生きる勇気と力
人は、どんなことがあっても、再び立ち上がることができるんだ。
前を向いて、歩き出すことができるんだ。
もう1度、笑顔になることができるんだ。
それを実感して、その勇気と力に、本当にただただ、圧倒された日。
それが、ブラジル対コロンビアの親善試合、兼、チャリティーマッチの日でした。
先日書いた、この試合に関する Planeta Kiyomi 3部作のパート2を、アップしました。
それがこちら
Jogo da Amizade Vol.2 Uma homenagem à Chapecoense pela seleção
セレソンからシャペコエンセに捧げるオマージュ
YouTubeは
https://www.youtube.com/watch?v=vYkR2IbShC8
Facebookは
https://www.facebook.com/planetakiyomi/
この試合のために、墜落から生還した6人のうち、4人のブラジル人が招待されて、試合開催地のリオに来ていました。
そして、試合前のスタジアムでのセレモニーに登場したんです。
会場はもう、大歓声です。
右脚を失ったGKのジャクソン。
彼の車椅子を押す、SBのアラン。
その両脇で手を振るのは、CBのネットと、ジャーナリストのハファエウ。
あの墜落があった日、山の中で大破した機体の映像と、救出された!病院に搬入された!というニュース。
あの日から毎日、ブラジルのニュースでは彼らの病院での容態、回復具合が報道されていました。
最初は情報を聞くだけで、一喜一憂していたのが、やがて、病院のベッドでの姿を見て、その奇跡に胸が震えました。
そのうち、まだ出ない声で、コメントが聞けるようになったり、小さく手を振るのが見られたり。
そして、帰国した日。
家族と年を越した年末。
シャペコエンセのクラブハウスで、新しいチームメイト達と話す姿…。
ジャクソンは、義足を使って、日常のことは、自分で出来るようになりたいと言っていました。
アランとネットは、プレーに復帰することを目指しています。
ハファエウはすでに、仕事を再開しています。
ブラジル国民は、毎日、その4人の姿を見守ってきました。
だからこそ、スタジアムに登場した4人の笑顔には、もう、拍手せずにはいられません。
そして、シャペコエンセを応援するチャント
♪オー、ヴァモ・ヴァモ シャペ♪
行くぞ、行くぞ、シャペコエンセ
の大合唱。
このチャント、飛行機が墜落する前、コパ・スウアメリカーナ準決勝突破が決まった直後に、ロッカールームで選手やスタッフ、チーム関係者達が、歓喜で大合唱していたんですね。
その5日後、決勝に向けて飛び立った時に、墜落が起こりました。
だから、みんなが歌うんです。
歓喜も、苦しみも、悲しみも、勇気も、人の温かさも、すべてを込めて。
セレソンの選手達に、この試合に出場する思いを聞きました。
選手達もみんな誰もが、友達や、元チームメイトや、お世話になった人達や、いろんな人をこの墜落で亡くしています。
でも、起こったことは、変えられない。
時間は戻らない。
だからこそ、こうしてサッカーによって、出来ることがあるのを、嬉しい、幸せだ、名誉に思うと語っていました。
試合をすることによって、サポーターをスタジアムに呼び、その入場料で、犠牲となった人達と家族を少しでも手助けすることができる。
試合前の1分間の黙祷ってありますよね。
哀悼、追悼の意を込めた1分間。
この日の1分間は、黙祷ではなく、拍手のために使われました。
生きることのすごさ、人間の力を見せてくれた4人のために。
犠牲者のご家族を激励するために。
年が変わり、再建しようと戦っているチームのために。
拍手はやがて、いつもの
♪ヴァモ・ヴァモ、シャペ♪に。
シャペコエンセを励ますための言葉や、ハッシュタグで
#ForçaChape
というのがあります。
「頑張れ、シャペコエンセ」の意味で、私もシャペコエンセのことを書いたり話したりする時は、いつも使ってきました。
それで励ましているつもりが、私の方が、シャペコエンセに力をもらっている。
それが実感できた、人生でも大事な日となりました。
ご覧下さいませ。
