私が自分でカラーリングするようになったのは、つい最近です。イタリアでは少し白髪があっても、みんな気にしないでカッコよくナチュラル・グレーでいる人が多いので、私もまあいいか、とそのままにしていました。でも、仕事がら、髪をアップにすることが多いので、やはり白髪がやたらと目立つな、とだんだん気になってきました。そこで、白髪になる前からヘナが好きで、30年以上自分でカラーリングしているという、友人Mに教わることにしました。「今度、ヘナをするとき家に来て、ひととおり見るといいわよ」と言われ、さっそくヘナを準備するところから参加してメモを取ってきました。それが、去年のロックダウン直前!

年季が入っているだけあって、道具もヘナもセレクトされていて無駄がなく、使いやすいものがビシッとそろっていますが、私はできるだけお金を使わずに、新たに道具をかわないで済むように、いろいろなサイトも参考にしてみました。道具をそろえてしまった後、1度やったら、自分で染めるのが性に合わないとか、面倒で嫌だと思う可能性もあるので、お金の無駄になる可能性もありということで、家にあるもので代用できるものは、そちらを使ってみました。私は幸い、ヘナは面白くて楽しめたので続いていますが、お客様のなかには、面倒で合わなかったと言う方も多数。

左上から右まわりに。いらなくなった白シャツがたくさんあるので、ヘナを塗った後、ターバンのようにアタマに2枚巻きつけて、温度キープ(毛糸のキャップを持っている人はそれでOK!)。プラスティックは化学反応を起こすらしいので、アルミのボールがいいとMの注意。使い古し歯ブラシを専用刷毛の代わりに。ヘナ混ぜ用に使い古し割りばし。先の細い柄のついた櫛。シャンプーハット。サランラップはシャンプーハットをかぶせた後、アタマに空気が入らないように巻いて。水約1杯(余ったら、ハーブティーに使用。Mはカモミールティーなどを混ぜるときもあるとか)。レモン汁約大8。ヘナ・インディゴ・黒。ヘナ・栗色€8,50。ゴム手袋大きめ(取りやすくて、はめやすい)。使い古しタオル(顔についたりしたヘナを拭く)。そのなかから、これだけキッチンへ。ほかのものは、バスルームへ(↓)

こちらは、オプション(↓)

オリーブオイルと蜜蝋にレモン・エッセンスを加えたもの。近所の市場で生産者から買います。私は普通、髪のワックスとして使いますが、ヘア・カラー前に事前にはえぎわや耳に塗っておくと、色がつきません。ヘナは皮膚に色を残さないので、後で流すときに色はとにかく落ちますが、塗っておくとより便利。

まず、レモン汁を入れて、混ぜてアクティヴに (けっこう入れますので、ご心配なく)。私は生え際だけ使うので、髪は長いですが少なめ。栗色用ヘナ約大6+インディゴ約大1、レモン汁約大8。私はリンゴ酢を使っていましたが、独特の抹茶香が倍増するので、嫌な人はレモン汁にするといいとMのアドバイス。確かに、ヘナは抹茶のようなかなり強い香りがします。私はお茶好きなので好きですが、これが10日間も続くとさすがに、もう私のヘアから匂わないで!とお茶好きの私でさえ思い始めます(笑)。レモンはこれに比べるとかなり香り無し。

ここで、沸騰したお湯を少しずつ加えて行き、適した硬さにしていきます。私は柔らかめに。ヘナは髪が濡れていてもいなくてもいいのですが、クリーンであるこことが条件です。なので、私はヘナの前に、シャワーを浴びてシャンプーだけして濡れた状態でヘナを塗ります。汚れが少ないし、シャワーノズルがあるので、ヘアはキッチンの流しで洗い流します。髪が清潔な状態で乾いていれば、もっと湯を加えて柔らかめでいいかもしれません。どこでヘナを流すかにもよりますが、Mは乾いた状態でヘナをして、シャワールームで流すついでに掃除もするとのこと。ヘナはとにかく塗っている間に硬くなっていくので、冬なら柔らかめのほうがいいと思います。染める前です(↓)

私の髪質はイタリア語で言うとリッチ(天然パーマ)です。私の髪は、反射すると赤いので、栗色のヘナがちょうどいいです。ヘナ2日後(↓)

夕方で光の具合がいまいちで写真ではよくわからないのですが、今回は、インディゴのヘナがほぼなくて大1弱だったので、あまり黒々とはしていません。

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私はブログを立ち上げる前、ミラノのストリートファッションで毎日ひとりその日のいちばん素敵なミラネーゼをノミネートして、ちょっと変わっていますが、「ワインとファッションのいま」をリンクしていこうと思っていました。が、すぐに立ち上げなけらばならないと言う状況と、コロナでいまの制限されたブログとなりました。でも、まだまだプロジェクトは更新中です!

昨日、メトロで私も欲しい柄パンを履いている人発見! キノコ柄素敵!私はこのキノコ柄のふんわりスカートかスプリング・コートが欲しい! フィンフェルリもある♥。

これも、メトロで。じつは私、木漏れ日マニア。素敵な木漏れ日があると、わざわざそこに行ってしばしボーっと木漏れ日を楽しむ(子どもみたいですが・・・)。しかし、やられました。このタトゥー! 信じられます? 私の前に、このイタリア人の刺青! 目を疑いました。

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