チッチから選手へ、ケガの克服のために | 藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ

チッチから選手へ、ケガの克服のために

大変ご無沙汰しております… \(^O^)/

その後、ワールドカップも私にとっては突然終わり(いや、ワールドカップはどれだけ綿密な準備をして、どれだけ優勝候補と周囲が思おうとも、優勝できる保証は何もないとは分かっているけど、今回のブラジル、ちょっと早かったなと。去るのが…)、その後も元気でやっています。

 

セレソンの方は、2016年半ばに就任したチッチが監督を続投し、ワールドカップロシア大会組と、新人組の両方を半分半分ぐらいに呼びながら、新たなサイクルに突入したところです。

 

年内はいろんな選手を呼んで、3月には、来たるコパアメリカで優勝できるチームを固めていく、というところ。

そのための、代表新メンバーのお話をひとつ。

 

フルミネンセにペドロという選手がいます。

21歳にして、今年のブラジル全国選手権、得点ランキングトップに立つ活躍ぶり。

そのため、新生セレソンの第一弾となった9月の親善試合に向けて、フル代表への初招集を受けたんですね。

 

ペドロはこれまで、年代別代表にも、2度呼ばれたことがあっただけ。

だから、本人にとっては、もう夢のような出来事でした。

 

ただ、今年の活躍ぶりから、周囲は彼の招集を予想していて。

ちょうどクラブの遠征中だったこともあり、フルミネンセのチームメイト達と一緒に、招集メンバー発表会見の生中継を凝視してて。

名前が発表された時には、チームみんなに祝福され、本人も感涙。

もう、その後にインタビューを受けても、泣いちゃって、言葉に詰まるほど。

そういう映像を紹介していた、ブラジルのスタジオ番組でも、VTRが終わってカメラがスタジオに戻ると、出演者がみんな、ホッコリしてるほど。

 

いいですよね。その幸せ。

それが、8月17日のこと。

 

ところが、その1週間後、8月25日に、フルミネンセの試合で、ヒザをケガしてしまったんです。

当初は、手術しなくても良さそうで、20日間ぐらい、試合に出られない、という話だったのが、検査後、どうしても手術が必要、ということになり、回復には6〜8ヶ月かかることが発表されました。

 

こういう時、選手がどんな思いでいるかを想像するとねぇ。

若くして、ぐんぐん成長して、絶好調で、セレソン初招集に涙した、そのすぐ後。

その遠征に参加することもできず、半年以上、ピッチを離れることに。

 

なぜだーーーー!

 

って感じだと思いますよね。

 

で、おととい、10月の親善試合のための、招集メンバー発表会見があったんですね。

今回の招集メンバーや、今後の方針については、ブラジルメディアの人達も、たいてい細かく質問するので、私の質問は、ペドロについて。

 

それを、Planeta Kiyomi に掲載した、というお知らせです。

こちら、

 

Força Pedro, a convocação da seleção

チッチから負傷したペドロへのメッセージ by 藤原清美

 

 

YouTubeでは、こちら

https://www.youtube.com/watch?v=zaF0yP3X-sU

 

Facebookでは、こちら

https://www.facebook.com/planetakiyomi

 

質問、というより、チッチにペドロへのメッセージをお願いしたんです。

選手の人生には起こる得ることだけど、それを乗り越えるために、彼に何かを伝えるとすれば、どんな言葉になるか、と。

 

 

会見、こんな感じ。

 

 

質問して、チッチがこんな感じで答えてくれて。

 

 

チッチは彼自身、ケガによって、選手の経歴に終止符を打った経験があるんですね。

だから、大ケガの苦しみも知っているし、それを乗り越えるために、何が必要かも分かっている。

 

そういうわけで「こういう時には、2つの面がある」と言って、気持ちと物理的な面、両方について、心を込めて話してくれました。

 

日本では、ペドロ、まだ知られてないかもしれないけど、チッチの言葉には、スポーツ選手はもちろん、夢を中断された経験のある人なら、誰にでも、感じるものがあるはず。

是非、ご覧下さいませ。

 

それからペドロ、ヨーロッパのビッグクラブからも、数々のオファーや打診が来ている選手。

きっとすぐに、みんなの知る国際的なスターとなるはずです。

それから、東京2020にはまだ時間があるから、五輪代表だって大いに可能性があります。

 

 

また、元気になったら、彼のリポートをご覧頂ければと思います ♪