少年の夢はカメラマン
今日も引き続き、ベロオリゾンチの話。
2006年ワールドカップ南米予選で、アルゼンチン戦が、この街で行なわれたんですね。
で、会場はここ。
エスタジオ・ミネイロン。
クルゼイロのホームスタジアムです。
国歌斉唱の演奏をするのは
軍のブラスバンドと、ビリンバウなどブラジル独特の民族楽器を使うグループの、不思議なコラボ。
で、練習日もサポーターはこんな感じで、
スタンドをぎっしり埋め尽くして、選手達を待つわけです。
私らも、スタジアムの入り口で、選手達の到着を待つ。
すると、そこで待っていたのは、私ら報道陣だけではなかったのです。
ほら。
ちっちゃな少年カメラマンが!
手に持っているのは、手作りのビデオカメラ。
それが、すごくよくできてて。
レンズからファインダーから、もう本物さながらなんです。
でも、決して壊れたカメラ、というのではなく、いい味出した、手作りなんですー。
もちろん、これで撮影はできないオモチャですよ。
そんな彼が、大人のカメラマン達に混じって、カメラを構えて、セレソンの到着シーンを収録しようと、待ち受けている!
ハニカミ君で、多くは語らないんだけど、もちろん、夢はカメラマン。
カメラを構える様子は、なんだかもう、いっぱしって感じで、周囲のカメラマン同様、真剣にいろいろ追ってました。
この試合は、2004年のことだから、あれから4年。
この少年も、4歳大きくなってるんですね。
そして、あと10年も経ったら…。
本当のテレビカメラマンとして、このスタジアムで、サッカーを撮ってるかもしれないね!
最後に、スタジアムの中には、関係者向けにちょっとしたワールドカップ展示もありました。
サッカーの夢と、少年の夢が詰まった、セレソン遠征になったのでした…。