにモノマネされる選手達も、気さくに相手をしています。

というわけで、今日の写真はそういうバラエティ番組の人達。

外国人は珍しいので、よく絡まれます。



もう1つ、これは有名なロナウジーニョのモノマネの人、ロナウドのモノマネの人(この直後、急死されました)と一緒に。扮装してるの、見えるかな。



ロジャーさんへ

赤ちゃんも言うぐらいだから、ブラジルの人って、一般人でも実況のマネがうまい人、多いですよ。ゴール前の一連のプレーから、そのまま「ゴーーーール!」の絶叫まで。感心します。

赤ん坊のゴール!

赤ちゃんが少し、いろんなことを分かりかけると、お父さんやお母さんは大喜びで、我が子に芸を仕込みますよね(あれ、言葉が失礼?)

ブラジルでもそれはおんなじ。以前ご紹介したブラジルのコニシキさんも、我が子ユーリに教え込むのが大好きです。

コニシキさんは、”病気”と言ってもいいほどの、フラメンゴサポーター。

当然ユーリもフラメンギスタにすべく、生まれた時から、フラメンゴのチームソングを聞かせてきました。


で、少し分かりかけたユーリが、最初に会得した芸。

周りでみんながフラメンゴの歌を歌い始めると、ウキャーッと笑って、手拍子らしきことをする。

周りでみんながヴァスコの歌を歌い始めると、顔をしかめて、親指を下に向け、ウウ…とうなってブーイングらしきものをする。


まだ1歳3か月のユーリは、ダッ、とか、バッ、しか言わず、”パパ”や”ママ”も言えません。

それが先日、生まれて初めての言葉を発したのです。

それは、テレビでサッカーの試合中継が放送されていた時。

ユーリはおもむろにテレビの前に歩み寄り、画面を指差して叫びました。

「ゴーーーーール!」


これって、もし私が、他の日本人からこの話を聞いたのなら、私は絶対言うでしょう。「それあんた、ネタやんか」と。とってもステレオタイプな、ブラジル人ネタ。


でも、本当なんですねぇ。昨日、コニシキさんちの近所で、あるサッカークラブの取材をしたんです。その帰りにちょっと立ち寄ると、ユーリが言ってみせてくれました。

「ゴーーーーール!」

雄叫びの「ゴーーーーール!」(フラメンゴかな?)

低くうなるような「ゴール…。」(ヴァスコかな?)


写真は数ヶ月前だから、まだゴールも言えなかった頃のユーリ。一番オチビの男の子です。




ところで、ロジャーさんはレッズですよね。

だから、フリューゲルスのエドゥーのFKはやっぱり、「悪魔」だったんでしょう。

いや、そういうのを超えて、感動!だったかもしれないですね。