夏花の結末
湖のほとり、雪の上で眠るシーン
まずここ❗️何も説明がないので、かなり想像力が膨らむシーン。フゥランが『我不走了』(行かない)と言うんですが、シャォハンは『聽話』(言うこと聞くよ)と、とっても悲しそうな目で「ん?」と言って。。。
初めて観た時は『行く』ではなく『逝く』だと思ったので、シャォハンが彼女に辛い治療をさせるくらいなら、幸せな時に痛みを伴うことなく眠るように雪の中で逝かせてあげたい!という優しく強い気持ちで、1人ではないよ、と自分も逝く覚悟で眠ったけど1人だけ生きてしまった。。。
のだと思ったけれど。
しかもあのかすれた声やとっても悲しい目に惑わされてしまいましたが、最後にフゥランが出て来て抱き合って終わるシーンで???笑
幻聴?幻?でもそれなら、字幕の前で終わって良かったのに、字幕後にしっかり抱き合うって、何を言いたいのでしょう⁉️
元カノを亡くしているシャォハン
ガーベラの花言葉に託して
フゥランママの言葉
フゥランがママに、母としてだけではなく女性として自分の人生を生きて!と言った時に、あなたの病気が治ったらそうするわ。と言ってました。
もしフゥランが亡くなっていたとしたら、1年足らずで、女性として生きていくようなママではないはず。チャン君に再会して、あの時の話は有効ですか?と女性として恋愛が始まる感じを出すはずがありません。
先週 帰国したママ
1年後にチャン君に再会したフゥランママは、先週帰国したと言ってることから、治療は外国で行ったのかな。(劇中、治療した内容は描かれてないけど)ママはフゥランに付き添って1年の治療を無事に終えて、自宅に戻って来たのだと思います。もし娘を亡くして戻ってきたのなら、そのタイミングでチャン君に会っても、彼の画室に行った時のスカートを履いていることはないし、ずっと君を待っていたと笑顔のチャン君も居ないはずです。
シャォハンが戻っていた小洲村
フゥランが再発して3ヶ月連絡を断った時、シャォハンから彼女に別れようと言って、彼は小洲村の理髪店から荷物をまとめて引越しをします。
その時に偶然にもペイントしたシャツを発見して※彼女を失ってしまった辛さで肩を震わせて涙するシャォハン
でも、1年後に彼はそこにいた。フゥランママが戻って来たのは1年後。同じタイミングでシャォハンもまた小洲村の家に戻った、と最初は思いましたが、シャォハンはずっと小洲村のあの家でフゥランを待っていたと思います。あの湖のほとりの会話で、シャォハンが「言う事を聞くよ」と言って泣くシーン。辛い治療をシャォハンには見せたくないから1人で行くと決心するフゥラン。(劇中そのように説明はしてないけど)シャォハンには「私の事を待っていてくれる?」と聞いていますね。
シャォハンの飼ってる闘魚
湖のほとりで、もし私が戻らなかったら魚を飼って素敵な名前を付けてというフゥランに
2匹飼うよ、君が戻って来たら一緒に育てようとシャォハン
2匹の魚が水槽で泳いでいるということは、彼女を待っていて、これから2人で育てる予定でいるということです。
棗棗(ナツメ)
可愛い。この子も一緒に待っているのね
歯ブラシ
彼女が逝って、寂しくて思い出をそのままにしている?とも考えられるけど、私的には毎日使う実用的な小物なので、帰ってくる彼女のために準備していると考えるのが妥当だと思いました。
フゥランパパの絵画《ガーベラ》
随分昔に買ったこの絵が、フゥランパパの絵だと知って(パパが亡くなる前に購入したのかも)裏に書いてある文字を読んで「何のために」と呟いて涙ぐむシャォハン。ここ(私も皆さんからのメッセージを読んでわかった部分)は、フゥランが自分が持っていた本物のパパの絵と、シャォハンの壁にかかっていた絵をすり替えていたんですね。
それで、そのメッセージを見て、改めてフゥランの愛を感じて涙したのかしら。
裏に書かれていた言葉は
真の愛の最初の兆しは
男性の臆病さと
女性の大胆さ
これ、レ・ミゼラブルからとった恋愛格言で、フゥランはこの言葉をバイブルにして、ますます積極的にシャォハンを追って彼を振り向かせたんですね。
この絵のガーベラの花言葉は《困難を恐れず、自分が望む人生を追求する》です。そのメッセージもシャォハンの胸に強く響いたのでしょうね。
フゥランの治療とは
フゥランの場合、白血病を発症して2年間の化学療法をしましたが、2年後に再発します。その場合、次の治療は骨髄移植の可能性が大きいです。その時は、長い治療スパンではなく短期に強い治療をして、その後移植し2〜4ヶ月で退院。移植後の経過によっては長期間の入院になることもあると考えると、1年後にフゥランは戻って来たのだと考えるとつじつまが合います。
そして彼女を送り出す時に、確率的にも頑張れば絶対戻ってこれるという治療ではないし、移植後の拒否反応など化学療法以上に辛いものですから、それを知ってるシャォハンは身を削られるような辛い気持ちだったはずです。
夏花というタイトルから
このドラマのテーマは言うまでもなく《花》
シャォハンはガーデナーを職とし、随所に曇花やガーベラが出て来ますよね。
その花言葉に大きな意味があります。
《曇花》〜サボテンの一種で、夜中に美しい花をつけることから日本名では月下美人と呼ばれてます。夜にしか咲かない。なので、希少価値があり、寝ずに開花を確認する花オタクがいるようなので、劇中で花が咲くということは特別な意味が込められているのだと思います。花言葉は、儚い恋・秘めた情熱・快楽・艶やかな美人。
《ガーベラ》希望・常に前進・辛抱強さ
シャォハンの声
雪の上、この時のかすれた声は何ですか?笑
