藤原清美『考えると足が震えること』

先日、ブラジル代表の親善試合招集メンバー発表会見があって、取材に行ってきたんですね。

ブラジル代表監督を担う、こういうレベルの人が話すことって、いつも印象深い言葉の数々があるわけで。今回もいろいろありました。

２０１８年ワールドカップ・ロシア大会の南米予選を、４節も残して突破。

開催国ロシアを除いて、世界で一番乗りで、ワールドカップ出場を決めたブラジル。

しかも、チッチが監督に就任してから、破竹の予選８連勝。

芸術的な攻撃サッカーを実現しての快進撃に、ブラジル国民やメディアは、もう大盛り上がりなんです。

そんな中、チッチ自身は、どんな感じなんだろう。

ブラジルが南米予選でワールドカップ出場圏外に苦しみ、コパアメリカでまさかのグループリーグ敗退に終わった後、国民満場一致の形で、大きな期待を受けて、監督に就任したチッチ。

そして、最初の使命だったワールドカップ出場枠獲得を、こんなに鮮やかに成し遂げた後で。

でも、本当のミッションはもちろん、ブラジルである限り、ワールドカップ優勝なわけで。

国民は、チッチ自身がやめてくれって頼むほど、「チッチ、チッチ」と盛り上がっている中、初めてブラジル代表監督として臨む、ワールドカップのことを考えると、どんな感じ？

完璧に見える監督チッチ。

でも、人間的な素顔を、あえてみんなの前で見せるチッチ。

ワールドカップの考えると、足が震えてくる。

でも、１年先の大きな挑戦のことを考えて、びくびくしてる場合じゃない。

心配してる場合じゃない。

逆に、ワールドカップ出場権は得られたと、ホッとしてる場合でもない。

ワールドカップで優勝するためには、１つ１つ、準備をしていくことが大事。

この後も続く、目の前の試合を、１つ１つ準備して戦いながら。

自分の起用すべき選手達の試合を、１つ１つ評価しながら。

世界のサッカーを、１つ１つ分析しながら。

そうやって毎日を有効に活かしていくことで。そうやってレンガを１つ１つ積み上げることで、１年経った時には、ワールドカップに向かう準備ができている。

…というのは、私の言葉。

そういう、エネルギーを感じさせてくれた、すごく素敵な会見でした。

だって、それって何にでも通じることですよね。

目標があるならば、その目標が何であれ、達成するためには。

チッチ自身の言葉は、こちらをご覧下さい（笑）

Planeta Kiyomi

Convocação da seleção brasileira : Uma nova etapa rumo ao hexa!

ブラジル代表招集会見：ワールドカップへの新たな第一歩

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こういう時は、もちろん私も質問

チッチは冗談も言ったりして、会見はイイ感じ盛り上がりました ♪

チッチは結構、日本のことを好きでいてくれるんですよ ♪

というわけで、ぜひ、ご覧下さいませ ♪

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