チェアマンとジーコとJリーグ | 藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ

チェアマンとジーコとJリーグ

去年の年末、Jリーグの村井満チェアマンが、リオにやってきたんです。

私が知ってる中でも、日本人としては滞在時間最短の弾丸ツアーです。

 

日本を発って、12月26日の午後4時過ぎにリオに着いて、翌日27日の深夜には、リオを発って、日本に帰国した、という。

それはもう、長旅も、時差ボケも、かなりしんどかったんじゃないかなぁ。

 

だって、私が帰国する時、日本に1週間なら1週間、10日間なら10日間、滞在中、ずっと眠たいもん。

旅の前後はバタバタするし、滞在中は最大限に時間を活かしたいから、睡眠時間もすごく短くなるのもあって、もう街を歩いていても、行き倒れようかと思うぐらい(笑)眠たい。

 

というハードなスケジュールでリオ訪問したチェアマンの目的は、ジーコが主催するチャリティーマッチを観戦するため。

 

この旅のリポートを、スカパーの「スカサカ!ライブ」で放送しているので、是非、見てみてくださいませ。

初回放送は12日(金)だったんですが、19日(金)まで、毎日どこかしらの時間で再放送してます ♪

 

このチャリティーマッチは、ジーコが毎年開催していて、去年で14年目。

マラカナンで例年4〜6万人が集まる、ビッグイベントです。

 

ブラジルのスター選手ともなれば、社会への恩返しの意味で、大中小、様々なチャリティーマッチを主催したり、企業や団体に招かれて、イベントのメインをはることは、多々あります。

 

が、ジーコのように、自分で主催して、これだけ長年、毎年続けて、さらに例年、ビッグネームを集められる、そしてその結果、集客も続けられる人は、他にはいないんですね。

 

だからこそ、またそれが尊敬されて、出場選手も、観客も、みんなが集まってくる。

もうブラジルのサッカーカレンダーの年中行事です。

 

チェアマンはジーコに誘われて、じゃあ行ってみようか、ということで来られたそうなんですが、そのフットワークの軽さもすごい。

 

で、サッカーというものが、こういうサッカーの本場で、どんな風に社会と共存しているのか、サッカーの持つ社会的な意味や価値、というのを、肌で感じたいというのが、動機だったそうです。

 

私はこのチャリティーマッチ、第1回からずっと取材してるんですが、今回は、チェアマン密着、という形で、取材しました。

チェアマンにとって、ジーコと1日半を過ごし、ブラジルでのジーコの存在感を感じると共に、集まった選手や、サポーターの思いにも触れて、収穫の多い旅になったようです。

 

何しろ、チェアマン、止まることを知らないんですよ。

ガツガツした感じじゃないのに、すーっと状況に溶け込んで、何でも見に行っちゃうし、超・積極的なのに自然体。

こういう魅力的な人だから、Jリーグのチェアマンなんだろうなぁ、と。

で、こういうチェアマンがいれば、Jリーグをさらにイイものにしてくれるんだろうなぁ。

 

試合会場のマラカナンは、こんな感じ。

 

 

今年も、日本の人達にも親しみのある、たくさんのスターが出場しました。

 

元Jリーガーとしては、ジーコはもちろん、ジョルジーニョ、レオナルド、ジーニョ、アイウトン、エメルソン、ドニゼッチ、アモローゾ、サントス…等々。

 

他に、セレソン関係では、ロマーリオ、アドリアーノ、アウダイール…。

今後のブラジルを担うかも知れない、レアルマドリッドと契約した、ヴィニシウスJr。

 

この人も、もちろん毎年の常連です。

 

 

この場面、アルシンドが何を言ってるか、分かります?

もう、あの言葉ですよ、あれ ♪

 

それから、我らが現役Jリーガーとして、休暇で帰国中だった、田中マルクス闘莉王選手も、ビッグネーム達と共に、プレーしました。

 

 

ジーコと築いた友情が、こうしてさらに深まって、心の中に、たくさんのお土産を持って帰ったチェアマン。

 

 

番組の中には収まりきらないチェアマンの思いは、きっと、今後のJリーグでの、いろんな取り組みに活かされるはず。

なので、その一端を垣間見る、という意味でも、是非、ご覧下さいませ ♪