次回は、試合そのものをご紹介します。
前を向いて、歩き出すことができるんだ。
もう1度、笑顔になることができるんだ。
それを実感して、その勇気と力に、本当にただただ、圧倒された日。
それが、ブラジル対コロンビアの親善試合、兼、チャリティーマッチの日でした。
先日書いた、この試合に関する Planeta Kiyomi 3部作のパート2を、アップしました。
それがこちら
Jogo da Amizade Vol.2 Uma homenagem à Chapecoense pela seleção
セレソンからシャペコエンセに捧げるオマージュ
YouTubeは
https://www.youtube.com/watch?v=vYkR2IbShC8
Facebookは
https://www.facebook.com/planetakiyomi/
この試合のために、墜落から生還した6人のうち、4人のブラジル人が招待されて、試合開催地のリオに来ていました。
そして、試合前のスタジアムでのセレモニーに登場したんです。
会場はもう、大歓声です。
右脚を失ったGKのジャクソン。
彼の車椅子を押す、SBのアラン。
その両脇で手を振るのは、CBのネットと、ジャーナリストのハファエウ。
あの墜落があった日、山の中で大破した機体の映像と、救出された!病院に搬入された!というニュース。
あの日から毎日、ブラジルのニュースでは彼らの病院での容態、回復具合が報道されていました。
最初は情報を聞くだけで、一喜一憂していたのが、やがて、病院のベッドでの姿を見て、その奇跡に胸が震えました。
そのうち、まだ出ない声で、コメントが聞けるようになったり、小さく手を振るのが見られたり。
そして、帰国した日。
家族と年を越した年末。
シャペコエンセのクラブハウスで、新しいチームメイト達と話す姿…。
ジャクソンは、義足を使って、日常のことは、自分で出来るようになりたいと言っていました。
アランとネットは、プレーに復帰することを目指しています。
ハファエウはすでに、仕事を再開しています。
ブラジル国民は、毎日、その4人の姿を見守ってきました。
だからこそ、スタジアムに登場した4人の笑顔には、もう、拍手せずにはいられません。
そして、シャペコエンセを応援するチャント
♪オー、ヴァモ・ヴァモ シャペ♪
行くぞ、行くぞ、シャペコエンセ
の大合唱。
このチャント、飛行機が墜落する前、コパ・スウアメリカーナ準決勝突破が決まった直後に、ロッカールームで選手やスタッフ、チーム関係者達が、歓喜で大合唱していたんですね。
その5日後、決勝に向けて飛び立った時に、墜落が起こりました。
だから、みんなが歌うんです。
歓喜も、苦しみも、悲しみも、勇気も、人の温かさも、すべてを込めて。
セレソンの選手達に、この試合に出場する思いを聞きました。
選手達もみんな誰もが、友達や、元チームメイトや、お世話になった人達や、いろんな人をこの墜落で亡くしています。
でも、起こったことは、変えられない。
時間は戻らない。
だからこそ、こうしてサッカーによって、出来ることがあるのを、嬉しい、幸せだ、名誉に思うと語っていました。
試合をすることによって、サポーターをスタジアムに呼び、その入場料で、犠牲となった人達と家族を少しでも手助けすることができる。
試合前の1分間の黙祷ってありますよね。
哀悼、追悼の意を込めた1分間。
この日の1分間は、黙祷ではなく、拍手のために使われました。
生きることのすごさ、人間の力を見せてくれた4人のために。
犠牲者のご家族を激励するために。
年が変わり、再建しようと戦っているチームのために。
拍手はやがて、いつもの
♪ヴァモ・ヴァモ、シャペ♪に。
シャペコエンセを励ますための言葉や、ハッシュタグで
#ForçaChape
というのがあります。
「頑張れ、シャペコエンセ」の意味で、私もシャペコエンセのことを書いたり話したりする時は、いつも使ってきました。
それで励ましているつもりが、私の方が、シャペコエンセに力をもらっている。
それが実感できた、人生でも大事な日となりました。
ご覧下さいませ。
次回は、試合そのものをご紹介します。