消えた路上の子供達
虫刺されって、どうしてこう、しつこくぶり返すんですかね。
一度、もう赤い斑点程度におさまったとこが、また、ぷんぷくぷんに膨らんで。
そのかゆさといったら。
何の虫か知らないのですが、ぶり返しも2周めのような気が…。
これ、3周めとか、来るんでしょうか。
それはそれとして。
最近、私の住むリオのバハ地区の路上から、子供が消えたんです。
以前はいた、路上の子供達。
赤信号で車が止まると、ガムやあめちゃんを売ってたり。
なんていうんだっけ、お手玉みたいな、一応、ストリートパフォーマンスを見せたり。
一番ひどいのは、お母さん達がのんびり談笑してて、赤信号のたびに、幼い子供達にホラッと指示して、車にお金をねだりに行かせてました。
ある子供たちは、学校に行くより、こうしてお金を稼ぐ方がいいと思うようになる。
また、ある子供たちは、この方が、親にほめられ、役に立っていると思うようになる。
そうして、親が自分の子供達の未来をつぶしたり、子供達自身が、自分の将来を限界あるものにしてしまう。
その子供達が、路上から消えたんです。
というのも、リオ市が始めた「バハ・バッカーナ(素晴らしいバハ)」プロジェクト。
車で巡回し、そうした子供達を見たら、ただちに車に乗せて、家まで連れていく。
そして、親に「今度、この子を路上で見かけたら、次は親が刑務所行きだからね!」と、忠告するんです。
これで、子供を使って日銭を稼いでいた親達が、それをあきらめるようになったんです。
コトはそう、単純ではないけれど、少なくとも今は、子供達が路上から家に帰りました。
その子供達が、日中、どこにいるのか、何をしているのか、分かりません。
ちゃんと学校に行っているのかどうか。
でも、これは第一歩と思うんです。
そして今は、コパカバーナでも、「コパ・バッカーナ(素晴らしいコパカバーナ)」が始まりました。
今後の変化を、見届けていきたいと思っています。
、バイクのロードレースの番組をやってたことがあるんですが、サーキットでもスタッフが熱中症で倒れたりしてました…。