フゥランの声はハッキリ聞こえるのに、シャォハンの声は時代劇で自害する人が薬でも飲んだようなしわがれた声。悲しさのあまりそうなったの?それで、えっ?死んじゃうの?と惑わされてしまいましたよね〜でも、彼女を失うかもしれないという悲しさと恐怖から、あんなしわがれた声の泣き方になったのでしょうか。
曇花(月下美人)が咲いた
繰り返しになりますが(笑)ここ重要なんです。以前、曇花が咲いたら一緒に居る、咲かなければもうあなたに会わない、という賭けをしました。あの夜はフゥランが寝てしまったけど、実は咲いていたんでしたね。それでその後ラブラブな恋人時代を過ごします。
で、1年後のこの日も咲きました。
だからこの時の涙のは、花が咲いて彼女は戻ってくる!そんな感動の涙‼️なんだと思いたい❣️
もし悲しい涙なら、もっと激しく泣く気がするもの。。。いや、これが精一杯の悲しさを表現しているのか。。。⁉️
ドラマの前半は何でも知っているシャォハンで、フゥランの行動は全てお見通しだったり、シャォハンの想いを回収したり、また誤解を招くようなすれ違いもなく、元カノとの経緯も事前に話していたり、命日よりフゥランを優先していたり、とにかくスッキリするシーンが満載でした。
しかし‼️後半は説明不足で、ふんわりし過ぎて思考が止まることしばしば。結末に至っては、想像力の限界です(笑
もう少し、ヒントを散りばめて、いや、一つでもいいのでどこかに隠しておいてくれたら、スッキリしたんですけどね。
花の咲き方とその美しさから、美人薄弱とも言われる曇花がテーマだとすると、不治の病ですから、もしかするとその後の余命は10年か20年人より短いかもしれません。それでも2人なら一生分の愛を注いで悔いのない人生を送るでしょう。
ちなみに私の友人の娘さんは、再発して骨髄移植をして、その後20年。今もなお元気に暮らしています。
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。。。が、しかし‼️ここに来てJerryさんの一言が私を悶々とさせてます
雑誌のインタビューでJerryさんが話していた内容の中に、撮影では泣くのが特に嫌だったと。監督さんと泣き方の見解が合わないときがあったようで(不細工に泣かないでほしいと言われ)その時の話しを《私が今やっている役割は、かつては愛する女性がいたが、今は彼女を失って誰が喜ぶ
だろうか。申し訳ありませんが、アイドルではない》と話していて、泣きのシーンは数々あるけど「彼女を失って」とは、別れた時なのか?亡くなってしまった時なのか?
後から思ったのは、
「私行かないかな、どうしようか」
「行かないわ」とフゥラン
「言う事聞いて」
「君をずっと待ってる」
咽び泣くシャォハン
そして、彼女を失うかもしれない恐怖と悲しみで声にならないほど泣くシーン
でも確かに、当時の撮影で(カットされてますが)1番大泣きしてるシーンはこれ。⤵️ 確かに不細工です(笑
最初無理に笑って
笑ってるような泣き方、ちょっと怖い
ここまで泣くなんて、彼女を亡くしたと考えるのが普通なのかな?
でもね、WE TVのドラマの概要にはこのように書かれています。
The series is about the patient, He Ran, learning about life, romanceand personal growth
in the last stage of her life, and how after shecoincidentally met the excellent horticulturist, Xiao Han, who had arough life and almost
lost all his confidence, they have found the most important missing part of their lives in each other. They regainthe confidence and
hope in life, and eventually be happy forever
このシリーズは、患者の ハーランが人生とロマンスについて学ぶことを描いています。
彼女の人生の最後の段階での個人的な成長、そして彼女がその後どのように成長したか。
偶然、優秀な園芸家、シャオ・ハンに出会いました。荒れた生活を送り、彼の自信をほとんど失いかけたが、彼らはお互いの生活の最も重要な欠けている部分. 彼らは取り戻す。人生の自信と希望、そして最終的には永遠に幸せになる。
色々なシーンから検証して来ましたが、結局 何冉(フゥラン)は辛い治療の末シャォハンの元に戻ってきた❗️と、解釈します。
どうしましょう。ますます抜け出せません。
皆さんはどう思いますか?
是非コメントください。メッセージでも良いです
待ってまーす❣️
🔸2024/4 追記🔸
コメントを頂いて、改めて考えてみました(笑)
結局、ラストシーンがどういう意味なのか。そこに尽きると思うのですが。。。ラストの何冉(ホーラン)は、洋服も同じで髪型も同じ。シャォハンの心の中に生きているホーランなんですね。でも、現実的に考えた時に、ここがポイントなんですが、ホーランのママがアメリカから戻ってきたのは、彼女の治療が成功しひと段落ついてほっとして一時帰国したからであって、決して亡くなったからではないように見えました。そんな母親の表情をしていたと思うのです。娘を亡くした直後に自分の恋に目を向ける母親はいません。
だから、ラストのシャォハンが心の中のホーランが見えたのは、もうすぐ彼の元に戻ってくる予感、希望を表しているのだと確信しました
さて、皆さんは?笑