ボゴタの高地具合 | 藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ

ボゴタの高地具合

話がボゴタに戻りますが、ボゴタは標高2640m。

セレソンで試合した中では、やや高地です。

もっと高地の、ボリヴィアのラパスや、エクアドルのキトなんかでは、それこそ富士山(3776m)の頂上でサッカーをするのと同じ標高だから、セレソンのドクターの計算によって、完全な高地対策がとられます。

でも、ボゴタはそこまでの標高ではないので、普通の遠征のような形で行きました。


それでも、試合ではジワジワ、高地の影響が出ていたようです。他にも、前日と当日直前の豪雨で、ピッチが重くなってたとか、要因が重なって、選手達の足はどんどん重くなってたから。


私の感覚では、普通にしてる分には、あまり感じませんでした。

でも、例えばスタジアムの3階にある記者席まで、最初はエレベーターの存在に気づかずに、せっせと階段で上り下りしてると、ハァハァいったりしてました。

特に仕事中だから、いつも急いでて、駆け上るようにしてるから。

これがラパスになると、目の前に火花状態だけど、ボゴタの標高だと微妙なので、最初は「私ったら体力落ちたのかなぁ」と思ったりして。

みんなに言われて思い出し、「これがピッチでサッカーする選手になると、どんなに大変だろう」と、実感したものです。


ブラジルから来た記者仲間の中にも、体調がイマイチな人が結構いました。

これが、やっぱり「頭が痛いよ~」というラパスほどではなく、「今日はお肉を食べる気がしない」とか、微妙な体調。

「なんか今日は、えらく疲れたなぁ」とか、「今日は、やけに眠くてダルイなぁ」とか、「お酒のまわりが早いなぁ」とか、そんな感じです。ボゴタの高地具合。


それを実感しつつも、引き分けたコロンビア戦では、新聞なんかでは、「輝きを忘れた」とか、「いつでも勝てると思ってプレーしてた」とか、選手の動きがイマイチだったことを、叩くわけです。

記者席では、「選手も大変だよなぁ」って言ってるんだけど。


でもまぁ、そんなふうに、国ごとに全然違う影響を利用するのが、南米予選のホーム&アウェー。いろんなことが、これからもあるわけです。


というわけで、今日はボゴタのインジオの写真。

ストリートで民族音楽を演奏するために、完全な衣装に身を包むこの人。顔はどこ?って感じの髪型も、キマッてます。