渾身の仕事 | 藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ

渾身の仕事

双葉社から出ている「サッカー批評」。

最新号は、ブラジル代表、セレソン特集です。

私も合計28ページも書かせてもらいました ♪

 

 

ブラジルでのコンフェデ、ワールドカップ、リオ五輪、リオパラリンピックが終わって、日本の人達にとって、ブラジルは少し一段落しちゃったかな、と心配していたところに、とっても素敵なお話をもらって。

 

私は、チッチ監督インタビューと、チッチの改革についての分析。

カフー、ロベルト・カルロス、ジョルジーニョと、セレソンのレジェンド達のインタビュー。

セレソン級の選手達が、今、続々と中国サッカーに向かっている理由。

 

そういうのを書きました。

 

もうね、インタビューを整理しながら、レジェンド達の一言、一言を、話してくれた時の表情とか、言い方とか、思い出していると、こみ上げるような情熱とか、苦しさとか、愛情とかが蘇って。

 

いっつもこのブログでも書くけど、選手のインタビューをすると、何らか、心に染みることや、自分が人生の上で勉強させてもらうことが、あるんですね。

 

世界最高峰の代表チームにあって、そこで多くを成し遂げて、全国民や世界の期待を背負って、長年闘い続けている選手って、地球上でも、一握りですよね。

 

そういう人達には、やっぱり何かがある。

語ってもらっても、語ってもらっても、まだ聞き足りないほどの経験や、思いが。

 

で、私が選んだ取材スタイルは、可能な限り、寄り添って、同じ空気を吸い、同じ文化の中で暮らし、伝統や情熱や、いろんなものを肌で感じ、そこで見えてきたものを伝えること。

 

そのピッチに立つために、選手がどんなことに歓喜し、苦悩し、ケガやプレッシャーを乗り越えたり、仲間と抱き合って幸せを分かち合ったりしながら、やってきたか。

その戦術ができあがるまでに、どんな歴史が築かれてきたか。

そういうものを伝えること。

 

伝える、というと言い過ぎかな。

伝えたい、というふうに、思ってやってきたわけです。

 

今回、この雑誌のために声をかけてくれて、編集も担当してくれた北健一郎さんは、自分自身、ジャーナリストとして、いろんな角度から、サッカーを見続け、書き続けている人。

だから、思いを一つにして「読んでて涙が出た」って言いながら、つきあってくれました。

 

これからも、書く仕事、もっと増やしたいな、とか、セレソンやサッカーはもちろん、ブラジルのことを、もっといろんな角度から伝えたいな、とか、こういう取材を通して学んだことを、自分なりに違った分野にも昇華して活かしたいな、とか、いろいろ自分の中で再確認もできました。

 

渾身の仕事、読んでみてくださいませ ♪