3人目の師匠は、2005年のNo.1ソムリエ、Luisito Perazzo(ルイジート・ペラッツォ)!
ルイジートは、レストラン『Dolce Vita(ドルチェ・ヴィータ)』のプリモ・ソムリエでした。私はその系列店『Osteria dei binari(オステリア・デイ・ビナーリ)』でソムリエをすることになり、ルイジートが必要なときは、『ドルチェ・ヴィータ』で彼のコミとして働いていました。このころやっと、私も本格的にソムリエとして、ひとりでワインをサービスすることができるようになってきました。それでも、いろいろと学んできたなかで、ワインやサービスで疑問に思ったことや、ずっと聞けなかった不明点がまだまだたくさんあったのですが、それを、ルイジートと仕事をすることで、一気に解決することができたのです! 私の山のような質問攻めにも嫌な顔ひとつせず、すべて丁寧に答えてくれた先生・ルイジート。私は、マエストロのおかげで様々な疑問の穴をどんどん埋めていくことができたのでした。
実際いっしょにサービスをしながら、このオレンジ・ワインはデカンターが必要とか、この料理はこうだから、このワインが合う、ブショネでないワインをお客様が「変えてくれ」と言ったときどう対応するか、など、仕事をしながら実地で説明があるというのは、とても明快でした。彼は水のソムリエでもあり、蒸留酒やビールにも詳しく、まさにオールマイティ・ソムリエ。たまに、サービスを終えた後、珍しいビールやシャンパーニュを開けて、それを飲みながら追加のレッスンをしてくれたり。私にとっては、とても有意義な出会いでした。
4人目、2006年のNo.1ソムリエ、Michele Garbuio(ミケーレ・ガルブイオ)
私がExcelsior Eat’s Milano(エクセルシオール・イーツ・ミラノ)のエノテカで働いていたとき、ミケーレは、レストランのホールの責任者としてやってきました。エノテカとレストランは同じフロアにあり、レストランが受ける注文のワインは、私たちのエノテカから出していた関係もあり、意見交換をしたりしていました。こちらが、私が店長をしていたときのワイン・リスト。立ち上げのリストをつくるのはかなり大変でした。
ここまでがイタリアNo.1ソムリエたちです。
そして、5人目がRoberto Bisio(ロベルト・ビジオ)。ロベルトについては、次回に! Satute!(サルーテ!)乾杯!
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